評価:★★★★ 4.0点
え〜私はデヴィッド・ボウイのファンでして・・・・・・
で、この1986年の映画はデヴィッド・ボウイが出演して、歌って踊っています・・・・・・
私としては、ボウイのために★5コ付けたい気持ちはヤマヤマなんです・・・・・・が
<ラビリンス/魔王の迷宮あらすじ>
少女セイラ(ジェニファー・コネリー)は15歳で、父と継母とその赤ん坊の弟トビーの4人家族だった。ある日、セイラは留守番とトビーの子守を言いつけられる。泣き喚くトビーに「泣きやまないと、ゴブリン王に連れていかれるよ」といった時、「ザ・ラビリンス」の悪鬼ゴブリンたちとともに、魔王ジャレス(デイヴィッド・ボウイ)がやってきて、トビーを連れ去る。「ラビリンス」の果てにあるゴブリン・キャッスルに13時間以内でたどり着けば、トビーは解放すると言って、姿を消した。セイラは弟トビーを取り戻すために魔界の迷宮をジャレスのもとに急ぐ・・・・・・(1986年/アメリカ/ジム・ヘンソン監督)
<ラビリンス魔王の迷宮・感想と解説>
早いもので、もう30年も経つようで・・・・・
実際何度か見ているんですが、「アリス・イン・ワンダーランド」のミュージカル&マペット版のような作品でして、監督のジム・ヘンソンはマペット作家で、セサミストリートの人形師さんです。
この映画も全編に渡って、しかも、コンピューターグラフィックを使わずに、マペットが大活躍しています。
でも、デヴィッド・ボウイのファンとしては、この映画内で歌われるナンバーが素晴らしいと声を大にして言いたい。
珍しくこのケチな私が、すぐサントラを買ったぐらいですから。
主題曲:アンダーグラウンド
POPなダンスナンバー「マジック・ダンス」
という訳で、素晴らしい曲と、美しいビジュアルと、楽しいマペット達がいっぱいの映画なんですが・・・・
じつは告白しますが・・・・・・・・・・・・
昔見た時には、映画として私は楽しめなかったのでした。
話がシンプルで、喰い足りないカンジがしたのです。
それともう一つ決定的だったのは、化粧したボウイが美しくないという・・・・・
ですから、申し訳ないのですが、映画的な評価としては★2コぐらいという所だったんです。
ところが、先日の休みに小学生の姪っ子甥っ子が来て、あんまりうるさいものだから何かないかと考えて、この映画を見せてみたところ、101分の映画中微動だにせず魅入っていたんです・・・・・・・
ここで、バカな私もようやく気が付きました!
この映画は、子供達のための映画で、子供達にとってはとっても楽しめる一本だったのです!
あ〜私がアサハカだった!
ある映画は、特定の観客に対してのみ強い吸引力を発揮する事があるのに気がつかなんだ!
例えば「ゴースト」を好きな男性がどれほどいるでしょう。
例えば「アナと雪の女王」を心の底から好きな中年親父は希少です。
例えば「仁義なき闘い」や「エヴァンゲリオン」を好きな女性は、ゼヒお付き合いしたいものの、あった事はありません。
ま〜そんなこんなで、多かれ少なかれ「映画コンテンツ」は観客を選ぶといういい例であり、それに気付かなくてゴメンねディビッドって話でした。
そこで再度『ラビリンス/魔王の迷宮』をネット上で調べて見ると、BBCにこんな記事がありました。
The cult children's classic celebrates its 30th anniversary this year. Luke Buckmaster explains why it is still so beloved – and it's not just David Bowie's codpiece.
(子供達の古典的カルトムービーが30周年を迎える。ルーク・バックマスター(BBC評論家)はなぜそんなに愛されるのかを解説した――それは、デヴィッド・ボウイの股袋のせいだけではない)
リンク⇒<原文>
つまりは、子供の頃見た人達にとっては、ドラゴンボール(古い?)状態だという事でした。
失礼しました、お穣ちゃん、お坊ちゃん、ゼヒ見てください。
でも、デヴィッド・ボウイの股袋って・・・・
股袋=コッドピース (codpiece) とは、14世紀から16世紀末にかけて流行した、股間の前開き部分を覆うための布のこと。フランスではブラゲットと呼ぶ。 小物などを入れる用にも充てたため、日本語では股袋(またぶくろ)と訳される。[wikipedia]
という事で、子供目線評価を入れて★4コで・・・・残り1個は個人的にボウイの股袋にグッとこず、スター性に欠けたということで。
最後にこの映画の中で一番好きな、美しいバラード
「As The World Falls Down」
『ラビリンス 魔王の迷宮 30 周年アニバーサリー・エディション ブルーレイ【初回生産限定】』10/12発売!
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ありがとうございます(^^)
デヴィッド・ボウイは息子さんが映画監督ですが・・・あまりいい映画撮ってません(TT