2021年10月02日

古典映画『イヴの総て』1950年・女優バトル映画!再現ストーリー/詳しいあらすじ解説・ネタバレ・ラスト・受賞歴・評価

映画『イヴの総て』あらすじ・ネタバレ 編

原題 All About Eve
製作国 アメリカ
製作年 1950年
上映時間 138分
監督 ジョセフ・L・マンキーウィッツ
脚色 ジョセフ・L・マンキーウィッツ


評価:★★★★  4.0




ブロードウェイ演劇界の裏側を描き、アカデミー賞で作品賞をはじめとする6部門で受賞し、カンヌ国際映画祭でも審査員特別賞と女優賞を受賞した作品。

監督と脚本を務めたのジョセフ・L・マンキーウィッツは、前年の『三人の妻への手紙』でも監督と脚本を務め、2年連続で4つのアカデミー賞を獲得するという前人未到の記録を打ちたて、それは未だに破られていない。

映画はモノクロの旧い作品ながら、今見ても、往年の大女優ベティー・ディビスの迫力ある演技と、女性達の秘められた戦いを描き力が有る。
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<目次>
映画『イヴの総て』詳しいあらすじ
映画『イヴの総て』予告・出演者
映画『イヴの総て』感想
映画『イヴの総て』ネタバレ
映画『イヴの総て』ラスト

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映画『イヴの総て』あらすじ


EVE_1.pngブロードウェイ演劇界の権威あるセイラ・シドンス賞の授賞式。
女優賞受賞者のイヴ・ハリントン(アン・バクスター)の名が呼ばれる。
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会場の一席には、名女優マーゴ・チャニング(ベティ・デイビス)とその恋人の演出家ビル・サンプソン(ゲイリー・メリル)、マーゴの親友であるカレン・リチャーズ(セレステ・ホルム)と、その夫でマーゴの劇作家のロイド・リチャーズ(ヒュー・マーロウ)がいた。
そのテーブルの横には、演劇評論家のアディソン・デウィット(ジョージ・サンダース)もおり、いつもの皮肉な顔を見せていた。
満場の来賓から拍手が起きたが、マーゴは冷ややかな眼差しで、その手を動かすことは無かった。
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時は遡り、イヴとマーゴが出会った晩に戻る。
マーゴは40歳、ブロードウェイで最も高い評価を受けている女優だった。その楽屋にカレンが、毎晩見かけているイヴを連れてきた。彼女がマーゴの舞台を全て見ているほど熱烈なファンだと知って会わせる事にしたのだ。
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マーゴは 『森の老婆』公演後、劇作家ロイドとメイドのバーディー(セルマリッター)と、いつものように率直な言葉を連発していた。
イヴと挨拶を交わしたマーゴは、彼女が貧しい家庭であ育ち、結婚したが第二次世界大戦中に南太平洋で夫が戦死したという身の上話をすると、同情的になってもっと話そうと誘った。
そこにマーゴの恋人で演出家のビルが、ハリウッドに向かうため現れ、マーゴとイヴは彼を空港に送り、その登場の際イヴはそつのない気配りを見せた。
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マーゴはすぐにイヴを気に入り、彼女をアシスタントとして雇う事に決めると、整理整頓や仕事の手配、郵便物の管理など、完璧な処理能力を見せた。またある日はイヴがマーゴの舞台衣装を自らあてて、鏡で確かめているところを目撃しマーゴは微笑んだ。
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そんなある晩、ハリウッドにいるビルへの電話を、イヴが黙って申し込んでいた。その日はビルの誕生日でマーゴは忘れていたのだ。しかも、イヴはトムに日々手紙を書きトムの誕生日パーティーの手配まで世話を焼いているという。
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翌日イヴに電話の件を問い質すと、イヴはうっかり伝えるのを忘れたと言い訳したが、プライベートまで侵食するようなイヴの行動に、マーゴは違和感を覚えた。
メイドのバーディーは、そんなイヴがいつもマーゴのまねばかりしていて胡散臭く感じると、マーゴに漏らした。
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そして、トムの誕生日パーティーの夜、その日はトムがハリウッドから帰ってくる夜でもあったが、マーゴに会うより先にトムはイヴと話し込み、それを知ったマーゴはトムを責めた。
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トムは、イヴが君が化粧中だというから待っていたと答えたが、マーゴは若いイヴとトムの中を嫉妬し、40歳になる自分より、若いイヴの方に惹かれているといら立ちを隠さなかった。
その苛立ちは、パーティーに来た親友のカレンと、その夫の劇作家ロイド、そしてプロデユーサーのマックスにも向けられた。
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その態度を責めるカレンが今晩のパーティーは凄いことになりそうねとイヤミを言う。
マーゴは「シートベルトを締めて。今夜は揺れるわよ。」と宣言した。

