今回紹介するのは、大英帝国の誇る新聞社「ガーディアン」が2019年に発表した映画のリストです。
このリストのユニークな点は、2000年以降の世界中の作品から秀作100本を選んでいる事です。
最近の映画で、何か良い作品がないかとお探しの方には、候補としてご覧いただければと思います
ギャングスター、スーパーヒーロー、小学生、恋人たち、奴隷、農民、技術者、テネンバウム、そして自由落下する宇宙飛行士–彼らはすべて、2000年以降の映画のベスト映画のカウントダウンに登場しています。(引用元では、作品解説もしてくれています→https://www.theguardian.com/film/2019/sep/13/100-best-films-movies-of-the-21st-century)
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英国紙「ガーディアン」が選ぶ『21世紀の映画ベスト100』リスト |
当ブログで記事にした映画にはリンクが貼ってありますので、良かったらご覧ください。
BGMとして、当リストの中から選んだのは――<『花様年華』よりキサス・キサス・キサス>
100.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019)監督: クエンティン・タランティーノ
99.ブライト・スター いちばん美しい恋の詩(2009)監督: ジェーン・カンピオン
98.ダークナイト(2008)監督: クリストファー・ノーラン
97.華氏911(2004)監督: マイケル・ムーア
96.プライベート・ライフ(2018)監督: タマラ・ジェンキンス
95.君の名前で僕を呼んで(2017)監督: ルカ・グァダニーノ
94.グラディエーター(2000)監督: リドリー・スコット
93.愛おしき隣人(2007)監督: ロイ・アンダーソン
92.ハート・ロッカー(2008)監督: キャスリン・ビグロー
91.ぼくの好きな先生(2002)監督: ニコラ・フィリベール
90.EDEN/エデン(2014)監督: ミア・ハンセン=ラブ
89.The Selfish Giant(2013)監督: クリーオ・バーナード
88.ゴモラ(2008)監督: マッテオ・ガローネ
87.麦の穂をゆらす風(2006)監督: ケン・ローチ
86.ノーカントリー(2007)監督: イーサン・コーエン、 ジョエル・コーエン
85.バーニング 劇場版(2018)監督: イ・チャンドン
84.Tropical Malady(2005)監督:Apichatpong Weerasethakul
83.息子の部屋(2001)監督: ナンニ・モレッティ
82.物語る私たち(2012)監督: サラ・ポーリー
81.フィッシュ・タンク(2009)監督: アンドレア・アーノルド
80.レクイエム・フォー・ドリーム(2000)監督: ダーレン・アロノフスキー
79.ペルセポリス(2007)監督: マルジャン・サトラピ、 ヴィンシュルス
78.オーシャンズ11(2001)監督: スティーブン・ソダーバーグ
77.ロスト・イン・トランスレーション(2003)監督: ソフィア・コッポラ
76.10話(2002)監督: アッバス・キアロスタミ
75.あなたを抱きしめる日まで(2013)監督: スティーヴン・フリアーズ
74.預言者(2009)監督: ジャック・オーディアール
73.ラブ&フレンドシップ(2016)監督: ホイット・スティルマン
72.戦場でワルツを(2008)監督: アリ・フォルマン
71.存在のない子供たち(2018)監督: ナディーン・ラバキー
70.俺たちニュースキャスター(2004)監督: アダム・マッケイ
69.パディントン2(2017)監督: ポール・キング
68.ターナー、光に愛を求めて(2014)監督: マイク・リー
67.籠の中の乙女(2009)監督: ヨルゴス・ランティモス
66.ブロークバック・マウンテン(2005)監督: アン・リー
65.幸福なラザロ(2018)監督: アリーチェ・ロルバケル
64.Mr.インクレディブル(2004)監督: ブラッド・バード
63.少年は残酷な弓を射る(2011)監督: リン・ラムジー
62.Waiting for Happiness(2002)監督: アブデラマン・シサコ
61.The Souvenir(2019)監督: ジョアンナ・ホッグ
60.テッド(2012)監督: セス・マクファーレン
59.Gangs of Wasseypur(2012)監督: アヌラーグ・カシャプ
58.嵐が丘(2011)監督: アンドレア・アーノルド
57.足跡はかき消して(2018)監督: デブラ・グラニック
56.恋するリベラーチェ(2013)監督: スティーブン・ソダーバーグ
55.エルミタージュ幻想(2002)監督: アレクサンドル・ソクーロフ
54.ソーシャル・ネットワーク(2010)監督: デヴィッド・フィンチャー
53.海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜(2016)監督: ジャンフランコ・ロッシ
52.アモーレス・ペロス(2000)監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
51.グリーン・デスティニー(2000)監督: アン・リー
50.ビフォア・サンセット(2004)監督: リチャード・リンクレイター
49.24アワー・パーティー・ピープル(2002)監督: マイケル・ウィンターボトム
48.The House of Mirth(2000)監督: テレンス・デイヴィス
47.マーガレット(2011)監督: ケネス・ロナーガン
