2020年08月08日

映画『昼下がりの情事』1957年オードリーのラブ・コメ!再現ストーリー/詳しいあらすじ・ネタバレ・ラスト・感想

映画『昼下がりの情事』あらすじ・ネタバレ 編

原題 Love in the Afternoon
製作国 アメリカ
製作年 1957
上映時間 130分
監督 ビリー・ワイルダー
脚本 ビリー・ワイルダー
I・A・L・ダイアモンド
原作 クロード・アネ

評価:★★★  3.0



この意味深なタイトルに、ダイジョウブなのと心配しつつ見てみました。

そこは1957年のハリウッド映画、清潔で公序良俗に則った、よく出来たロマンチック・コメディーです。

今見れば、オードリーの28歳の年齢の美しさが際立ち、脚本の見事さとビリーワイルダー監督の洗練された演出力が光る作品なです。

しかし、個人的には・・・・・・高い点を付けられませんでした・・・・・・・
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<目次>
映画『昼下がりの情事』詳しいあらすじ
映画『昼下がりの情事』予告・出演者
映画『昼下がりの情事』感想
映画『昼下がりの情事』ネタバレ
映画『昼下がりの情事』結末

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映画『昼下がりの情事』あらすじ


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パリ。私立探偵クロード・シャヴァッス(モーリス・シュヴァリエ)は、浮気調査をこなしていた。彼の元に新たな依頼人]氏(ジョン・マッギーバー)が尋ねてきて、アメリカの億万長者フラナガン(ゲイリー・クーパー)とX氏夫人の浮気を調べて欲しいと言うのだ。
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探偵クロードはしっかり2人が密会する現場を写真で押さえ、2人の浮気は間違いないとの調査結果を依頼人に伝えた。
依頼人X氏はフラナガンを殺すと宣言し、事務所を出てフラナガンの泊まるホテル・リッツに向かった。
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これを、シャヴァッスの娘アリアーヌ(オードリー・ヘップバーン)が盗み聞いていた。彼女はこっそり父の調査記録を読み、恋をすると何が起こるかに興味津々だったのだ。
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アリアーヌは事件発生を防ごうとホテルに電話しフラナガンとの通話ができず、警察にも事件発生の恐れを伝えたが取り合ってもらえない。仕方なく、ついフラナガンの泊まるホテル・リッツへ足を向けてみると、X氏がピストルをポケットに忍ばせ部屋の前にいた。それを見たアリアーヌは、バルコニーを伝いフラナガンの部屋に入っていった。
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アリアーヌは事情を話すと、急いでX氏夫人をバルコニーより逃がし、とっさに自分が浮気相手に成りすました。
部屋に入ったX氏は、拍子抜けしたように侘びを言い去っていった。
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危機を救われたフラナガンは、アリアーヌに興味を示し、明日の夜にはパリを立つが、その前に彼女とディナーを食べようと誘惑した。
クラッシク音楽のチェロ奏者を目指すアリアーヌは、学んでいるコンセルヴァトワール(パリ国立高等音楽院)の授業があり、午後なら時間があった。
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フラナガンはそれなら午後待っていると誘惑すると、アリアーヌは彼の女遊びを指摘し、あなたは悪い人だから来ないと言った。
しかし彼は、明日来て確かめて欲しいと語り「さよなら、おやせさん」と送り出した

翌日アリアーヌは、プレーボーイのフラナガンのゴシップ記事を読み、デートなどありえないと断りの手紙を書く。
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しかしその足は結局ホテルに向かってしまった。シャンパンを飲み、パリでフラナガンに付き従うジプシー楽団の流麗な音楽が流れる中、チークダンスを踊り、その一夜アリアーヌは初めての恋に落ちた。
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フラナガンは名前を尋ね、財布に書かれた頭文字「A」から名前を上げるが、彼女は答えない。
そして、フラナガンがパリを出発する時が迫り、ホテル前でタクシーに乗り込むフラナガンに別れを告げるアリアーヌ。
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フラナガンは「さよなら、おやせさん」とホテルを去った。
しかし、車が見えなくなりチェロを抱えて帰るアリアーヌの後ろ姿は悲しげで、それからは抜け殻のように暮らした。
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アリアーヌは、フラナガンが引き起こす女性スキャンダルを、ゴシップ紙で追い一年が経った。
ある日、アリアーヌがオペラの『トリスタンとイゾルデ』の観劇に行くと、そこでフラナガンを発見した。
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アリアーヌはロビーで待ち伏せ、偶然の再会を装い話かける。最初フラナガンは思い出せなかったが、最後には「おやせさん」と記憶を呼び起こした。
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彼らは再びデートするようになった。日々の交際で、アリアーヌは父の預かった毛皮をまとい、父親の浮気記録にあった恋愛事例の数々を、自らの経験として話して聞かせた。
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それを聞くフラナガンは、彼女が語る男たちに嫉妬を感じ、アリアーヌに真剣に成り始める。さらに、フラナガンはアリアーヌにとって順位をつければ20番目の交際相手だと聞き、更に彼女に入れ込むことになった。
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そしてフラナガンは、ついにアリアーヌ語る男達を無視できなくなった。
サウナで偶然出会ったX氏から浮気調査ならシャヴァッスに頼めと薦められた。
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映画『昼下がりの情事』予告

