2021年04月04日

アメリカ映画界選定!『史上最高のアメリカ映画100本(10周年記念版)』2008年発表/AFIアメリカ映画『100年100本』シリーズ!

AFI選定『史上最高のアメリカ映画100本(10周年記念版)』がコレだ!!!

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<目次>
『史上最高のアメリカ映画100本(10周年記念版)』リスト
『史上最高のアメリカ映画100本(10周年記念版)』感想

100_10at.pngAFIというアメリカ政府公認の「映画芸術の遺産を保護し前進させること」を目的とした機関があります。
その組織の概要は下の記事で書かせて頂きました。
関連レビュー:AFIってナニ?
『アメリカ映画ベスト100』
アメリカ映画界が選んだアメリカ映画のベスト100!!!
AFI『100年100本』シリーズの第一弾

そんな「AFI=アメリカン・フィルム・インスティチュート」が、アメリカ映画誕生から100周年の記念事業として、1998年から『100年100本』と題する映画ランキングの編纂を始めます。
今回紹介するのは、AFIが取り組んだこの事業の、1998年に発表した『アメリカ映画ベスト100』を、10年を記念して再び集計し発表したものです。
10年たって、どの程度順位に変更が出るのかという疑問もありますが・・・・・・

驚くべき事に、20本以上もランクに無かった映画が入っているのです!

必然的に、98年に選ばれた映画が同数ランク外へと消えています。10年恐るべし・・・・・

この企画はテレビの特別番組AFIの100年…100本の映画–10周年記念版はもともとCBSで2007年6月20日に放映されました

それでは、早速AFIの『史上最高のアメリカ映画100本(10周年記念版)』のリストをご紹介。
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AFI選定『史上最高のアメリカ映画100本(10周年記念版)』リスト

当ブログで紹介した映画にはリンクを貼っています。
映画リストに合わせてBGM『E.T.』のテーマはいかが?
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1. 市民ケーン(1941)
2. ゴッドファーザー(1972)
3. カサブランカ(1942)
4. レイジング・ブル(1980)
5. 雨に唄えば(1952)
6. 風と共に去りぬ(1939)
7. アラビアのロレンス(1962)
8. シンドラーのリスト(1993)
9. めまい(1958)
10. オズの魔法使(1939)
11. 街の灯(1931)
12. 捜索者(1956)
13. スター・ウォーズ(1977)
14. サイコ(1960)
15. 2001年宇宙の旅(1968)
16. サンセット大通り(1950)
17. 卒業(1967)
18. キートンの大列車追跡(1926)
19. 波止場(1954)
20. 素晴らしき哉、人生!(1946)
21. チャイナタウン(1974)
22. お熱いのがお好き(1959)
23. 怒りの葡萄(1940)
24. E.T.(1982)
25. アラバマ物語(1962)
26. スミス都へ行く(1939)
27. 真昼の決闘(1952)
28. イヴの総て(1950)
29. 深夜の告白(1944)
30. 地獄の黙示録(1979)
31. マルタの鷹(1941)
32. ゴッドファーザー PART II(1974)
33. カッコーの巣の上で(1975)
34. 白雪姫(1937)
35. アニー・ホール(1977)
36. 戦場にかける橋(1957)
37. 我等の生涯の最良の年(1946)
38. 黄金(1948)
39. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964)
40. サウンド・オブ・ミュージック(1965)
41. キングコング(1933)
42. 俺たちに明日はない(1967)
43. 真夜中のカーボーイ(1969)
44. フィラデルフィア物語(1940)
45. シェーン(1953)
46. 或る夜の出来事(1934)
47. 欲望という名の電車(1951)
48. 裏窓(1954)
49. イントレランス(1916)
50. ロード・オブ・ザ・リング(2001)
51. ウエスト・サイド物語(1961)
52. タクシードライバー(1976)
53. ディア・ハンター(1978)
54. M★A★S★H マッシュ(1970)
55. 北北西に進路を取れ(1959)
56. ジョーズ(1975)
57. ロッキー(1976)
58. 黄金狂時代(1925)
59. ナッシュビル(1975)
60. 我輩はカモである(1933)
61. サリヴァンの旅(1941)
62. アメリカン・グラフィティ(1973)
63. キャバレー(1972)
64. ネットワーク(1976)
65. アフリカの女王(1951)
66. レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981)
67. バージニア・ウルフなんかこわくない(1966)
68. 許されざる者(1992)
69. トッツィー(1982)
70. 時計じかけのオレンジ(1971)
71. プライベート・ライアン(1998)
72. ショーシャンクの空に(1994)
73. 明日に向って撃て!(1969)
74. 羊たちの沈黙(1991)
75. 夜の大捜査線(1967)
76. フォレスト・ガンプ/一期一会(1994)
77. 大統領の陰謀(1976)
78. モダン・タイムス(1936)
79. ワイルドバンチ(1969)
80. アパートの鍵貸します(1960)
81. スパルタカス(1960)
82. サンライズ(1927)
83. タイタニック(1997)
84. イージー・ライダー(1969)
85. オペラは踊る(1935)
86. プラトーン(1986)
87. 十二人の怒れる男(1957)
88. 赤ちゃん教育(1938)
89. シックス・センス(1999)
90. 有頂天時代(1936)
91. ソフィーの選択(1982)
92. グッドフェローズ(1990)
93. フレンチ・コネクション(1971)
94. パルプ・フィクション(1994)
95. ラスト・ショー(1971)
96. ドゥ・ザ・ライト・シング(1989)
97. ブレードランナー(1982)
98. ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ(1942)
99. トイ・ストーリー(1995)
100. ベン・ハー(1959)

