ゴースト・イン・ザ・シェル(ストーリー・あらすじ編)
原題 GHOST IN THE SHELL 製作国 アメリカ 製作年 2017/上映時間 120分 監督 ルパート・サンダース 脚本 ウィリアム・ウィーラー 原作 士郎正宗 |
評価:★★★ 3.0点
士郎正宗原作の甲殻機動隊を元にした実写映画。
スカーレット・ヨハンソンがどうなのとか、ビートたけしの日本語ってとか、さまざまツッコミ所はあるにしても、その実写へのイメージ変換と再現力は非常に高いクオリティーを持ってると感じました。
この映画の原典への、敬虔といっていいほどのレスペクトの姿勢に少なからず感動しました。
『ゴースト・イン・ザ・シェル』ストーリー |
ハンカ・ロボティックスの研究所で生まれた擬体。
そこに脳が移植され、人工成体と一体となった。
擬体合成シーン
ハンカの研究者オーレット博士(ジュリエット・ピノシュ)が「ミラ」と呼びかける。
ミラはテロリストに襲われ、脳だけを残し体を喪い、新たな体を与えられたとオーレットは告げた。
その様子を窓越しに見ていたハンカ・ロボティックスの社長カッター(ピーター・フェルディナンド)は、彼女をエリート捜査組織公安9課に捜査員として加えるように指示した。
オーレット博士は反対したが、カッターは彼女は兵器で、ハンカの未来だと語った。
そして一年後、公安9課にミラ・キリアン少佐(スカーレット・ヨハンソン)が誕生した。
ビルの屋上に立った少佐はサイバー犯罪捜査のため、司令官荒巻(ビートたけし)の命令を待っていた。
そこに、ハンカのサイバー・テクノロジーを狙ったテロ組織の攻撃が始まり、少佐は単独で突入した。
少佐突入戦闘シーン
その晩ハンカの幹部・研究者が3人ハッキングされ殺された。
9課捜査会議の席でその犯行がクゼ(マイケル・ピット)という者の仕業だと報告された。
捜査に戻ろうとする少佐を荒巻が呼び止め「お前はただの武器じゃない、魂がある」と危険な行動を戒めた。
少佐とバトー(ピルー・アスベック)は共にハンカに調査に向かい、少佐は芸者ロボットのメモリーに直接潜り込むことにした。
そのメモリー内で情報を得た少佐は、ヤクザの経営するクラブに潜入した。
そして少佐とバトーは共に傷を負いハンカで手当を受けた。バトーの眼は機械の眼になっていた。
オーレット博士より、少佐には記憶バグがあると告げられた。
少佐の心理的な苦悩について、オーレット博士は助けられないと悲しげに語った。
その頃荒巻の元には、ハンカのカッター社長が面談に訪れ、ハンカに危険が及ぶようなら公安9課を潰すと脅した。
荒巻は総理の指示のみに従うと答えた。
そしてハンカの芸者ロボット検査で、機密22571というコードを持つ情報が現れた。それを知ったダーリン博士がクゼに襲われ命を落とした。
さらに、オーレット博士も襲撃され、少佐とバトーが急報を受け急行し、犯人と激しい銃撃戦となった。
犯人を捕え尋問をしたところ、ハッキングされ新しい記憶を埋め込まれただけだと判明した。
バトーは本当の記憶と嘘の記憶の違いは何だと呟いた。
9課で犯人を尋問した所、そこに犯人の体を使って、クゼが語りかけてきた。
その一瞬で逆探査し、捜査9課は現場に突入したが、そこは生身の人間をネットワークとした、異様なサイバー空間だった。
そこで少佐は記憶がフラッシュバックのように蘇った。
そして、機械と生体が痛々しく混じり合った姿のクゼが現れた。
少佐のフラッシュバックはクゼが見せたもので、クゼが語るのは少佐と自分は同じ存在で、少佐の成功例の前に何人も失敗例があり、自分はその捨てられた失敗例だと言った。
それゆえ、ハンカが自分を殺そうとしたから、防衛のためハンカを倒すのだと語った。
クゼは、ハンカが渡す薬はゴーストに害があるから飲むな、と忠告し、ゴーストは君のものだと告げ消えた。
少佐は、オーレット博士の枕元に立ち、クゼの語った事実を問い詰めた。
オーレット博士は彼女の前に犠牲者がいて、彼女が持っていたテロリストに殺されたという情報も嘘だと告白した。
カッターに言われ仕事で仕方がなかったと。
少佐は「クゼを生んだのはオーレット博士だ」と言い捨て去った。
夜の街を歩く少佐の前に、ハンカの保安部隊が立ちはだかりハンカ本社に連行した。タッカーは全ての記憶を消去しろとオーレットに命令をしたが、彼女は従わず彼女に本当の記憶につながる部屋の鍵を与え逃がした。
そのオーレット博士をカッター社長は射殺した。
そして、カッターは少佐がオーレットを殺し逃げたと荒巻に告げた。
捜査9課を潰されたくなかったら、少佐を捕まえろと迫った・・・・・・・・・
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『ゴースト・イン・ザ・シェル』出演者・キャスト |
ミラ・キリアン少佐 / 草薙素子(スカーレット・ヨハンソン)/バトー(ピルー・アスベック)/荒巻大輔(ビートたけし)/オウレイ博士(ジュリエット・ビノシュ)/クゼ(マイケル・ピット)/トグサ(チン・ハン)/ラドリヤ(ダヌーシャ・サマル)/イシカワ(ラザルス・ラトゥーエル)/サイトー(泉原豊)/ボーマ(タワンダ・マニーモ)/カッター(ピーター・フェルディナンド)/ダーリン博士(アナマリア・マリンカ)/リー( ダニエル・ヘンシャル)/ダイヤモンド(カイ・ファン・リエック)/素子の母(桃井かおり)/モトコ(山本花織)/ヒデオ(アンドリュー・モリス)/リア(アジョワ・アボアー)/大統領(クリス・オビ)/芸者ロボット(福島リラ)
『ゴースト・イン・ザ・シェル』来日会見 |
『ゴースト・イン・ザ・シェル』来日会見
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ありがとうございます(^^)『ゴースト・イン・ザ・シェル』と聞けば行かないわけには。よく出来てますが、新しい要素がないというのがつらいところでしたm(__)m
ありがとうございます((^^))しかし全裸で戦かってるようで、実はボディアーマーを着ているらしいです(笑)マットリックスっぽい映画ですが、実はマトリックスがパクってるようです(^^;。