2019年10月20日

キネマ旬報選出『映画人が選ぶオールタイムベスト100 外国映画編』全リスト/1999年10月上旬特別号より

キネ旬『映画人が選ぶオールタイムベスト100 外国映画編』がコレだ!!!

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『キネマ旬報』は2019年7月11日に、創刊100周年を迎える日本の映画評論の草分けの雑誌です。
毎年発表される、年間ベスト 10は映画ファンのみならず、報道各社も注目する年中行事として定着しています。
そんな『キネマ旬報』が、1999年に映画誕生百年を記念し外国映画のオールタイムベストを、映画業界関係者、評論家、文化人などに声をかけ投票を受けた結果が下のリストです。

このリストが発表されたキネマ旬報1999年10月上旬特別号は、キネ旬80周年の企画号であり、同時に映画誕生100年に成ろうとする時期でした。
そんな年の企画として、1人が1位から10位まで10本の映画を選ぶ、『キネ旬』の年間ベスト10映画選出でもおなじみの投票形式で集計され、誌上で発表されました。その投票形式ゆえに同点の作品が下位になるほど多くなり、最後は94位が30本並ぶこととなり、ベスト100とは言いながら、そんな同点作品の重複を含め総数129本がリストアップされています。
雑誌では著名な映画人がどんな作品を選び、その作品に対するコメントが掲載されており楽しませてくれます。
しかし古本屋を回っても手に入るかどうか・・・・・・

この1999年前後は、映画誕生100年ということで様々な団体が、ランキングを発表しています。
例えばアメリカ映画界も、映画の歴史を築き上げたというプライドを込めて、アメリカ映画誕生100年を期にランキングを発表し映画文化を歴史的に残そうと発表しました。
関連レビュー:AFI選定ベスト100
『史上最高のアメリカ映画100本』
アメリカ映画界が選んだアメリカ映画のベスト100!!!
AFI『100年100本』シリーズの第一弾

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キネマ旬報選出『映画人が選ぶオールタイムベスト100 外国映画編』リスト



という事で、いよいよ全リストをご紹介!
当ブログで記事にした映画にはリンクが貼ってありますので、良かったらお読みください。

◎当リストのBGMに、94位の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』から” アマポーラ”はいかが?