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【意訳】シートベルトを締めて。今夜は揺れるわよ。

その晩、イヴはカレンと話し、夫の劇で主演マーゴの代役をもらえるよう口添えを頼んだ。
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一方のマーゴは一晩こいびとビルと険悪なままで、その原因であるイヴをプロデユーサーのマックス・ファビアンに雇わせた。
演劇評論家のアディソン・デウィット(ジョージ・サンダース)も顔を見せ、新人女優の売り込みに手を貸していた。
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パーティーが終わった時には、仲直りしようというビルの声にも耳を貸さず、マーゴはその周囲の人間を全て怒らせる始末だった。

ある日、マーゴはプロデユーサーのマックスと約束していた、新人女優のオーディションに2時間遅れで顔を出した。
すると、評論家のアディソンが、マーゴに向かい、君の代役を務めたイヴの演技は素晴らしかったと絶賛した。
何も知らされていなかったマーゴは、怒りを押し隠してオーディション会場へ入ると、そこに居たビル、ロイド、マックスに向かい、毒を吐いた。
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劇作家のロイドは怒り、会場を後にした。
残ったビルはマーゴに、イヴへの妄想で俺と自分を傷つけるなと言い、愛している結婚しようと語りかけた。
しかし、マーゴは首を縦に振らず、ビルはもう終わりだと言い捨てて去った。
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劇作家のロイドは家に帰ると、妻のカレンにマーゴへの怒りをぶち撒けた。
カレンはそれを聞き、週末のドライヴ旅行でマーゴを懲らしめるアイデアを思いつき、イヴに電話を掛けた。
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週末旅行の帰り、マーゴの公演が迫る中、突然車のガソリンが空になり、車が立ち往生した。それはカレンが、マーゴの代わりにイヴを舞台に立たせようとした、計略だったのだ。

停車した車中で、マーゴはカレンに謝り、ビルとの破局を語った。年下の彼がいつか自分を捨てるのとはないかと心配で、彼と上手くいかないと言い、結局どれほど女優として優れていても、女の幸せは隣に愛する男性がいてくれることだと語った。
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と、カレンはそんなマーゴに同情を見せ、自分の企みを後悔した。

事前に連絡を受けていたイヴは、ニューヨーク中の評論家を呼び寄せており、マーゴの代わりの演技は絶賛を受けた。
その夜の公演の後、楽屋でイヴはマーゴの恋人ビルを誘惑しようとするが、ビルはイヴの正体を悟り彼女を拒否し楽屋を去った。
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残されたイヴはカツラを化粧台に叩きつけた。
そこに現れたのは評論家アディソンで、彼はイヴの生い立ちを含め、様々に取材していった。

翌朝カレンは評論家アディソンの論評を読むと、そこにはイヴのような新しい才能に道を譲らないマーゴを暗に批判する記事だった。
その記事を見てカレンはイヴの本性を知り、同時に自分の悪戯が親友マーゴを傷付けたと知って、マーゴの下へ走った。
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マーゴは、記事を読み、怒りに震えた。そこに心配したビルが駆け込んで来ると、マーゴはその胸で涙を流した。
マーゴとビルの様子を見て、カレンは私は邪魔ねと帰って行った。