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AFI『史上最高のアメリカ映画100本(10周年記念版)』リストの感想


AFI『史上最高のアメリカ映画100本(10周年記念版)』はいかがだったでしょうか?

個人的には、大幅に入れ替わっている事に衝撃を受けました。
実に100本の中の23本が入れ替わっていて、なんと約25%も10年前に選ばれた映画が消滅しているのです・・・・・・

記憶にとどめるため、その喪われた映画をここに記し、黙とうを捧げたいと思います・・・・・
1998年のベスト100から消えた映画23本
アマデウス (1984)
ジャイアンツ (1956)
ジャズ・シンガー (1927)
ダンス・ウィズ・ウルブズ (1990)
ドクトル・ジバゴ (1965)
パットン大戦車軍団 (1970)
ファーゴ (1996)
ファンタジア (1940)
フランケンシュタイン (1931)
マイ・フェア・レディ (1964)
影なき狙撃者 (1962)
駅馬車 (1939)
招かれざる客 (1967)
西部戦線異状なし (1930)
戦艦バウンティ号の叛乱 (1935)
第三の男 (1949)
地上より永遠に (1953)
巴里のアメリカ人 (1951)
未知との遭遇 (1977)
陽のあたる場所 (1951)
嵐が丘 (1939)
理由なき反抗 (1955)
國民の創生 (1915)

この消えた映画で分かり易いのは、政治的正当性(ポリティカル・コレクトネス)を考慮したと思われる作品群です。
『駅馬車』 (1939)、『國民の創生』 (1915)、『ジャズ・シンガー』(1927)など、人種差別的な要素を含んでおり消えて行ったのかとも思います。
それに関連して言えば、『地上より永遠に』 (1953)も南部のリー将軍を好意的に描いていたり、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』 (1990)は白人救世主的な描き方が影響したとも思えます。
関連レビュー:リー将軍と南部が意味するもの
『地上より永遠に』
アカデミー賞8部門受賞の名作
アメリカ陸軍兵士を描く戦争ラブロマンス

そんな現代的価値観に合わせて落ちた作品や、今となっては表現が弱いと感じられる作品が落選しているように感じます。

対して、今回ランクインした作品を見てみましょう。
10周年記念版で追加された映画23本
イントレランス(1916)
オペラは踊る(1935)
キートンの大列車追跡(1926)
キャバレー(1972)
サリヴァンの旅(1941)
サンライズ(1927)
シックス・センス(1999)
ショーシャンクの空に(1994)
スパルタカス(1960)
ソフィーの選択(1982)
タイタニック(1997)
トイ・ストーリー(1995)
ドゥ・ザ・ライト・シング(1989)
ナッシュビル(1975)
バージニア・ウルフなんかこわくない(1966)
プライベート・ライアン(1998)
ブレードランナー(1982)
ラスト・ショー(1971)
ロード・オブ・ザ・リング(2001)
十二人の怒れる男(1957)
大統領の陰謀(1976)
夜の大捜査線(1967)
有頂天時代(1936)

コチラには『 シックス・センス』や『 ショーシャンクの空に』『ロード・オブ・ザ・リング』など、リスト発表時で直近の映画が大胆に組み込まれている印象です。
その上で思うのは、全映画史の中で古典として残る作品として、数年しか経過していない作品を選ぶのは、危険ではないかと一抹の危惧を感じたりします。

それこそ、消えて行った映画が、現代的価値観と相容れずに落ちた側面があるとすれば、100年後にこの23本の映画がどれほど残るのか興味のあるところです・・・・・・

映画ランキングを見ると、いろいろな思いが駆け巡ります。
世界中で、いろいろな観点で、さまざまな企画で映画ランキングが発表されています。
◎いろいろな『映画ベスト100』企画紹介
世界各国で選ばれた『映画100本』のリストを紹介!!!
映画界、映画ファン、映画評論家など、選定方法もさまざま!
日本映画も各リストでランクイン!


また映画の歴史に興味があれば、アメリカのアカデミー賞の歴代作品のリストはいかがでしょうか?
関連レビュー:オスカー受賞一覧
『アカデミー賞・歴代受賞年表』
栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞
授賞式の動画と作品解説のリンクがあります。
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posted by ヒラヒ・S at 17:00| Comment(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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