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1. 第三の男 (キャロル・リード, 1949)
2. 2001年宇宙の旅 (スタンリー・キューブリック, 1968)
3. ローマの休日 (ウィリアム・ワイラー, 1954)
4. アラビアのロレンス (デイヴィッド・リーン, 1962)
5. 風とともに去りぬ (ヴィクター・フレミング, 1939)
6. 市民ケーン (オーソン・ウェルズ, 1941)
7. 駅馬車 (ジョン・フォード, 1939)
7. 禁じられた遊び (ルネ・クネマン, 1952)
7. ゴッド・ファーザー 3部作 (フランシス・フォード・コッポラ, 1972〜)
7. 道 (フェデリコ・フェリーニ, 1954)
11. 太陽がいっぱい (ルネ・クレマン, 1965)
11. 天井桟敷の人々 (マルセル・カルネ, 1945)
13. ウエストサイド物語 (ロバート・ワイズ, 1961)
13. 勝手にしやがれ (ジャン=リュック・ゴダール, 1960)
13. 灰とダイヤモンド (アンジェイ・ワイダ, 1959)
13. モダンタイムス (チャールズ・チャップリン, 1936)
17. 自転車泥棒 (ヴィットリオ・デ・シーカ, 1948)
18. 戦艦ポチョムキン (セルゲイ・M・エイゼンシュタイン, 1925)
19. アマデウス (ミロス・フォアマン, 1984)
19. 大いなる幻影 (ジャン・ルノワール, 1937)
21. さらばわが愛 覇王別姫 (チェン・カイコー, 1993)
21. 地獄の黙示録 (フランシス・フォード・コッポラ, 1979)
21. 12人の怒れる男 (シドニー・ルメット, 1954)
21. ニューシネマ・パラダイス (ジュゼッペ・トルナトーレ, 1988)
21. 望郷 (ジュリアン・デュヴィヴィエ, 1937)
26. ピアノ・レッスン (ジェーン・カンピオン, 1993)
26. 無防備都市 (ロベルト・ロッセリーニ, 1945)
28. 荒野の決闘 (ジョン・フォード, 1946)
28. ショーシャンクの空に (フランク・ダラボン, 1994)
28. チャップリンの独裁者 (チャールズ・チャップリン, 1940)
28. 悲情城市 (ホウ・シャオシエン, 1989)
32. 甘い生活 (フェデリコ・フェリーニ, 1960)
32. 俺たちに明日はない (アーサー・ペン, 1967)
32. ガープの世界 (ジョージ・ロイ・ヒル, 1982)
32. かくも長き不在 (アンリ・コルピ, 1961)
32. 大地のうた (サタジット・レイ, 1955)
32. タクシードライバー (マーティン・スコセッシ, 1976)
32. 旅芸人の記録 (テオ・アンゲロプロス, 1975)
32. 羊たちの沈黙 (ジョナサン・デミ, 1991)
32. ミツバチのささやき (ヴィクトル・エリセ, 1973)
41. 或る夜の出来事 (フランク・キャプラ, 1934)
41. 暗殺の森 (ベルナルド・ベルドリッチ, 1970)
41. アンダーグラウンド (エミール・クストリッツァ, 1995)
41. E.T. (スティーブン・スピルバーグ, 1982)
41. 裏窓 (アルフレッド・ヒッチコック, 1954)
41. 気狂いピエロ (ジャン=リュック・ゴダール, 1965)
41. シェルブールの雨傘 (ジャック・ドゥミ, 1963)
41. シンドラーのリスト (スティーブン・スピルバーグ, 1993)
41. 81/2 (フェデリコ・フェリーニ, 1963)
41. ワイルド・バンチ (サム・ペキンパー, 1969)
51. 紅いコーリャン (チャン・イーモウ, 1987)
51. 明日に向かって撃て (ジョージ・ロイ・ヒル, 1969)
51. アマルコルド (フェデリコ・フェリーニ, 1973)
51. アルジェの戦い (ジッロ・ポンテコルボ, 1966)
51. イージー・ライダー (デニス・ホッパー, 1969)
51. 黄金狂時代 (チャールズ・チャップリン, 1925)
51. 風の丘を越えて 西便制 (イム・グォンテク, 1993)
51. カッコーの巣の上で (ミロス・フォアマン, 1962)
51. 恐怖の報酬 (アンリ・ジョルジュ・クルーゾー, 1953)
51. 地獄に堕ちた勇者ども (ルキノ・ヴィスコンティ, 1969)
51. シャイニング (スタンリー・キューブリック, 1980)
51. 卒業 (マイク・ニコルズ, 1967)
51. 突然炎のごとく (フランソワ・トリュフォー, 1962)
51. 薔薇の名前 (ジャン・ジャック・アノー, 1986)
51. ブリキの太鼓 (フォルカー・シュレンドルフ, 1979)
51. フルメタル・ジャケット (スタンリー・キューブリック, 1987)
51. 若者のすべて (ルキノ・ビスコンティ, 1960)
68. アパートの鍵貸します (ビリー・ワイルダー, 1960)
68. イル・ポスティーノ (マイケル・ラドフォード, 1994)
68. お熱いのがお好き (ビリー・ワイルダー, 1959)
68. 女だけの都 (ジェック・フェデー, 1935)
68. 黄色い大地 (チェン・カイコー, 1984)
68. 木靴の樹 (エルマンノ・オルミ, 1978)
68. グロリア (ジョン・カサヴェス, 1980)