映画『愛情物語』出演者

フランク・フラナガン(ゲイリー・クーパー)/アリアーヌ・シャヴァス(オードリー・ヘプバーン)/クロード・シャヴァス(モーリス・シュヴァリエ)/X氏 (ジョン・マッギーバー)/ルー・シャーウッド(ジェームズ・ウィットモア)/レオ・ライスマン(ラリー・キーティング)

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映画『昼下がりの情事』感想・評価


この映画は、ユーモア―とロマンスのバランスも良く、名匠ビリー・ワイルダー監督が上手く「ラブ・コメディー」としてまとめていると感じます。

その脚本のシチュエーション・コメディーとしての緻密さと、おしゃれなセリフ、そしてオードリーヘップバーンの美しさは何にも変えがたい魅力が有ります。

が個人的には・・・・・正直、今一つという感想です。

見て頂ければわかるかと思いますが、今の若者からすれば、これは恋愛劇として成立していないのではないかと危ぶみます。

一つの理由は、ハリウッドの大スターとはいえ、その全盛期を知らない人々からすれば、そのスターのオーラを感じられないという実例を、この映画のゲーリー・クーパーに見るからです。

念のため、平成生まれの男女10名ほどに確認しましたが、圧倒的にこの映画のゲーリー・クーパーの印象は「老人」というモノでした。

残念ながら、名優ゲーリー・クーパーと言えども、どう「ヒイキ目」に見ても、この映画の彼はオードリー・ヘップバーンが恋焦がれる存在としてのリアリティーを持っていないと思えます。

たぶん、若き日の美しいゲーリークーパーを知っていた、公開当時の人々にはまだそのスター性を発揮し得たのかも知れません。
<若き日のゲーリー・クーパー>
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そういう意味では、スター性とは同時代を生きた者同士が共有し、築き上げていくものかもしれないと思ったりします。
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左から:ジョン・トラボルタ、クリント・イーストウッド、ロバート・レッドフォード、ヒュー・グラント

たとえば私は、上の俳優陣で行けば、ジョン・トラボルタやクリント・イーストウッドならば、オードリーの恋の相手としても納得できるのは、彼らの全盛期を知っているためかもしれないと思ったりします・・・・・・・

勿論、ゲーリー・クーパーの「スター力」は、上の4人を束にしても、足元にも及ばないほどの人気を誇り、若い頃は天下の二枚目と言われたのです。

そして、演技派としても高い評価を受けており、年を経るにつれ、重いテーマを堂々と表現できる素晴らしい存在感を見せた名優です。

たとえば、この『昼下がりの情事』の一年前。
カンヌ映画祭でパルム・ドールに輝いたウィリアム・ワイラー監督の『友情ある説得』に出て説得力のある演技を見せています。
<『友情ある説得』予告>

また個人的には『コルドラの道』という、ロバート・ロッセン監督の1959年の映画でも、ヒューマニズムに溢れた素晴らしい演技を見せていると思いました。
<『コルドラの道』予告>

見る人によって、この映画のゲーリー・クーパーがどう観えるかは違うと思いますが、しかし私には恋愛映画の恋愛対象としてはミス・キャストだと感じたのでした。

クーパーさん・・・・・失礼ながら・・・・・・これには出なくとも良かったのではないかと・・・・・

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以下の文章には

映画『昼下がりの情事』ネタバレ

があります。
(あらすじから)
フラナガンはシャヴァッスに調査を依頼するため、事務所を訪れた。シャヴァッスは話を聞くうちにフラナガンの恋敵の男達は、全て自分が調査した事件の男達だと気付いた。
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そして、フラナガンが夢中になっている相手が、我が娘アリアーヌだと知る。

シャヴァッスはホテル・リッツにフラナガンを訪ね、彼の相手が娘アリアーヌである事を告げ、その語る内容は全て嘘だと話した。
更にシャヴァッスはアリアーヌは純情な娘で、遊び相手には相応しくなく、傷つけないでやってくれと訴える。
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フラナガンにしても、深刻な関係になりたくないだろうと説得し、パリを離れてほしいと懇願した。そして、アリアーヌは小魚だから川に放してやってくれと言い去った。

それを受けて、アリアーヌがホテルを訪れた時には、フラナガンは荷造りを済ませていた。
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ショックを隠し、アリアーヌは恋に慣れた女を演じ駅のホームで見送った。
そして、列車の発車の時間となりフランガンは走り出す列車に乗り込んだ。
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アリアーヌは併走しながら、私には19人の恋人がいて、あなたは20番目でと涙ながらに語る。
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映画『昼下がりの情事』結末

その健気な姿に、フラナガンは抑えきれず、遂にアリアーヌを列車に抱えあげた。
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口づけを受けたアリアーヌは涙を流した。
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プラットホームには見送る、父シャヴァッスの姿があった。
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フラナガン事件の報告として「結婚した2人はカンヌに旅立ち、ニューヨークに住むことになる」と彼の声で語られた。

そんな2人をジプシーの楽団が、魅惑のワルツで見送った。
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posted by ヒラヒ・S at 17:00| Comment(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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