カレンが家に帰ると、まさにイヴが帰ったところだと、夫ロイドが言った。カレンが怒りを見せると、夫はイヴが新聞記事の件を謝ったと肩を持ち、更には新作の劇にイヴを起用したいと言い、ますますカレンを怒らせた。
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そこに、マーゴから電話が入り、ディナーを共に取ることになった。

レストランに来たカレンとロイド夫妻に、マーゴとビルは二人の結婚を報告した。マーゴは晴れ晴れとした表情を見せ、イヴが結婚の後押しをしてくれたと皮肉に笑った。
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その時、評論家アディソンとレストランに来ていたイヴが、カレンを呼び出した。
カレンは、マーゴやビルに、イヴの言い訳を聞いてみたいと言われ、渋々会いに行った。

最初イヴは塩らしくしていたが、カレンが取り合わないと見ると、マーゴの代役が何故得られたかを暴露すると脅した。
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言われたくなければロイドの新作劇の主役を自分にしろと迫った。

浮かない顔で、テーブルに戻ったカレンに対し、幸福に満ちたマーゴは、ロイドの新作の主演は人妻の役ではないから、辞退すると言った。
思いがけない成り行きに、カレンは笑い続け、マーゴたちは不思議そうに見つめた。
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イヴはロイドの新作の舞台の主役となった。リハーサルの稽古が日々行われ、カレンとマーゴは顔も出さなかったが、ある晩ロイドの下にイヴの隣人だという者から電話があり、イヴの具合が悪いと言う。
それを聞いたロイドは、夜間にもかかわらずイヴの家に向かうと言う。
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そんな夫を、カレンは不安な表情で見つめた。
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映画『イヴの総て』予告

映画『イヴの総て』出演者

マーゴ・チャニング(ベティ・デイヴィス)/イヴ・ハリントン(アン・バクスター)/アディソン・ドゥイット(ジョージ・サンダース)/ビル・サンプソン(ゲイリー・メリル)/カレン・リチャーズ(セレステ・ホルム)/ロイド・リチャーズ(ヒュー・マーロウ)/マックス・フェビアン(グレゴリー・ラトフ)/バーディ(セルマ・リッター)/カズウェル(マリリン・モンロー)フィービー(バーバラ・ベイツ))
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映画『イヴの総て』解説

受賞歴・評価紹介

この映画は、1942年当時アカデミー賞他多くの賞に輝きました。
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<受賞歴>
第14回アカデミー賞
最優秀作品賞/最優秀監督賞(ジョセフ・L・マンキーウィッツ)/助演男優賞(ジョージ・サンダース)/最優秀脚本賞(ジョセフ・L・マンキーウィッツ)/最優秀衣装デザイン(白黒部門)/最優秀録音賞
英国アカデミー賞 最優秀映画賞
カンヌ映画祭 特別審査員賞/最優秀女優賞(ベティ・デイビス)
全米監督協会賞 映画の卓越した監督業績賞(ジョセフ・L・マンキーウィッツ)
ゴールデングローブ賞 最優秀脚本賞
キネマ旬報 最優秀外国語映画第1位
ニューヨーク映画批評家協会賞 最優秀映画賞/最優秀監督賞(ジョセフ・L・マンキーウィッツ)/最優秀女優賞(ベティ・デイビス)
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『イヴの総て』はアカデミー賞で、それまでの最多ノミネート作品である『風と共に去りぬ』の13部門を越え、14部門ノミネートの新記録を達成しました。
ちなみに、14部門ノミネートは2017年『ラ・ラ・ランド』1997年の『タイタニック』に並ばれていますが、未だにトップタイです。
関連レビュー:1997年オスカー受賞作
『タイタニック』
世界一の興行収入記録を打ち建てた大ヒット作
レオナルド・デカプリオとケイト・ウィンスレットの恋愛劇

アメリカ映画:関連レビュー:2016年オスカー受賞作
『ラ・ラ・ランド』
デイミアン・チャゼル監督のアカデミー賞6冠作品
極上のミュージカル・エンターテインメント! !

