評価:★★★★ 4.0点
原題の "Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain" とは 「アメリ・プーランの素晴らしい運命」という意味。
その題のように不思議少女のアメリが、パリ・モンマルトルを舞台に「コミ症・メンヘラ」状態を脱するまでの波乱万丈を、愛らしいガトーのように描いて大ヒットした。
少女の頃から空想の世界で遊ぶのが好きだったアメリ(オドレイ・トトゥ)は、22歳となったが人との付き合いが苦手で、古いアパートで一人暮らししている。彼女はクレーム・ブリュレの表面をスプーンで割る、パリを散歩しサン・マルタン運河で石の水切りをするなど、<アメリ・あらすじ>
一人の密かな楽しみと空想にふける毎日を送っていた。
モンマルトルのカフェで働く彼女は、自らの存在を隠したまま、父親の庭の人形を密かに世界旅行をさせたり、戦場から戻らない夫の手紙を捏造し妻に届けたり、更には隣のアパートの意地悪な住人に嫌がらせするため不法侵入したりと、様々な悪戯をする。
アメリはそんなある日、不思議な青年ニノ(マチュー・カソヴィッツ)に出会い恋をする。彼は、スピード写真のボックス下に捨てられた、他人の証明写真を収集する趣味を持っていた。アメリはニノが置き忘れたスピード写真収集アルバムを手に入れ、これを返すことで彼に近づこうと計画する。しかしアメリは内気すぎて対面してニノと話すことがもきない。さて、二人の運命は・・・・・
(原題 Le Fabuleux destin d'Amelie Poulain・英語題 Amélie/製作国フランス/製作年2001/121分/監督ジャン・ピエール・ジュネ/脚本ジャン・ピエール・ジュネ、ギョーム・ローラン)
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アメリ感想・解説
========================================================映像イメージの コラージュ。
色
とモンタージュの百花繚乱。
過去の 映画や 写真の アウトレット・ バーゲ ン セ ー ル。
この映画の色彩===ヌーヴェル・バーグ初期 → カラー作品の色に似せて。
ノスタルジア。
思い出の映画達。
POP、 エスプリ、 モノローグ
など
など 〜 フランス映画のトラディッション。 アムールっす(^^)
ことほどさように、この映画は
過去の映像の断片コレクション、パッチワーク。
ジャン=ピエール・ジュネの映像作家=ヌーベルバーグ宣言。
イ
タ
イ・アメリカ体験=エイリアン4の反省?!
ルイ・マル監督『地下鉄のザジ』への、オマージュが
チラ
ちら、
ほろり。
ルイ・マル監督『地下鉄のザジ』
ストーリー全体にオヴァーラップする、ヒッチコック監督『裏窓』。
現実と
直
接
ふれ合わずに、世界と対峙すること。
映画と、イマージュの、共犯性。
映像コラージュ===アメリの
〜揺れる
〜心を映像化?
心象風景を表す、移動カメラ、特殊効果=FX、CG
カット割りの嵐=CM手法、映像内映像。
アメリ → 空想を現実に移し替える=幸福をもたらすいたずら?
アメリ → 現実との接触は眺める視線=触れ合う事のない傍観者。
アメリ → 証明写真に写る謎の男の真実====想像世界の陳腐→
アメリ → → → → 現実と直接抱擁 = ハグする覚悟
アメリ → → → 頑張れ が ん ば れ!
!!ガンバレ!!!アメリ(笑)
ハッピーフィナーレ\(^▽^)/
・・・・がんばって一歩ススム・・・・・見えないセカイがミエル・・・カモ・・・・・
・・・ミンナシアワセニナレタライイネ・・・・・・・・FIN
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以降
アメリ・ネタバレ
を含みますので、ご注意下さい。========================================================
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(あらすじから続く)
内気なアメリは、宝探しじみた謎のメッセージをニノに送り、ニノはアルバムを探してモンマルトルの丘を右往左往し、アルバムを取り戻した。
どうしても、ニノの前に出ることができない彼女を、想像上の友人や、アメリを見守ってきたアパートの同居人らが、励ます。
ニノはアルバムに入っていたメッセージの送り主の写真を頼りにアメリを探し回り、アメリのばら撒いてきたヒントをたどって、アメリのアパートにたどり着く。
TV:私の可愛いアメリや・・・・お前の骨はガラス製じゃない、人生の扉を開けられるんじゃ。もしそれを変えなければ、最後はお前の心は、脆く干からびてワシの骨のようになってしまうぞ。行って捕まえろ!後生だから!(ドアを開けるアメリ、前にニノ)/ニノ:僕は、ア・・・
アメリはドアを開け、「彼=他人」と向き合い、そして迎え入れた。
========================================================アメリ・ラストシーン
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アメリとニノは結ばれた・・・・・
そして二人は幸福を乗せて、現実を突き進むのだった。
リア充アメリ・・・ミンナシアワセニナレタライイネ・・・・・・・・FIN
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ありがとうございます(^^)なかなか面白かったです。当時女の子達に大人気でしたね〜(笑)グランドブタペストホテルのような絵作りですけど、こっちが先ですm(__)m
しかしいまだ未見・・
何か苦手な予感がします。
ありがとうございます(^^)女性陣には『アメリ』は絶大な人気を誇りますね。何か苦手な予感というのも、わかります・・・・・実際イタズラし続けるだけで、事件らしい事件もありませんしm(__)m