2020年12月19日

雑誌「Image」発表!『芸術と信仰のトップ100映画』日本映画も12本ランクイン!/2011年編集の宗教雑誌の選んだベスト100

雑誌「Image」発表!『芸術と信仰のトップ100映画』がコレだ!!!
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雑誌「Image」は、ユダヤ教とキリスト教の信仰に基づく芸術と文学を扱うアメリカの季刊文芸雑誌です。
Imageは1989年にグレゴリー・ウルフによって設立され、シアトルパシフィック大学を拠点とした非営利の四半期ごとに出版されている、アメリカでは有名な雑誌のようです。
そんな宗教的な背景を持つ「Image」誌のロンドンで編纂されたのが、当『芸術と信仰のトップ100映画』ランキングです。

また、当リストには日本映画も12本ランクインしています。

それでは、まず「Image」誌による、当企画冒頭の言葉をご紹介。
画面上で真実を語る。
この100の偉大な映画のリストは、芸術性と映画の才能に溢れ、人間の経験を通して提示される繰り返しの精神的な題材と疑問を試すことを意味する物語で魅了します。これらの映画は、歴史と信仰、闘争と和解、家族の変転と絆などを表現する物語を示しています。それらは、画面に表示される前後に存在していた「永遠の現実との関わり」を表しています。世界中のトップ映画や監督を紹介し、無声映画から現代映画まで映画の歴史にまたがるこのリストは、Arts&Faithオンラインコミュニティ内での長年の議論と議論の集大成です。

以上、大幅に意訳してます。原文はこちら⇒「The Arts & Faith Top 100 Films」


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Image誌『芸術と信仰のトップ100映画』リスト



という事で、いよいよリストをご紹介!
当ブログで紹介した作品にリンクが貼ってあります。興味があれば、お読み頂ければ幸いです。

◎当リストのBGMに、72位のこのテーマ曲はいかが?

