2016年09月03日

『写真家ジャンルー・シーフ』エレガンスの狩人

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ジャンルー・シーフ
(ジャンルー・シーフ/フランス/1933年11月30日 - 2000年9月20日)
1955 年フランス『エル』誌の写真リポーターとしてデビュー。若くして頭角を現し1959年ニエプス写真賞に輝く。マグナム写真家集団に短期間所属しルポルタージュを得意としていたが1960年代ニューヨークに滞在し、世界的なファッション雑誌でパリとニューヨークを往復しながら華やかに活躍した。





この写真家はファッション写真のエレガントさと華やかさ、そして上質感が素晴らしいと感じます。そんな特徴を表した、あまりにも有名なイブサンローランの広告写真。
モデルはカトリーヌ・ドヌーブです。
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人間が衣装をまとうことの緊張関係を感じます。
優美でありながらソリッドな一枚。


ドヌーブの写真を使ったCDジャケット
テッド・ローゼンタール「You'd Be So Nice To Come Home To」をBGMにどうぞ



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モデルを見る視線。
どこか硬質な厳しさ。
やはり自他との境界を
形にして結ばれた像。
モデルは後藤久美子。


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大理石のような冷厳な線。
塑像のように完璧なフォルム。
古典的なアートの伝統を感じさせる一枚。


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自然をとっても、線と形に対する視線は、揺るがない。
モノの持つ根源的な要素を際立たせ、構築された写真に見える。


Jeanloup-Sieff-Fashion.jpg



そんな、冷徹な眼をもつ
この写真家がとった
ベストマッチングなモデルが
シャーロット・ランプリング
のように思います。







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一番好きな作品。
この写真家の本質は、
無機物を見るような、
眼差しなのだろう。
生命体であっても、
冷たいフォルム
に還元する。
それゆえ、ヌードであっても
大理石のような潔癖さ
を持つのだろう。
つまりは、現実を己の
エレガンスに従属させ
ているのだ。







ジャンルー・シーフ写真集



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posted by ヒラヒ・S at 20:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは😃🌃ランプリングさん綺麗ですね〜⤴ナチ映画で注目してます🎵写真もカラーが無いほうがいいですね。
Posted by ともちん at 2016年09月03日 21:08
>ともちんさん
ありがとうございます。
シャーロット・ランプリングは独特の魅力がありますよね〜
「地獄に堕ちた勇者ども」オススメです。
写真に色が無いと、形が誤魔化せない気がします。
そのうちカラー写真もご紹介したいと思いますが・・・
Posted by ヒラヒ・S at 2016年09月03日 21:21
ともちんさんまで知ってるなんて・・凄いΣ(゚Д゚)
色々な知識が深くてうらやましいです。
Posted by いごっそ612 at 2016年09月03日 21:28
>いごっそ612さん
ありがとうございますm(__)m
え〜、ただ好きなだけで、でも映画って写真の重なりって事もありますし・・・・お付き合いいただいてありがとうございます(^^)
Posted by ヒラヒ・S at 2016年09月03日 21:37
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