評価:★★★★★ 5.0
ご紹介するのは女性ボーカル「ヘレン・メリル」。
スモーキーボイスとは、この人のためにある言葉です。
人呼んで「ニューヨークのため息」オシャレでセクシーで切ない。
女性が男性にアプローチしようという夜に、流れていたら良いムードになれるのではないかと・・・・・
ヘレン・メリル
ヘレン・メリル(Helen Merrill、1930年7月21日 - )は、アメリカ合衆国の女性ジャズ歌手。本名はイェレナ・アナ・ミルチェティッチ(Jelena Ana Milčetić)。その歌声は、しばしば「ニューヨークのため息」と評される。
ニューヨーク生まれ。両親はクロアチア人移民だった。14歳でブロンクス区のジャズクラブで歌うようになり、1946年から1947年にかけて、レジー・チャイルズ・オーケストラ(Reggie Childs Orchestra)というビッグバンドの一員として活動。1948年、クラリネット奏者のアーロン・サクスと結婚するが、1956年に離婚。2人の長男アラン・メリルは、後に元ザ・テンプターズの大口広司と共にウォッカ・コリンズで活動したシンガー・ソングライター、ギタリスト。
1954年12月22日から24日にかけて、初のリーダー・アルバム『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』を録音。1956年に早世するトランペット奏者のクリフォード・ブラウンが全面参加し、クインシー・ジョーンズが編曲を担当。(wikipediaより引用)
感情を抑えたクールなささやき声は、抑制された低音部の煙るような歌となって、聞くものの心を人恋しい思いで満たします。
ノラジョーンズの声が好きな人や、シャーデーのジャージーな歌が好きな人なら、気に入ってもらえると思います。
CD【ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン】曲目
1. ドント・エクスプレイン
2. ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
3. ホワッツ・ニュー
4. 恋に恋して
5. イエスタデイズ
6. ボーン・トゥ・ビー・ブルー
7. スワンダフル
バックを固めるのも、
トランペット:クリフォード・ブラウン
ピアノ:ギル・エバンス
編曲がマイケル・ジャクソンのプロデュースで有名になる、
若き日のクインシ−・ジョーンズという豪華なもの。
この名盤の誉れ高い作品の中から、おすすめする一曲目は「ホワッツ・ニュー」
「ホワッツ・ニュー」
そして何と言っても「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」。
この曲は、何度聞いても胸の奥でかすかな甘い痛みを呼び覚まします。
女性側からアプローチをするに相応しい、大人の女の秘めた思いを聞くうちに、知らぬまに彼氏の頬を涙がぬらしていることでしょう。
「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」
You’d Be So Nice To Come Home To
You’d be so nice to come home to(あなたが待つ家に帰れたら幸せ)
You’d be so nice by the fire(あなたと一緒に暖炉のそばにいれたら幸せ)
While the breeze on high sang a lullaby(そよ風が子守唄を歌うように)
You’d be all that I could desire(あなたがいてくれたら、それが私の望むすべて)
Under stars chilled by the winter(星空の下凍てつく冬空の下でも)
Under an August moon burnin’ above(八月の燃える月空の下でも)
You’d be so nice, you’d be paradise(あなたがいてくれれば幸せ、あなたがいれば楽園)
To come home to and love(あなたが待つ家とあなたの愛さえあれば)
この歌を聴いてあなたを好きにならない男なら、いますぐ殴ってしまいなさい。
名曲「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」
下の動画でさまざまな歌手が歌っています。どうぞ・・・・・
ジャズは自由な歌い回しが楽しいと思います。よろしければジャズもお聞き下さい
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ラベル:ヘレン・メリル クリフォード・ブラウン