2019年02月18日

アメリカ映画界選定!『最も情熱的なアメリカ映画ベスト100』/AFIアメリカ映画『100年100本』シリーズ!

AFI選定『最も情熱的なアメリカ映画ベスト100』がコレだ!!!

AFIというアメリカ政府公認の「映画芸術の遺産を保護し前進させること」を目的とした機関があります。
その組織の概要は下の記事で書かせて頂きました。
関連レビュー:AFIってナニ?
『史上最高のアメリカ映画100本』
アメリカ映画界が選んだアメリカ映画のベスト100!!!
AFI『100年100本』シリーズの第一弾

そんな「AFI=アメリカン・フィルム・インスティチュート」が、アメリカ映画誕生から100周年の記念事業として、1998年から『100年100本』と題する映画ランキングの編纂を始めます。
今回紹介するのは、AFIが取り組んだこの事業の、2001年に発表された情熱的な恋愛映画のベスト100です。
この順位決定も他の『100年100本』シリーズ同様、AFIが候補作を選び、映画関係者(監督、脚本家、俳優、編集者、映画撮影技師、批評家、歴史家)の投票により決まったものです。

ちなみに、この企画の第一弾は、上の記事で紹介した『史上最高のアメリカ映画100本』でした。

それでは、まずAFIの「情熱的映画ランキング」冒頭の言葉をご紹介。
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AFI『史上最高の恋愛映画ベスト100』
AFIの100年100の情熱は、史上最高の偉大な100本の恋愛物語のリストです。
ジャンルに関わらず、これらの映画は、2人かそれ以上の人物間にロマンチックな結びつきがあり、その人物の行動や意思が映画の物語の中心となっているものです。
これらの映画は”情熱”をたたえ、アメリカの映画や文化的遺産を豊かにし、現代の芸術家や観客を鼓舞し続けています。

この「情熱的な映画ベスト100」のTV特番は、キャンディス・バーゲンの司会で2002年1月11日に初放送されました。

以上、大幅に意訳してます。原文はこちら⇒「AFI's 100 GREATEST LOVE STORIES OF ALL TIME」

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AFI選定『最も情熱的なアメリカ映画ベスト100』リスト