46.ボルベール〈帰郷〉(2006)監督: ペドロ・アルモドバル
45.13th -憲法修正第13条-(2016)監督: エイヴァ・デュヴァーネイ
44.ありがとう、トニ・エルドマン(2016)監督: マーレン・アデ
43.ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013)監督: マーティン・スコセッシ
42.4ヶ月、3週と2日(2007)監督: クリスティアン・ムンジウ
41.お嬢さん(2016)監督: パク・チャヌク
40.Unrelated(2007)監督: ジョアンナ・ホッグ
39.ミークス・カットオフ(2010)監督: ケリー・ライヒャルト
38.昔々、アナトリアで(2011)監督: ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
37.ドッグヴィル(2003)監督: ラース・フォン・トリアー
36.別離(2011)監督: アスガル・ファルハーディー
35.さざなみ(2015)監督: アンドリュー・ヘイ
34.The Child (L’Enfant) (2002)監督: Jean-Pierre Dardenne, Luc Dardenne
33.ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001)監督: ウェス・アンダーソン
32.ゼロ・グラビティ(2013)監督: アルフォンソ・キュアロン
31.アノマリサ(2015)監督: チャーリー・カウフマン、 デューク・ジョンソン
30.裁かれるは善人のみ(2014)監督: アンドレイ・ズビャギンツェフ
29.ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013)監督: アレクサンダー・ペイン
28.ツリー・オブ・ライフ(2011)監督: テレンス・マリック
27.グランド・ブダペスト・ホテル(2014)監督: ウェス・アンダーソン
26.ヤンヤン 夏の想い出 2000)監督: エドワード・ヤン
25.ゲット・アウト(2017)監督: ジョーダン・ピール
24.イーダ(2013)監督: パヴェウ・パヴリコフスキ
23.ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習 (2006)監督: ラリー・チャールズ
22.千と千尋の神隠し(2001)監督: 宮崎駿
21.白いリボン(2009)監督: ミヒャエル・ハネケ
20.ROMA/ローマ(2018)撮影: アルフォンソ・キュアロン
18.シリアスマン(2009)監督: イーサン・コーエン、 ジョエル・コーエン
17.グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013)監督: パオロ・ソレンティーノ
16.アクト・オブ・キリング(2012)監督: ジョシュア・オッペンハイマー
15.万引き家族(2018)監督: 是枝裕和
14.ホワイト・マテリアル(2009)監督: クレール・ドニ
13.エデンより彼方に(2002)監督: トッド・ヘインズ
12.サウルの息子(2015)監督: ネメシュ・ラースロー
11.マルホランド・ドライブ(2001)監督: デヴィッド・リンチ
10.チーム★アメリカ/ワールドポリス(2004)監督: トレイ・パーカー
9.Zama(2017)監督: ルクレシア・マルテル
8.ムーンライト(2016)監督: バリー・ジェンキンス
7.脳内ニューヨーク(2008)監督: チャーリー・カウフマン
6.隠された記憶(2005)監督: ミヒャエル・ハネケ
5.花様年華(2000)監督: ウォン・カーウァイ
4.アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013)監督: ジョナサン・グレイザー
3.6才のボクが、大人になるまで。(2014)監督: リチャード・リンクレイター
2.それでも夜は明ける(2013)監督: スティーヴ・マックイーン
1.ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007)監督: ポール・トーマス・アンダーソン
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雑誌「ガーディアン」が選ぶ『21世紀の映画ベスト100』の感想 |
しかし、私も含め、最近の映画は見ていないなぁ〜なんて方には、2000年以降で見るべき映画がリストアップされていて、便利なのでは無いでしょうか?
日本映画では『千と千尋の神隠し』、是枝監督の『万引き家族』の2本がランクインしました。
最近の日本映画界を反映しているとは思いますが、しかしオールタイムベスト100なんかと較べると、ちょっと寂しい気がします。
映画ベスト100の企画は、様々な目的と意図を持って世界中で企画されています。
そんな『ベスト100企画』を、いろいろ紹介しています。
◎『映画ベスト100』企画を紹介! 世界各国で選ばれた『映画100本』のリストを紹介!!! 映画界、映画ファン、映画評論家など、選定方法もさまざま! 日本映画も各リストでランクイン! |
また、映画の歴史に興味があれば、米国アカデミー賞の歴代受賞リストはいかがでしょうか?
関連レビュー:オスカー受賞一覧 『アカデミー賞・歴代受賞年表』 栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞 授賞式の動画と作品解説のリンクがあります。 |
ともかく、これから早速、リストにある映画を探しに行ってきます―
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