2019年03月18日

1935年開催・第7回アカデミー賞/オスカー授賞式風景紹介/全受賞作品・ノミネート作品紹介

1935年開催・第7回アカデミー賞・授賞式



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第7回アカデミー賞は1935年2月27日にカリフォルニア州ロサンゼルスのビルトモア・ホテルで開催されました。
司会はアーヴィング・S・コッブでした。
またこの年のオスカーは、フランク・キャプラ監督のロマンチックコメディ『或る夜の出来事』が作品賞、女優賞、男優賞、監督賞、脚本賞の五冠に輝きました。この偉業は約30年後の1976年の『カッコウの巣の上で』までどの映画も成し得ず、その後も1992年の『羊達の沈黙』が同様の栄冠を勝ち取ったのみです。
シャーリーテンプルは6歳で新設の子役賞を受賞し、彼女は史上最年少のオスカー受賞者としてその記録を保持しています。
世界は大恐慌の真っ只中にあり、ナチス・ドイツは再軍備を宣言し、日本も満州の植民地化を進め、世界は全面戦争へと向い加速度を上げて行きます。
<第7回アカデミー賞受賞式風景>

【大意】クラーク・ゲーブルに偉大な夜が到来!1934年アカデミー賞のベストパフォーマンスをクローデット・コルベールと共に受賞。

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<目次>

最優秀作品賞

最優秀監督賞

最優秀男優賞

最優秀女優賞

その他全部門ノミネートと受賞



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第7回アカデミー賞・主要賞結果


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第7回アカデミー賞・作品賞ノミネート作品


白い蘭/クレオパトラ /お姫様大行進/コンチネンタル/これがアメリカ艦隊/ロスチャイルド/模倣の人生/或る夜の出来事/恋の一夜/影無き男/奇傑パンチョ/ホワイト・パレード

最優秀作品賞『或る夜の出来事』


関連レビュー:ロマンチックコメディーの元祖
映画『或る夜の出来事』解説

クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール共演
史上初のロードゴーイング映画


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第7回アカデミー賞・監督賞ノミネート


フランク・キャプラ (或る夜の出来事)/ビクター・シャーツィンガー(恋の一夜)/W・S・バン・ダイク(影無き男)

最優秀監督賞フランク・キャプラ(或る夜の出来事)


<フランク・キャプラ業績動画>
フランク・キャプラ(Frank Russell Capra, 1897年5月18日 - 1991年9月3日)は、アメリカ合衆国の映画監督。『或る夜の出来事』『オペラハット』『我が家の楽園』と3度アカデミー監督賞を受賞している。
1934年の『或る夜の出来事』はスクリューボール・コメディでありまたロード・ムービーの元祖としての評価も高く、この年のアカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞と主要部門を制覇(wikipediaより)
関連レビュー:フランク・キャプラ監督を代表する一本
映画『素晴らしき哉人生』

クリスマスの定番ヒューマンドラマ
ジェームス・スチュワート主演のアメリカン・ヒューマニズム



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第7回アカデミー賞・男優賞ノミネート


クラーク・ゲーブル(或る夜の出来事)/フランク・モーガン(The Affairs of Cellini)/ウィリアム・パウエル(影無き男)

最優秀男優賞クラーク・ゲーブル(或る夜の出来事)


<クラーク・ゲーブル業績動画>

クラーク・ゲーブル(Clark Gable, 1901年2月1日 - 1960年11月16日)は、アメリカ合衆国の映画俳優。第二次世界大戦前後の時代を代表するビッグスター。
ゲーブルは『或る夜の出来事』で1934年にアカデミー主演男優賞を受賞し、アメリカのみならず日本やヨーロッパ諸国でも高い人気を誇った。しかしながらゲーブルの最も有名な出演作は1939年の『風と共に去りぬ』である。同作のレット・バトラー役で彼はアカデミー主演男優賞のノミネートを受けた。(wikipediaより)


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第7回アカデミー賞・女優賞ノミネート


クローデット・コルベール(或る夜の出来事)/グレイス・ムーア(恋の一夜)/ノーマ・シアラー(白い蘭)

最優秀女優賞クローデット・コルベール(或る夜の出来事)


<クローデット・コルベール業績動画>

クローデット・コルベール(Claudette Colbert, 本名:エミリー・ショーショワン(ニックネームはリリー)、1903年9月13日 - 1996年7月30日)はフランス生まれのアメリカ合衆国の女優。1930年代、40年代にスクリューボール・コメディで人気を博したコメディエンヌ。彼女が子供の時に家族でニューヨーク市に引っ越したためフランス語と英語の両方を話すバイリンガルとして育った。1934年に『或る夜の出来事』でクラーク・ゲーブルと共演アカデミー主演女優賞を受賞。1936年には年収30万ドルを稼ぎ、アメリカで最も高収入の女優の一人となった。

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第7回アカデミー賞・各賞結果


賞名受賞ノミネート
原案賞アーサー・シーザー(男の世界)マウリ・グラッシン(愛の隠れ家)/ノーマン・クラスナー(世界一の金持ち娘)
脚色賞ロバート・リスキン(或る夜の出来事)フランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット(影無き男)/ベン・ヘクト(奇傑パンチョ)
撮影賞ビクター・ミルナー(クレオパトラ)チャールズ・ロシャー(The Affairs of Cellini)/ジョージ・J・フォルシー(硝煙と薔薇 )
編集賞エスキモークレオパトラ/恋の一夜
作曲賞ビクター・シャーツィンガー、ガス・カーン(恋の一夜)ケネス・ウェッブ、サミュエル・ホッフェンスタイン(コンチネンタル)/マックス・スタイナー(肉弾鬼中隊)
美術賞メリイ・ウイドウThe Affairs of Cellini/コンチネンタル
助監督賞ジョン・ウォーターズ(奇傑パンチョ)カレン・テート(クレオパトラ)/スコット・R・ビール(模倣の人生)
音響録音賞恋の一夜The Affairs of Cellini/クレオパトラ/お姫様大行進/コンチネンタル/模倣の人生/奇傑パンチョ/ホワイト・パレード
主題歌賞“Love In Bloom” (彼女は僕を愛さない)“Carioca”(空中レヴュー時代)/“The Continental”(コンチネンタル)

ビング・クロスビーの歌う受賞曲“Love In Bloom”

賞名受賞ノミネート
短編実写賞(コメディ作品)La CucarachaMen in Black/What, No Men!
短編実写賞(斬新な作品)City of WaxBosom Friends/Strikes and Spares
短編アニメーション賞The Tortoise and the HareHoliday Land/Jolly Little Elves


関連レビュー:オスカー受賞一覧
『アカデミー賞・歴代受賞年表』
栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞
授賞式の動画と作品解説のリンクがあります。
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posted by ヒラヒ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アカデミー賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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