という事で、いよいよベスト100をご紹介!
当ブログで記事にした映画にはリンクが貼ってありますので、良かったらご覧ください。

リストといっしょにこんなBGMはいかが?
<映画『王様と私』より "Shall We Dance" >


100.ザ・エージェント(1996)
99.夜を楽しく(1959)
98.ノートルダムの傴僂男(1939)
97.グリース(1978)
96.裸足で散歩(1967)
95.わんわん物語(1955)
94.白いドレスの女(1981)
93.ダーティ・ダンシング(1987)
92.ポーギーとベス(1959)
91.ワーキング・ガール(1988)
90.マディソン郡の橋(1995)
89.バージニア・ウルフなんかこわくない(1966)
88.プリンセス・ブライド・ストーリー(1987)
87.存在の耐えられない軽さ(1988)
86.汚名(1946)
85.慕情(1955)
84.深夜の告白(1944)
83.モロッコ(1930)
82.刑事ジョン・ブック 目撃者(1985)
81.グッバイガール(1977)
80.シーク(1921)
79.黒蘭の女(1938)
78.帰郷(1978)
77.新婚道中記(1937)
76.静かなる男(1952)
75.アメリカン・プレジデント(1995)
74.女性No.1(1942)
73.幽霊と未亡人(1947)
72.愛しのロクサーヌ(1987)
71.東への道(1920)
70.いつか晴れた日に(1995)
69.ハロルドとモード 少年は虹を渡る(1971)
68.おかしなおかしな大追跡(1972)
67.欲望という名の電車(1951)
66.マンハッタン(1979)
65.俺たちに明日はない(1967)
64.マーティ(1955)
63.サンライズ(1927)
62.アパートの鍵貸します(1960)
61.ティファニーで朝食を(1961)
60.脱出(1944)
59.ピクニック(1955)
58.招かれざる客(1967)
57.いつも2人で(1967)
56.イングリッシュ・ペイシェント(1996)
55.レッズ(1981)
54.麗しのサブリナ(1954)
53.陽のあたる場所(1951)
52.卒業(1967)
51.赤ちゃん教育(1938)
50.恋におちたシェイクスピア(1998)
49.郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946)
48.ラストタンゴ・イン・パリ(1973)
47.草原の輝き(1961)
46.泥棒成金(1955)
45.めぐり逢えたら(1993)
44.フィラデルフィア物語(1940)
43.スタア誕生(1954)
42.アンナ・カレニナ(1935)
41.ファニー・ガール(1968)
40.ニノチカ(1939)
39.巴里のアメリカ人(1951)
38.或る夜の出来事(1934)
37.タイタニック(1997)
36.心の旅路(1942)
35.恋の手ほどき(1958)
34.美女と野獣(1991)
33.椿姫(1936)
32.愛の勝利(1939)
31.王様と私(1956)
30.有頂天時代(1936)
29.愛と青春の旅だち(1982)
28.桃色の店(1940)
27.サウンド・オブ・ミュージック(1965)
26.レディ・イヴ(1941)
25.恋人たちの予感(1989)
24.キング・コング(1933)
23.情熱の航路(1942)
22.黄昏(1981)
21.プリティ・ウーマン(1990)
20.地上より永遠に(1953)
19.ゴースト/ニューヨークの幻(1990)
18.めまい(1958)
17.月の輝く夜に(1987)
16.雨に唄えば(1952)
15.嵐が丘(1939)
14.アフリカの女王(1951)
13.愛と哀しみの果て(1985)
12.マイ・フェア・レディ(1964)
11.アニー・ホール(1977)
10.街の灯(1931)
9.ある愛の詩(1970)
8.素晴らしき哉、人生!(1946)
7.ドクトル・ジバゴ(1965)
6.追憶(1973)
5.めぐり逢い(1957)
4.ローマの休日(1953)
3.ウエスト・サイド物語(1961)
2.風と共に去りぬ(1939)
1.カサブランカ(1942)


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AFI『最もスリリングなアメリカ映画ベスト100』リストの感想


AFIの選んだ映画100年の歴史に刻まれた、史上最高の恋愛映画リストはいかがだったでしょうか?

個人的には、恋愛映画の秀作ということであれば、どうしても欧州映画、それもフランス映画が脳裏に浮かぶのですが・・・・・・

アメリカの映画様式は、どこか単純明快で白黒明瞭な表現のように感じられ、複雑な恋愛心理を描くには不向きなのではと、改めて思ったりしました。

このAFIの他にも、ベスト100の企画は、様々な目的と意図を持って世界中で企画されています。
つたないながら、当ブログで紹介した記事を以下紹介させて頂きます。
関連レビュー:BBCのベスト映画企画
英BBC『100本の偉大なアメリカ映画』
批評家の選んだハリウッド映画のベスト100!!!
映画の歴史を作ったアメリカ映画の古典


関連レビュー:BBCのベスト映画企画
英BBC『21世紀最高の映画ベスト100』
21世紀に生まれた映画のベストを決定!!!
しかし2000年の映画が選出!これ20世紀でしょ?

関連レビュー:BBCのベスト映画企画
英BBC『史上最高の外国語映画ベスト100』
日本映画が高評価!!!
英語圏以外で作られた映画、オール・タイム・ベスト100


また、一般の映画ファンがどんな映画を評価しているかで、ベスト100を選んだ特集もあります。
関連レビュー:英国エンパイア誌のベスト映画企画
エンパイア誌『史上最高の100本の映画』
日本映画が高評価!!!
エンパイア読者が選ぶ、オール・タイム・ベスト100


映画の歴史に興味があれば、アカデミー賞の歴代受賞はいかがでしょうか?
関連レビュー:オスカー受賞一覧
『アカデミー賞・歴代受賞年表』
栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞
授賞式の動画と作品解説のリンクがあります。
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posted by ヒラヒ at 17:00| Comment(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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