最終的に『イヴの総て』は6冠に輝いていますが、主演女優賞にベティ・デイヴィス、アン・バクスター、助演女優賞にセレステ・ホルム、セルマ・リッターの候補者を出しながら、結局票が割れ受賞に至らなかったと言われています。
いろいろドラマを生むアカデミー賞です。ご興味があれば下のレビューをご覧下さい。
関連レビュー:オスカー受賞一覧
『アカデミー賞・歴代受賞年表』
栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞
授賞式の動画と作品解説のリンクがあります。
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また、この映画は古典作品として数々の映画ランキングに登場しています。
<映画ランキング>
AFI(アメリカ映画協会)編纂:映画100年シリーズ
AFIの100年... 100本の映画・16位
AFIの100年... 100人のヒーローと悪役・悪役部門23位イブ・ハリントン
AFIの100年... 100本の映画のセリフ・9位「シートベルトを締めて。今夜は揺れるわよ。」
AFIの100年... 100本の映画(10周年記念版)・28位

その他ランキング
米サイト「Vulture(バルチャー) 」選出『史上最高の映画エンデイング・ベスト101』・28位
雑誌「ビジネス・インサイダー」誌発表『批評家による映画オールタイム・ベスト50』・20位
雑誌「エンパイア発表」『史上最高の映画500本』・347位
雑誌「エンターテインメント・ウィークリー」発表『映画オールタイム・ベスト100』・86位
雑誌「ハリウッドレポーター誌」発表『ハリウッド映画人の好きな映画ベスト100』・52位
雑誌「Time Out」発表『俳優が選んだ史上最高の映画ベスト100』・33位
◎いろいろな『映画ベスト100』紹介
世界各国で選ばれた『映画ランキング』のリストを紹介!!!
映画界、映画ファン、映画評論家など、選定方法もさまざま!
日本映画も各リストでランクイン!

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以下の文章には

映画『イヴの総て』ネタバレ

があります。
(あらすじから)
そしてついに、新作劇の開演の日、イヴはアディソンと2人話していた。
イヴが、劇作家のロイドと結婚するつもりだと言うと、アディソンは無理だ、お前は俺と結婚するのだと断言した。
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反発するイヴの顔をひっぱたき、彼女の過去を全て調べていたディクソンは、イヴが自分の素性を偽装しており、地元に居られなくなったのも、上司と不倫関係を持ち追い出されたからだという事実を突きつけた。
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イヴは観念したように泣き出した。

そして、場面はセイラ・シドンス賞表彰式に戻る。
ロイドの新作劇で高い評価を得て、女優賞に輝いたイヴ。
しおらしげに受賞スピーチをすると、これからハリウッドに行くが、ブロードウェイに戻ってくると言って締めくくった。
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式が終了した後、イヴは、ビル、カレン、ロイドと挨拶するが、お義理の冷たい対応に会う。
【意訳】これを君に捧げる。私を支えてくれた君へ。/マックス:来いよ。私はホストだからすぐ帰って、酒の準備をしなくちゃ。/カレン:おめでとうイヴ。/イヴ:ありがとうカレン。/ゲスト:おめでとう。/イヴ:感謝します。/マーゴ:良いスピーチだったわイヴ。でも私はあなたの心の心配はしない。いつもこの賞をその心に置きなさい。

マーゴの言葉にイヴは傷ついた顔で、夫となったディクソンに、受賞パーティーには出ないと告げた。
疲れた足取りで、ホテルに着いたイヴが、部屋の電気を灯すと、そこに一人の娘がいたー
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映画『イヴの総て』結末

部屋の掃除の隙に入り込んだと語る、その高校生はイヴの熱烈なファンだった。
夜遅い時間となっており、泊まっていけと言うイヴは、酔ってまどろみ始めた。
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そこにディクソンが現れ、イヴの忘れていったトロフィーを置いて去った。
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少女は、脱いであった、イヴのイヴニングドレスを身にまとうと、トロフィーを持ち頬を上気させながら、鏡の前に立った。 
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posted by ヒラヒ at 17:00| Comment(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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