68. サイコ (アルフレッド・ヒッチコック, 1960)
68. 情婦マノン (アンリ・ジョルジュ・クルーゾー, 1949)
68. スモーク (ウェイン・ワン, 1995)
68. ディア・ハンター (マイケル・チミノ, 1978)
68. トゥルー・ロマンス (トニー・スコット, 1993)
68. 隣の女 (フランソワ・トリュフォー, 1981)
68. ナッシュビル (ロバート・アルトマン, 1975)
68. 八月の鯨 (リンゼイ・アンダーソン, 1987)
68. パリ、テキサス (ヴィム・ヴェンダース, 1984)
68. フィッツカラルド (ヴェルナー・ヘルツォーク, 1982)
68. ブレードランナー (リドリー・スコット, 1982)
68. ベニスに死す (ルキノ・ヴィスコンティ, 1971)
68. 冒険者たち (ロベール・アンリコ, 1967)
68. 街の灯 (チャールズ・チャップリン, 1931)
68. ミッドナイト・エクスプレス (アラン・パーカー, 1978)
68. 燃えよドラゴン (ロバート・クローズ, 1973)
68. ラスト・タンゴ・イン・パリ (ベルナルド・ベルトリッチ, 1972)
68. 旅情 (デビッド・リーン, 1955)
68. 惑星ソラリス (アンドレイ・タルコフスキー, 1972)
94. 暗黒街のふたり (ジョゼ・ジョヴァンニ, 1973)
94. イースター・パレード (チャールズ・ウォーターズ, 1948)
94. 怒りの葡萄 (ジョン・フォード, 1940)
94. エクソシスト (ウィルアム・フリードキン, 1973)
94. M (フリッツ・ラング, 1931)
94. L.A.コンフィデンシャル (カーティス・ハンソン, 1997)
94. エル・スール (ヴィクトル・エリセ, 1983)
94. オルランド (サリー・ポッター, 1992)
94. カサブランカ (マイケル・カーティス, 1942)
94. ギルバート・グレイプ (ラッセ・ハルストレム, 1993)
94. 牯嶺街少年殺人事件 (エドワード・ヤン, 1991)
94. クレイマー、クレイマー (ロバート・ベントン, 1979)
94. 刑事ジョン・ブック/目撃者 (ピーター・ウィアー, 1985)
94. ゲッタウェイ (サム・ペキンパー, 1972)
94. サンセット大通り (ビリー・ワイルダー, 1950)
94. 秋菊の物語 (チャン・イーモウ, 1992)
94. スケアクロウ (ジェリー・シャッツバーグ, 1973)
94. 素晴らしき哉人生 (フランク・キャプラ, 1946)
94. 大脱走 (ジョン・スタージェス, 1963)
94. ダンス・ウイズ・ウルブス (ケビン・コスナー, 1990)
94. テルマ&ルイーズ (リドリー・スコット, 1991)
94. 天国の日々 (テンレス・マリック, 1978)
94. 時計仕掛けのオレンジ (スタンリー・キューブリック, 1971)
94. 鳥 (アルフレッド・ヒッチコック, 1963)
94. ノスタルジア (アンドレイ・タルコフスキー, 1983)
94. ファーゴ (ジョエル・コーエン, 1996)
94. 博士の異常な愛情 (スタンリー・キューブリック, 1963)
94. 巴里祭 (ルネ・クレール, 1933)
94. 巴里のアメリカ人 (ヴィンセント・ミネリ, 1951)
94. めまい (アルフレッド・ヒッチコック, 1958)
94. ライアンの娘 (デヴィッド・リーン, 1970)
94. ライムライト (チャールズ・チャップリン, 1952)
94. 恋恋風塵 (ホウ・シャオシエン, 1987)
94. わが谷は緑なりき (ジョン・フォード, 1941)
94. わらの犬 (サム・ペキンパー, 1971)
94. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ (セルジオ・レオーネ, 1984)

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キネマ旬報選出『映画人が選ぶオールタイムベスト100 外国映画編』の感想


キネマ旬報の『映画人が選ぶオールタイムベスト100 外国映画編』はいかがだったでしょうか。

個人的には、他のベスト企画に多い古典一辺倒のリストや、アメリカ映画に偏った結果にはなっておらず、娯楽作や世界中の作品がランクインしているのが好印象でした。

しかし他の「ベスト100」企画と較べると、相当独自なリストになっており、日本人が好む作品の特徴が垣間見えるような気がします。

他にも、各国、各企画者が、様々な切り口でオールタイムベスト100を発表しています・・・・・・・・
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栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞
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posted by ヒラヒ at 17:30| Comment(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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