2016年08月17日

アニメ『思い出のマーニー』少女の夏を生きる・意味・あらすじ・感想・解説

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評価:★★★★   4.0点

今日、自分を嫌うということ。
それは今まで、愛を感じ取れなかったということ。
愛を感じ取れないとは、愛を他者に与えられないということ。
愛を他者に与えられないとは、孤独になるということ。
孤独になるとは、生きれないということ。

しかし、今、生きているということ。
今、命が有るということ。
命が有るとは、愛は必ず在るということ。


人が愛なくして成長しないというのは、生物学的な真理なのだから。

たとえ、自分が愛に気づかなくとも。
たとえ、この世界で一人ぼっちだと嘆いていても。


一つの細胞が、分裂を開始した瞬間から、その成長とは愛によって育まれているという証。

この映画の少女達のように、一人立ちするには幼く、誰かに頼るには大人すぎる時期に、迷い、戸惑い、自分を見失うときには、この映画を見て思い出して欲しい。

あなたが今、存在するということ。
そこに必ず愛が介在しているということ。
それが、今、生ているということ。

<あらすじ>
主人公の杏奈は内気な少女で、いつも人の輪の外に一人でいると感じている。唯一の肉親の祖母が亡くなり、里親に育てられる。杏奈を育てる事で、里親が市からの補助金を受けている事を知り、里親を信じられなくなっている。杏奈は喘息の療養のために海辺の町で過ごすことになるが、そこで湿っ地(しめっち)屋敷と呼ばれる古い屋敷を見つけ、杏奈はその屋敷に住む不思議な少女マーニーと会い親友となる。しかし後日訪れた湿っ地屋敷は、なぜか無人の廃屋だったためマーニーとは幻だったのかと思い始める。そんなある日、湿っ地屋敷に引っ越してきた少女から、彼女が見つけたというマーニーの日記を見せられ、杏奈はマーニーが現実に存在したことを知った。そして杏奈はマーニーと再び合った時に、二人の間に不思議な絆と、自分と同じ悩みがあることを知り、彼女達は嵐の夜マーニーが恐れていたサイロを克服しようと挑む・・・・・

このアニメは、「少女の一夏の冒険を通して、人生を勝ち取る」という意味で、女性版の「スタンド・バイ・ミー」のようにも思います。


栗林監督の抑えたクールな味わいが、この物語を静謐なファンタジーとして輝かせているように思います。
そんな少女達の悲しみを表現した、プリシラ・アーンの歌うマーニーの主題歌が、切なく沁みます。

タイトル:「 Fine On The Outside」(外側でいいの:うわべは元気に)
I never had that many friends growing up
(大きくなるまでに、友達は多くなかった)
So I learned to be Ok with Just me, just me, just me, just me 
And I’ll be fine on the outside
(それで、外側にいれば、うわべは明るくしていられるから、一人ぼっちでいいって学んだ、一人ぼっちで 、一人ぼっちで 、一人ぼっちで )
I like to eat in school by myself
(私は学校で一人で食べるのが好き)
Anyway So I’ll just stay Right here, right here, right here, right here And I’ll be fine on the outside
(とにかく、外側にいれば、うわべは明るくしていられるから 、それで、私はただここにいる、ここにいる、ここにいる、ここにいる)
So I just sit in my room after hours with the moon
(それで、私は月と一緒に深夜部屋に座っている)
And think of who knows my name
(そして思う、誰か私の名前を知っているのかしらと)
Would you cry if I died
(あなたは泣いてくれる、もし私が死んだら)
Would you remember my face?
(あなたは思い出してくれる、私の面影を?)


この切ない歌にも、他者(ヒト)を求める、魂の呼びかけがあります・・・・・
だからもう一度書きます。

あなたが今、存在するということ。
そこに必ず愛が介在しているということ。
それが、今、生ているということ。



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ラベル:米林宏昌
posted by ヒラヒ・S at 20:59| Comment(4) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは〜観たい💦観てねー!( ̄▽ ̄;)ええ感じですね。今しまった!と思ってるとこです。曲もいいですね。

Posted by ともちん at 2016年08月17日 20:44
>ともちんさん
ありがとうございますm(__)m少女の成長物語みたいな映画です。宮崎駿監督ほどコッテリしてないのが、上品でした。
Posted by ヒラヒ・S at 2016年08月17日 20:56
観たんですけど、忘れた・・(^^;
歌からして切ない映画ですよね、幽霊的な映画だったような・・
Posted by いごっそ612 at 2016年08月18日 07:09
>いごっそ612さん
ありがとうございますm(__)m確かに、オバケ的な・・・・・・女性向けの作品ですよね(^^;
Posted by ヒラヒ・S at 2016年08月18日 07:15
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