今回紹介する「ベスト100」は、ハリウッドを拠点に映画情報を発信する雑誌、「ハリウッドレポーター(THE HOLLYWOOD REPORTER)」が2014年に発表した、ハリウッド映画業界の2100人以上もの人が参加した、好きな映画作品を集計したリストです。
まずは冒頭の言葉からー
ハリウッドレポーター誌発表! |
映画を作っている人々以上に、史上最高の映画を選ぶのに相応しい人々がいるだろうか?ハリウッドレポーターはエンターテイメント業界によるの最初の決定的なシネマのベスト・ランキングを公開するため、映画スタジオのチーフ、オスカー受賞者、そしてTVのロイヤリティ管理者など、あらゆる人に訊ねた。原文=”https://www.hollywoodreporter.com/lists/100-best-films-ever-hollywood-favorites-818512”
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英国映画協会選出『映画評論家が選ぶ映画ベスト100』リスト |
という事で、いよいよベスト100をご紹介!
当ブログで記事にした映画にはリンクが貼ってありますので、良かったらお読みください。
BGMとして、当リストの中から選んだのは――<「美女と野獣」より「オーバー・ザ・レインボー」>100. 七人の侍(1954年:監督黒澤明)
99. 俺たちに明日はない(1967年:監督アーサー・ペン)
98. レザボア・ドッグス(1992年:監督クエンティン・タランティーノ)
97. フライングハイ(1980年:監督ジム・エイブラハムズ)
96. パンズ・ラビリンス(2006年:監督ギレルモ・デル・トロ)
95. ドクトル・ジバゴ(1965年:監督デヴィッド・リーン)
94. ディア・ハンター(1978年:監督マイケル・チミノ)
93. 未知との遭遇(1977年:監督スティーヴン・スピルバーグ)
92. カールじいさんの空飛ぶ家(2009年:監督ピート・ドクター/ボブ・ピーターソン)
91. ロッキー(1976年:監督ジョン・G・アヴィルドセン)
90. メメント(2000年:監督クリストファー・ノーラン)
89. ブレイブハート(1995年:監督メル・ギブソン)
88. スラムドッグ$ミリオネア(2008年:監督ダニー・ボイル)
87. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年:監督ピーター・ジャクソン)
86. 美女と野獣(1991年:監督ゲーリー・トゥルースデイル/カーク・ワイズ)
85. セブン(1995年:監督デヴィッド・フィンチャー)
84. インセプション(2010年:監督クリストファー・ノーラン)
83. ダイ・ハード(1988年:監督ジョン・マクティアナン)
82. ロード・オブ・ザ・リング(2001年:監督ピーター・ジャクソン)
81. アマデウス(1984年:監督ミロス・フォアマン)
80. 波止場(1954年:監督エリア・カザン)
79. ウォーリー/WALL-E(2008年:監督アンドリュー・スタントン)
78. 十二人の怒れる男(1957年:監督シドニー・ルメット)
77. ゴーストバスターズ(1984年:監督アイヴァン・ライトマン)
76. ブロークバック・マウンテン(2005年:監督アン・リー)
75. 戦場にかける橋(1957年:監督デヴィッド・リーン)
74. ブレージングサドル(1974年:監督メル・ブルックス)
73. 大統領の陰謀(1976年:監督アラン・J・パクラ)
72. ヤング・フランケンシュタイン(1974年:監督メル・ブルックス)
71. あの頃ペニー・レインと(2000年:監督キャメロン・クロウ)
70. めまい(1958年:監督アルフレッド・ヒッチコック)
69. グラディエーター(2000年:監督リドリー・スコット)
68. モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975年:監督テリー・ギリアム/テリー・ジョーンズ)
67. アバター(2009年:監督ジェームズ・キャメロン)
66. ライオン・キング(1994年:監督ロジャー・アレーズ/ロブ・ミンコフ)
65. レイジング・ブル(1980年:監督マーティン・スコセッシ)
64. メリー・ポピンズ(1964年:監督ロバート・スティーヴンソン)
63. 恋はデジャ・ブ(1993年:監督ハロルド・ライミス)
62. 北北西に進路を取れ(1959年:監督アルフレッド・ヒッチコック)
61. ウエスト・サイド物語(1961年:監督ロバート・ワイズ/ジェローム・ロビンス)
60. アメリ(2001年:監督ジャン=ピエール・ジュネ)
59. テルマ&ルイーズ(1991年:監督リドリー・スコット)
58. サンセット大通り(1950年:監督ビリー・ワイルダー)
57. ダークナイト(2008年:監督クリストファー・ノーラン)
56. エターナル・サンシャイン(2004年:監督ミシェル・ゴンドリー)
55. タクシードライバー(1976年:監督マーティン・スコセッシ)
54. 明日に向って撃て!(1969年:監督ジョージ・ロイ・ヒル)
53. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年:監督ガス・ヴァン・サント)
52. イヴの総て(1950年:監督ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ)
51. ビッグ・リボウスキ(1998年:監督コーエン兄弟)
50. ジュラシック・パーク(1993年:監督スティーヴン・スピルバーグ)
49. 裏窓(1954年:監督アルフレッド・ヒッチコック)
48. ユージュアル・サスペクツ(1995年:監督ブライアン・シンガー)
