原題 Sabrina 製作国アメリカ 製作年1954年/113分 監督ビリー・ワイルダー 脚色ビリー・ワイルダー、サム・テイラー、アーネスト・リーマン 原作サム・テイラー |
評価:★★★★ 4.0点
ヘップバーンの映画出演2作目は、ボギー、ハンフリー・ボガードを相手に、鮮烈な魅力を見せています。
『ローマの休日』の時はノーブルな輝きを発していましたが、この映画では等身大の20歳の瑞々しい美しさで、見るものを魅了します・・・・・・・・・・・
『麗しのサブリナ』紹介動画
<麗しのサブリナあらすじ> |
大富豪ララビー家では、今晩もパーティーが開かれ、華やかな音楽で人々が踊っていた。

その様子を木の上から見ているのは、ララビー家のお抱え運転手フェアチャイルド(ジョン・ウィリアムズ)の娘サブリナ(オードリー・ヘプバーン)だった。
彼女の眼差しの先には、ララビー家の次男デビッド(ウィリアム・ホールデン)がいた。
テニス・コートで美しい女性と踊るデビッド、サブリナは彼に恋心を抱くも相手にされない。
絶望して車のエンジンを全て掛け、ガレージの扉を閉め自殺を図る。
そこにララビー家長男ライナス(ハンフリー・ボガート)が来て、救い出した。

サブリナは料理学校で学びながらも、デビッドの事が忘れられない。
そして2年後、パリから戻ったたサブリナは、洗練されたレディーになっていた。

サブリナが駅で父を待っていると、そこを通りかかったデビッドが声をかけた。
(右上サブリナ:おいで、デビッド/右中デビッド:デビッド?その犬の名前はデビッドかい?/サブリナ:ええそう/右下デビッド:こりゃ笑える、僕の名前もデビッドだよ。)
そして、サブリナと気づかずに家に送り届けるほど、華麗な変身を遂げていた。
そして、婚約者の実業家タイソンの娘エリザベス(マーサ・ハイヤー)いるにもかかわらず、その晩のパーティーで、サブリナの美しいドレス姿を見たデビッドは完全に恋に落ち、サブリナに夢中になった。
サブリナとダンスを踊るデビッドは二人きりで会おうと約束する。
しかしエリザベスとの結婚は、ララビー家とタイソン家の会社事業合併がかかっていた。
サブリナしか目に入らないデビッドに、父オリヴァー・ララビーは、運転手の娘をどうするのだと一喝した。
それを見ていた、兄ライナスは弟の尻ポケットにワイングラスがあるのを知り、デビッドの味方を装って座って話そうと促し、デビッドの尻に数週間の裂傷を負わせた。
実は会社経営を一手に引き受けているライナスは、弟と実業家タイソンの娘エリザベスを結婚させ、会社合併による事業拡大しか考えてなかった。
その障害となるサブリナを自らが誘惑するため、弟はベッドから動けない方が都合が良かったのだ。【大意】ライナス:ミルウォーキーのビール工場?/サブリナ:ええ、ミルウォーキは有名だから好きよ。/ライナス:乾杯!/サブリナ:このメロディー、私が出発する前の晩に流れていた。デビッドはここにいて、他の女性と踊ってた。今晩は私と踊って欲しかったなあ。/ライナス:家族として。/父親:どうやって、全ての破片を取り除いたか分かるんだね?/医師:簡単ですな。破片でシャンペングラスを作る。君に痛みを与えてないがね、ここは麻酔が効いてる。/デビッド:アンタじゃない。この曲が・・・/ライナス:サブリナ、もしデビッドがここにいたら、君はキスしてもらいたいと思ったろうね?このキスはデビッドから。家族として。
その夜デビッドをテニスコートで待つサブリナの元にライナスが現れ、彼女と共に踊った。

そして、次の日からデビッドから頼まれたと言い、レストランや観劇、ヨット遊びに映画と、ライナスは毎日のようにサブリナをデートに誘いだした。
最初は仕事ばかりの堅苦しいライナスを敬遠していたサブリナも、ライナスの元の彼女の話や、社長室から飛び降りたくなることがあるという話を聞くうち、その人間的な側面にじょじょに親しみを持つようになる。

また、デートを重ねるうちに、事業の為にサブリナを欺く積りだったライナスも、心の中でサブリナを愛し始めていた。

しかしライナスの机にあったのは、パリ行の客船のサブリナとライナスのチケットだった。
2人でパリに行けるのだと、サブリナは喜んだのだが・・・・・・・

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この映画はオードリーの美しさと、ロマンチックな曲が、その華麗な味わいを作り上げていると思います。
その名曲「ラ・ヴィ・アン・ローズ=バラ色の人生」を、紹介せていただきました。
またこの映画は『サブリナ』という日本名で、1995年ハリソン・フォードを主演にリメイクされています。
『サブリナ』予告

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ありがとうございます((^^))そ〜ですサブリナパンツ発祥の映画でした。リメイクはキツイですよね〜オードリーの美しさは、バレリーナの鍛え上げた体に有るように思います🎵
なるほどそう呼ぶんですね〜。全然知らなかったです(^^;
嫁に聞いたら普通に知ってましたね(笑)
ありがとうございます(^^)サブリナパンツ男は知らないですよね~~七分丈っていって笑われたことがあります(^^;