2017年04月22日

映画『理由なき反抗』ネタバレ・ラスト・結末感想/世界初の青春スターの伝説

理由なき反抗(ネタバレ・ラスト・結末 編)


原題 Rebel Without a Cause
製作国アメリカ
製作年 1955/上映時間 111分
監督・原作 ニコラス・レイ
脚色スチュワート・スターン
 アーヴィング・シュルマン


評価:★★★★  4.0点

この映画は、世界初の青春映画ではないかと思います。その物語の最後はティーンエイジャーの哀しみを表して象徴的です・・・・・・
そして、その最後はアクターズスタジオのメッソド演技の真骨頂ではないでしょうか・・・・
『理由なき反抗』予告
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以降

『理由なき反抗』ネタバレ

を含みますので、ご注意下さい。

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バズの仲間がプラトーを追い詰め、プラトーは抵抗するが追い詰められる。
riyu-jhonfight.gif

そして銃を発砲し、バズの仲間の一人にあたった。
riyuu-not.jpg
銃声に、ジムが駆け付けプラトーを制止しようとする。
しかし、プラトーは自分を置き去りにしたジムに怒り、銃を向けた。

「お前は僕のお父さんじゃなかった」と怒鳴る。
そして、ジムを振り払い逃走する。
プラネタリウムに走りこむプラトー。
周囲は警察の包囲網がしかれ、騒然となった。

プラトーを心配し後を追う、ジムとジュディ。
riyu-try-fam.gif
上:プラトーは俺達を家族にしたかったんだ。

二人とも、警官の眼を盗んでプラネタリウムの中に入った。
ジムは寒がるジョンに自分のジャンパーを着せ、ジョンを安心させようとする。
プラネタリウムの中のジムとプラトー

【意訳】ジム:あったかいぞ、ほら。/プラトー:貰っていい。/ジム:もちろんさ、何いってるんだ。お前の持ってる銃を持たせてくれ、プラトー。それをくれる気はないか。/プラトー:僕の銃かい?/ジム:ああ、ポケットに入っているヤツ。俺にくれよ。

ジムは銃を取り上げることは出来なかったが、その銃から弾を抜き取った。
そして、プラトーに一緒に外に出ようと説得し、三人でプラネタリウムの扉を開いた。
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『理由なき反抗』ラストシーン・結末

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ラストシーン

【意訳】ジム:レイ(刑事)みんなを下げてくれ、何も心配することないから。レイ、みんなを下がらせて、レイ。/警官:もう一人の子がまだ銃を持ってる(ライトが点く)/ジム:ダメだ!ライトを点けないでくれ。あんた達の子供も明るすぎたら眩しくて寝られないだろう!ライトを消せ!/ジュディ:ジム!ジム!(警官発砲)/ジム:弾は持ってるんだ!見ろ!/ジムの父:離せ/警官:誰だ、来るな/レイ:大丈夫だ警部/警官:担架をここに。/ジムの父:赤い上着を見て・・・てっきり/ジム:バカどうしてこんな・・・・/ジムの父:しかたない。お前は精一杯やった。(ジム泣き笑い)/ジム:助けてくれ/ジムの父:私を頼ってくれ、信じてくれ。何があっても共に進むと誓う。立て。私もお前と一緒に立とう。強くなるように努力する。


ジムは傍らにいたジュディを「僕の友達だ」と父親に紹介した。
そして、運ばれるプラトーのジャンパーのジッパーを上げ「寒がりだから」と呟いた。
riyu-zip.gif

そして夜が明け、ジム達はパトカーに乗せられ、警察へと車が動き出した。
出勤してくるプラネタリウムの職員と、ジム達を乗せたパトカーが、交差した。
エンド・クレジット・シーン
riyuu-the end.jpg

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『理由なき反抗』結末・感想

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このラスト、苦しみ傷ついたティーンエイジャーの横を、何も知らずに通り過ぎる職員の姿とは、大人達が無関心だった10代の苦しみが存在するということを象徴するラストだと思います。

また、細やかな脚本で、寒がりのプラトーにジャケットを与えるのは、オープニングシーンの警察署内の出会いにつながっていたりします。
冒頭の警察署内での出会いのシーン
riyu-worm.gif

ジム:あったかいぞ

そして、個人的に最も心打たれるシーンは、上の動画(ラストシーン)でジムがプラトーの死に泣きながらも、靴下が左右違うのに気付き、泣き笑いをする場面でした。
この笑いは、喪った者の幼さイノセントさと、見送る者が深い親愛を持っていた事実を明確に表現しており、それゆえその死の悲劇が際立つのです。

その時の、ジェームス・ディーンの演技のリアリティーは、アクターズ・スタジオの提唱する『メソッド演技』のお手本のような見事さだと思います・・・・・・・・

考えてみれば、マーロン・ブランドとジェームス・ディーンによって、アクターズ・スタジオの名声は高まり、ハリウッドを支える演技論として成長したのではないでしょうか。

関連レビュー:
ハリウッド映画とアクターズ・スタジオ『メソッド演技』
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジャック・ニコルソンを輩出した名門・俳優養成所、演技の秘密


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posted by ヒラヒ・S at 17:35| Comment(4) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは!( ̄▽ ̄)ジェームスさんて泣き顔が上手いのでしょうか。朝忙しい時のこの髪は・・・(笑)氣志團を思い出しましたm(__)m
Posted by ともちん at 2017年04月22日 18:35
>ともちんさん
ありがとうございます(^^)ジェームス・ディーンは泣き顔も上手いとおもいます。ただ個人的には声がチョット・・・・髪は若いときは早起きして頑張るのでしょう・・・(笑)氣志團がパクってますね間違いなくm(__)m
Posted by ヒラヒ・S at 2017年04月22日 20:02
世界初の青春映画とはまた大きく出ましたね。
でもそうなのかも知れませんね。
まだ産まれてない自分でさえも知っている映画ですしね。

所で世界初の映画ってなんなんですか?
レビュアンさんなら知っているかと。
Posted by いごっそう612 at 2017年04月22日 20:34
>いごっそう612さん
ありがとうございました(^^)これ以前に10代の主張を、10代の目線で語っている映画を知らないんです。子供映画はありますが・・・・・・ところで、スクリーンに映した、世界初は1895年仏・ルミエール兄弟の『ラ・シオタ駅への列車の到着』だと言う説があります。
このとき、観客が引かれると思って、一斉に逃げたという説が有ります(^^)拙記事です参考まで→http://hirahi1.seesaa.net/article/443082978.html
Posted by ヒラヒ・S at 2017年04月22日 20:56
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