47. お熱いのがお好き(1959年:監督ビリー・ワイルダー)
46. プライベート・ライアン(1998年:監督スティーヴン・スピルバーグ)
45. タイタニック(1997年:監督ジェームズ・キャメロン)
44. マトリックス(1999年:監督ウォシャウスキー兄弟)
43. トイ・ストーリー(1995年:監督ジョン・ラセター)
42. エイリアン(1979年:監督リドリー・スコット)
41. サイコ(1960年:監督アルフレッド・ヒッチコック)
40. ファイト・クラブ(1999年:監督デヴィッド・フィンチャー)
39. シャイニング(1980年:監督スタンリー・キューブリック)
38. 恋人たちの予感(1989年:監督ロブ・ライナー)
37. 博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年:監督スタンリー・キューブリック)
36. フェリスはある朝突然に(1986年:監督ジョン・ヒューズ)
35. 時計じかけのオレンジ(1971年:監督スタンリー・キューブリック)
34. アメリカン・ビューティー(1996年:監督サム・メンデス)
33. ファーゴ(1996年:監督コーエン兄弟)
32. スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年:監督アーヴィン・カーシュナー)
31. プリンセス・ブライド・ストーリー(1987年:監督ロブ・ライナー)
30. カッコーの巣の上で(1975年:監督ミロス・フォアマン)
29. ブレードランナー(1982年:監督リドリー・スコット)
28. 卒業(1967年:監督マイク・ニコルズ)
27. ブレックファスト・クラブ(1985年:監督ジョン・ヒューズ)
26. 雨に唄えば(1952年:監督ジーン・ケリー)
25. サウンド・オブ・ミュージック(1965年:監督ロバート・ワイズ)
24. ジョーズ(1975年:監督スティーヴン・スピルバーグ)
23. アラビアのロレンス(1962年:監督デヴィッド・リーン)
22. 羊たちの沈黙(1991年:監督ジョナサン・デミ)
21. チャイナタウン(1974年:監督ロマン・ポランスキー)
20. 素晴らしき哉、人生!(1946年:監督フランク・キャプラ)
19. グッドフェローズ(1990年:監督マーティン・スコセッシ)
18. アニー・ホール(1977年:監督ウディ・アレン)
17. 地獄の黙示録(1979年:監督フランシス・フォード・コッポラ)
16. アラバマ物語(1962年:監督ロバート・マリガン)
15. 風と共に去りぬ(1939年:監督ヴィクター・フレミング)
14. フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年:監督ロバート・ゼメキス)
13. レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年:監督スティーヴン・スピルバーグ)
12. バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年:監督ロバート・ゼメキス)
11. スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年:監督ジョージ・ルーカス)
10. シンドラーのリスト(1993年:監督スティーヴン・スピルバーグ)
9. 2001年宇宙の旅(1968年:監督スタンリー・キューブリック)
8. E.T.(1982年:監督スティーヴン・スピルバーグ)
7. ゴッドファーザーPART II(1974年:監督フランシス・フォード・コッポラ)
6. カサブランカ(1942年:監督マイケル・カーティス)
5. パルプ・フィクション(1994年:監督クエンティン・タランティーノ)
4. ショーシャンクの空に(1994年:監督フランク・ダラボン)
3. 市民ケーン(1941年:監督オーソン・ウェルズ)
2. オズの魔法使(1939年:監督ヴィクター・フレミング)
1. ゴッドファーザー(1972年:監督フランシス・フォード・コッポラ)
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ハリウッドレポーター誌 |
また、アメリカ映画が多く、外国映画が少ないのも特徴でしょうか。英語以外の言語でランクインしたのは、フランスの『アメリ』と、日本の『七人の侍』のみです。
しかし、まあ、『7人の侍』100位ですか・・・・
ハリウッドレポート誌でも、このアンケートに関し「批評家が出すオールタイムベストと比べると遥かに商業的な映画が多くなっている」また「間違いなく偉大な映画がたくさんリストから漏れるというショッキングなことが起きている」と書いています。
しかし、好きな映画を選べと言われたら、誰しも自らが感受性豊かな時期に見た、面白かった作品が出て来るものではないでしょうか?
いずれにしても、ほかの「ベスト100」とは、一線を画すリストになっているように思います。
こんな、映画ベスト100の企画は、様々な目的と意図を持って世界中で企画されています。
そんな『ベスト100企画』を、いろいろ紹介しています。
◎『映画ベスト100』企画を紹介! 世界各国で選ばれた『映画100本』のリストを紹介!!! 映画界、映画ファン、映画評論家など、選定方法もさまざま! 日本映画も各リストでランクイン! |
また、映画の歴史に興味があれば、米国アカデミー賞の歴代受賞リストはいかがでしょうか?
関連レビュー:オスカー受賞一覧 『アカデミー賞・歴代受賞年表』 栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞 授賞式の動画と作品解説のリンクがあります。 |
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