『ターミネーター』(ストーリー・あらすじ編)
原題 The Terminator 製作国 アメリカ 製作年 1984 上映時間 108分 監督 ジェームズ・キャメロン 脚本 ジェームズ・キャメロン,ゲイル・アン・ハード |
評価:★★★★★ 5.0点
この映画はアーノルド・シュワルツネッガーをスターにし、監督ジェームズ・キャメロンに大作映画を撮る資格を与えた一本だと思います。
このターミネーターの第一作目は、$6,400,000という低予算で、何と10倍以上の$78,371,200の興行収入を上げています。
『ターミネーター』あらすじ |
2029年のアメリカ、ロサンゼルスの夜。
地上は飛行兵器や無人戦車が巡回し、人間を標的に執拗に攻撃をしていた。人類は自らの作り上げた防衛システム"スカイ・ネット"の暴走により、絶滅の危機にあった。
人類は地下に潜み、抵抗軍を組織し抵抗を続けていた・・・・・・・
そして舞台は1984年のロサンゼルスの夜。
妖しい雷光が一面に迸り、その怪現象が納まった時、全裸の男がうずくまっていた。男は近くにいたチンピラ3人を一瞬に殺害し、衣服を奪った。
その後を追うようにして、もう一人の男が現れた。
その男は浮浪者から服を奪うと、パトカーに忍び寄りショットガンを盗み、さらに電話帳から”サラ・コナー”のページを破いた。
翌日、最初に出現した男は銃砲店の主人を殺し武器を手にする。
そして、二人目の男同様サラ・コナーのページを電話帳で探し、その最初に記載されたサラ・コナーの家へと向かう。
そしてその一人目のサラを、躊躇なく殺害した。
TVのニュースで流されたサラ・コナー殺害のニュースが、あるレストランのウェイトレスの顔を曇らせた。
彼女の名前もサラ・コナーで、2人の男が探し求めているのは、実は彼女だった。
その夜、サラはルームメイトが彼氏と家でデートするというので、一人夜の街に出かけて行った。しかしその後を第二の男が尾行していた。
最初の男はサラの家に押し入り、友人をサラと誤認して殺害した。
しかし、そこにサラからの電話が入り、男は殺害したのが目的のサラではない事を知り、同時に目指す標的がクラブいることを知る。最初の男は部屋からサラの写真を探しだすと、クラブに向かった。
最初の男はクラブに踏み込みサラを認識すると、軽機関銃から弾を撒き散らした。サラに銃が向けられ、絶対絶命だと思われた時、散弾銃の音が響き、第一の男を吹き飛ばした。
彼女を救ったのは、第二の男だった。
しかし射殺したはずの第一の男が、立ち上がり追ってきた。
第二の男はサラを連れ出すと、車に乗り込み走らせる。その車に第一の男が飛び乗ってきたのを振り落とし、サラと第二の男は逃走した。第一の男は、事件に駆け付けたパトカーを奪い取ると、再び二人の追跡を開始した。
逃げる車中で、第二の男が自分をカイル・リースだと名乗り、最初の男は”ターミネーター″と呼ばれている殺人サイボーグであり自分は未来からサラ・コナーを守りに来たと告げた。
なぜ私が狙われるのと聞くサラに、カイルはサラこそ人類の希望ジョン・コナーの母で、ターミネーターはジョンコナーを誕生させないよう、サラを殺しに来たのだと告げた。
そして自分はジョン・コナーから指名されて、彼女を守りに来たと語る。
サラがその話を消化できないうちに、ターミネーターは再び2人に襲いかかって来た。
そして、車を大破したカイル・リースは警察に逮捕され、サラ・コナーは保護された。
しかし、その現場からターミネーターは消えていた。
警察では、カイルが尋問に対して未来の話をし、異常者扱いされていた。
そして、ターミネーターは戦闘で損傷した眼球を除去し、その表皮の下の機械の眼が現れた。
その眼をサングラスで隠し、警察署に向かった。
【ターミネーター警察襲撃シーン】【意訳】ターミネーター:サラ・コナーの友人だ。私は彼女と話をしたい。会わせて欲しい。/警官:ダメだ。今供述を取っている。/ターミネーター:彼女はどこだ?/警官:まだ時間がかかる。もし待ちたいんだったら、そこにベンチがあるぞ。/ターミネーター:また戻ってくる。
警察署がターミネーターの手によって破壊されたが、サラとカイルは署にあった車に乗り脱出した。
二人はガソリンが無くなるまで車を走らせ、一夜を廃屋で過ごした。
そしてカイルは、未来のジョン・コナーが母サラをどう語っていたかを話し、彼女は伝説的な人物だと語った。
サラは私はそんなに立派な人間ではないと苛立ちの表情を見せた。
一方二人を見失ったターミネーターは、サラの母を殺害し、その家でサラの電話を待った。
そして、かかってきたサラの電話で、再び二人の居場所を掴み急行する。
それとは知らず、ターミネーターに襲われる不安の中、サラはカイルに彼女がいたかと尋ねた。
カイルは今まで女性を知らないと答え、サラは彼の背中の傷に触れながら「可哀そうに」と呟くと、涙を浮かべた。
カイルはジョン・コナーからサラの写真を見せられ、その時から彼女を愛していたと告白した。
そして、二人はモーテルの一室で愛を交わした。
しかし、そんな二人の前に、ついにターミネーターが現れた・・・・・・・・
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以降の文章に 『ターミネーター』ネタバレがあります。 |
モーテルを襲うターミネーター。
必死に逃げる二人。
【ターミネーターとのカーチェイスの戦い】
ターミネーターは執拗にサラ達を狙い襲ってきたが、カーチェイスの末タンクローリーの大爆発によってターミネーターは燃え尽き、二人は勝利を収めたかに思えた。
しかし、ターミネーターは機械の骨格を剥き出しにしながらも、なおも二人を追ってきた。
そして、逃げる二人と、ターミネーターの戦いは、無人の夜の工場で繰り広げられる。
【ターミネーターとの工場での戦い】
カイルは自らを犠牲にして、ターミネーターの下半身を爆破した。
しかし上半身だけとなりながら、爆破で負傷し歩けないサラに向かってにじり寄って来る。
サラに伸びたターミネーターの手が首にかけられた時、彼女はプレス機でターミネーターを圧し潰した。
「you're terminated, fucker. (お前は終わりだ、クソッタレ)」という言葉と共に・・・・
『ターミネーター』ラストシーン |
そして数ヶ月後、サラのお腹の中にはカイルとの子供が宿っていた。
サラは、少しでも危険を避けるため、メキシコに逃げた。
その道の先には嵐の予兆があった・・・・・・・
『ターミネーター』予告 |
『ターミネーター』出演者 |
ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)/カイル・リース(マイケル・ビーン)/サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)/トラクスラー(ポール・ウィンフィールド)/ブコビッチ(ランス・ヘンリクセン)
関連レビュー:シュワルツェネッガー出演の映画レビュー:『プレデター』/『エンド・オブ・デイズ』 |
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