ジャンルー・シーフ
(ジャンルー・シーフ/フランス/1933年11月30日 - 2000年9月20日)
1955 年フランス『エル』誌の写真リポーターとしてデビュー。若くして頭角を現し1959年ニエプス写真賞に輝く。マグナム写真家集団に短期間所属しルポルタージュを得意としていたが1960年代ニューヨークに滞在し、世界的なファッション雑誌でパリとニューヨークを往復しながら華やかに活躍した。
この写真家はファッション写真のエレガントさと華やかさ、そして上質感が素晴らしいと感じます。そんな特徴を表した、あまりにも有名なイブサンローランの広告写真。
モデルはカトリーヌ・ドヌーブです。
人間が衣装をまとうことの緊張関係を感じます。
優美でありながらソリッドな一枚。
ドヌーブの写真を使ったCDジャケット
テッド・ローゼンタール「You'd Be So Nice To Come Home To」をBGMにどうぞ
モデルを見る視線。
どこか硬質な厳しさ。
やはり自他との境界を
形にして結ばれた像。
モデルは後藤久美子。
大理石のような冷厳な線。
塑像のように完璧なフォルム。
古典的なアートの伝統を感じさせる一枚。
自然をとっても、線と形に対する視線は、揺るがない。
モノの持つ根源的な要素を際立たせ、構築された写真に見える。
そんな、冷徹な眼をもつ
この写真家がとった
ベストマッチングなモデルが
シャーロット・ランプリング
のように思います。
一番好きな作品。
この写真家の本質は、
無機物を見るような、
眼差しなのだろう。
生命体であっても、
冷たいフォルム
に還元する。
それゆえ、ヌードであっても
大理石のような潔癖さ
を持つのだろう。
つまりは、現実を己の
エレガンスに従属させ
ているのだ。
ジャンルー・シーフ写真集
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ラベル:ジャン・ルシーフ
ありがとうございます。
シャーロット・ランプリングは独特の魅力がありますよね〜
「地獄に堕ちた勇者ども」オススメです。
写真に色が無いと、形が誤魔化せない気がします。
そのうちカラー写真もご紹介したいと思いますが・・・
色々な知識が深くてうらやましいです。
ありがとうございますm(__)m
え〜、ただ好きなだけで、でも映画って写真の重なりって事もありますし・・・・お付き合いいただいてありがとうございます(^^)