<『パリ、テキサス』より>

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100.しだれのラクダの物語(2003年、ビャンバスレン・ダヴァー&ルイジ・ファロルニ)
99.アイアン・ジャイアント(1999年、ブラッド・バード)
98. ボクと空と麦畑(1999年、リン・ラムジー)
97.ゾフィー・ショル(2007年、マルク・ローテムンド)
96.屋根の上のバイオリン弾き(1971年、ノーマン・ジュイソン)
95.アマデウス(1984年、ミロス・フォアマン)
94.麦秋( 1951年、小津安二郎)
93.ミツバチのささやき(2006年、ビクトル・エリセ)
92.ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年、ポール・トーマス・アンダーソン)
91. ドッグヴィル(2003年、ラース・フォン・トリアー)
90.シンドラーのリスト(1993年、スティーブン・スピルバーグ)
89.サリヴァンの旅(1941年、プレストン・スタージェス)
88.ゲームの規則(1939年、ジャン・ルノワール)
87.審判(1962年、オーソン・ウェルズ)
86.千と千尋の神隠し(2001年、宮崎駿)
85. ワンダフルライフ(1999年、是枝裕和)
84. 世紀の光(2006年、アピチャッポン・ウィーラセタクン)
83.めまい(1958年、アルフレッド・ヒッチコック)
82.未来を写した子どもたち(2004年、ザーナ・ブリスキー&ロス・カウフマン)
81.浮草(1959年、小津安二郎)
80.パプリカ(2006年、今敏)
79.ウディ・アレンの重罪と軽罪(1989年、ウディ・アレン)
78.天国の日々(1978年、テレンス・マリック)
77. The Island(2006年、パーヴェル・ルンギン)
76. M(1931年、フリッツ・ラング)
75.父、帰る(2003年、アンドレイ・ズビャギンツェフ)
74.わが谷は緑なりき(1941年、ジョン・フォード)
73.女と男のいる舗道(1962年、ジャン=リュック・ゴダール)
72.パリ、テキサス(1984年、ヴィム・ヴェンダース)
71. コヤニスカッツィ/平衡を失った世界(1982年、ゴッドフリー・レッジョ)
70.アラビアのロレンス(1962年、デヴィッド・リーン)
69.ファウスト(1926年、FWムルナウ)
68.逃亡した男(1956年、ロベール・ブレッソン)
67.ベルリン・天使の詩(1987年、ヴィム・ヴェンダース)
66.静かな光(2008年、カルロス・レイガダス・バルギン)
65.ベケット(1964年、ピーター・グレンヴィル)
64.モード家の一夜(1969年、エリック・ロメール)
63.ふたりのベロニカ(1991年、KrzysztofKie?lowski)
62.羅生門(1950年、黒澤明)
61.乱(1985年、黒澤明)
60. プレイタイム(1967年、ジャック・タチ)
59.夏時間の庭(2008年、オリヴィエ・アサヤス)
58.ハートビートディテクター(2007年、ニコラ・クロッツ)
57.ユーレカ(2000年、青山真治)
56.ラザレスク氏の死(2006年、クリスティ・プイウ)
55.モントリオールのジーザス(1989年、ドゥニ・アルカン)
54. 長江哀歌(2006年、ジャ・ジャンクー)
53.ニューワールド(2005年、テレンスマリック)
52.プレイス・イン・ザ・ハート(1984年、ロバート・ベントン)
51.シュトロツェクの不思議な旅(1977年、ヴェルナー・ヘルツォーク)
50.ビルマの竪琴(1956年、市川崑)
49.ポネット(1996年、ジャック・ドワイヨン)
48. ヤンヤン 夏の想い出(2000年、エドワード・ヤン)
47.クローズアップ(1990年、アッバス・キアロスタミ)
46.ある子供(2005年、ジャン=ピエール&リュック・ダーデンヌ)
45.怒りの日(1943年、カール・テオドア・ドレイアー)
44.黒水仙(1947年、マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー)
43.コード・アンノウン(2000年、ミヒャエル・ハネケ)
42.地獄の黙示録(1979年、フランシス・フォード・コッポラ)
41. 4ヶ月、3週間、2日(2007年、クリスティアン・ムンギウ)
40.素晴らしき哉、人生!(1946年、フランク・キャプラ)
39. 黒い罠(1998年、オーソン・ウェルズ)
38. ストレイト・ストーリー(1999年、David Lynch)
37.炎のランナー(1981年、ヒュー・ハドソン)
36. 2001:宇宙の旅(1968年、スタンリー・キューブリック)
35. 狩人の夜(1955年、チャールズ・ロートン)
34.カビリアの夜(1957年、フェデリコ・フェリーニ)
33.神の道化師、フランチェスコ(1950年、ロベルト・ロッセリーニ)
32.大地のうた(1955年、サタジット・レイ)
31.Munyurangabo(2007年、リー・アイザック・チョン)
30.大いなる沈黙へ(2005年、フィリップ・グレーニング)
29.野いちご(1957年、イングマール・ベルイマン)
28.火垂るの墓(1988年、高畑勲)
27.突撃(1957年、スタンリー・キューブリック)
26.ミラクル・メーカー 奇蹟を起こした人 イエスの物語(2000年、スタニスラフ・ソコロフ&デレク・W・ヘイズ)
25.わが命つきると(1966年、フレッド・ジンネマン)
24.自転車泥棒(1948年、ヴィットリオ・デ・シカ)
23.田舎司祭の日記(1951年、ロベール・ブレッソン)
22.The Apostle(1997年、ロバート・デュヴァル)
21.テンダー・マーシー(1983年、ブルース・ベレスフォード)
20. イゴールの約束(1996年、リュック・ダルデンヌ、 ジャン=ピエール・ダルデンヌ)
19.東京物語(1953年、小津安二郎)
18.捜索者(1956年、ジョン・フォード)
17.沈黙(1963年、イングマール・ベルイマン)
16.マグノリア(1999年、ポール・トーマス・アンダーソン)
15.ストーカー(1979年、アンドレイ・タルコフスキー)
14.トリコロール3部作(1993年、クシシュトフ・キェシロフスキ)
13.第七の封印(1957年、イングマール・ベルイマン)
12.サンライズ:2人の人間の歌(1927年、FWムルナウ)
11.鏡(1975年、アンドレイ・タルコフスキー)
10.バベットの晩餐会(1989年、ガブリエル・アクセル)
9.生きる(1952年、黒澤明)
8.息子のまなざし(2002年、ジャン=ピエール&リュック・ダーデンヌ)
7.奇跡の丘(1964年、 ピエル・パオロ・パゾリーニ)
6.明日は来らず(1937年、レオ&レイ・マッケリー)
5. バルタザールどこへ行く(1966年、ロベール・ブレッソン)
4.デカローグ(1989年、クシシュトフ・キェシロフスキ)
3. 奇跡(1955年、カール・テオドア・ドライヤー)
2.アンドレイ・ルブリョフ(1973年、アンドレイ・タルコフスキー)
1.裁かるるジャンヌ(1928年、カール・テオドア・ドレイアー)
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米「Image誌『芸術と信仰のトップ100映画』リストの感想


この映画リストの100本は、いかがだったでしょうか?
映画専門誌とは違い、宗教的な信仰を元にした映画ランキングと言うことで、特徴の有るリストに成っている印象です。
アメリカで編集されたランキングに関わらず、日本映画を初め各国の映画がランクインしているのが印象的です。
また、映画系の各ランキングでは上位に入る『市民ケーン』や『ゴッドファーザー』が入っていないのも、どこか「真・善・美」のキリスト的価値観ゆえかと想像したりします・・・・・・

こんなふうに、世界中で、様々な意図で「映画ベスト100」が企画されています。
◎いろいろな『映画ベスト100』企画紹介
世界各国で選ばれた『映画100本』のリストを紹介!!!
映画界、映画ファン、映画評論家など、選定方法もさまざま!
日本映画も各リストでランクイン!


また、映画の歴史に興味があれば、アカデミー賞の歴代受賞はいかがでしょうか?
関連レビュー:オスカー受賞一覧
『アカデミー賞・歴代受賞年表』
栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞
授賞式の動画と作品解説のリンクがあります。
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posted by ヒラヒ at 17:00| Comment(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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