原題 Sabrina 製作国アメリカ 製作1954年/113分 監督ビリー・ワイルダー 脚色ビリー・ワイルダー サム・テイラー、アーネスト・リーマン 原作サム・テイラー |
評価:★★★★ 4.0点
この映画はオードリー・ヘップバーンの、『ローマの休日』の翌年に撮られた2作目の主演作品です。
この一見軽快なラブ・コメディーは、見て楽しめる娯楽作として高い完成度を持っています。
『麗しのサブリナ』紹介動画
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麗しのサブリナ感想・解説
========================================================オードリー・ヘップバーンの映画デビュー作『ローマの休日』は、恋よりも自分の責務に殉ずるという、女性の自立を描いた物語でした。
そして、このロマンチック・コメディーも第二次世界大戦後の女性の社会進出の象徴としての、オードリー・ヘップバーンが見事に表現されていると思います。
何せ、ボギー(ハンフリー・ボガード)とウィリアム・ホールデンの色男二人を夢中にさせてしまうのです。
それは、運転手の娘という使用人の娘(シンデレラ)がパリ(魔法)でエレガンスを身にまとい、王子様を夢中にさせる物語だと言えます。
ここで、鍵となるのは「シンデレラ物語」は王子を追いかける物語でしたが、これは王子に追いかけさせる物語になっているという点です。
つまりは、あくまで女性が主体と成っている点が、戦前のハリウッド恋愛物語にはない革命的な点だと思うのです。
そんな新しい女性像は、この映画で登場した「サブリナ・パンツ」(右写真)に象徴的で、フェミニンな装いとは違う、新時代の女性の姿を鮮烈に印象付けてると感じます。
それは、女性の社会進出に伴い「シャネル・スーツ」が熱狂的に支持を得たのと同様の現象だったでしょう。
そんな、戦後の女性達の理想形としての、自立していて、可愛くて、エレガントな存在として、オードリー・ヘップバーンが輝いていたと思うのです。
そういう意味では、過去の「男性に選ばれる女性の恋愛映画」から「男性を選ぶ女性の恋愛映画」への華麗な変容を、これ以上は無いスタッフとキャストで撮った一本だとおもいます。
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麗しのサブリナ・テーマ曲「バラ色の人生」(ラ・ヴィアン・ローズ)
========================================================じつは、これまでは前段でして、本題は実を言えば、この映画の主題曲が大好きだということだったりします。
フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフが、1946年に歌った「La Vie en rose 」(日本名『ばら色の人生』)がこの映画を彩るのですが、これがイイんです。傷心のサブリナがパリで2年間を過ごしたことの、そのフランス生活の象徴がこの曲「ラ・ヴィ・アン・ローズ」なのでした。
それゆえ、ロマンチックで、スィートで、夢見るようで、遠い花火を見るような、どこか憧れを映したような曲で、映画の内容にぴったりなんですが、曲そのものが大好きになりました・・・・・・で、ぜひお聞き頂きたいと言うゴリ押しですm(__)m
まずは『麗しのサブリナ』から、オーケストラバージョン。メロディーの美しさが引き立ちます。
つぎは、ハンフリー・ボガードとのドライブ・シーンで、オードリー本人が歌っているもの。
パリでの暮らしを話しながら、ボギーが「オレが10歳若かったら弟のように愛してくれたか」なんて語っています二人が惹かれあう大事なシーンで歌われます。
あまり上手じゃない感じが、ピュアで、キャラクターが出ていて、女優の歌と言う気がします。
『麗しのサブリナ』の「ラ・ヴィ・アン・ローズ」を聞いて、本家を聞いてみようということで・・・・
さすがに、オリジナルのエディット・ピアフ。
ケッコウな濃厚さで、人生のドラマが凝縮された迫力にたじろぐ。
この迫力は、歌に人生を賭けてきたものが持つ重厚さではないだろうか・・・・・
も〜いいという声があるが、まだまだまだまだまだまだ、許さない。
だって好きなんだもん。
サッチモ(ルイ・アームストロング)のジャージーな「ラ・ヴィ・アン・ローズ」
原曲にレスペクトが感じられる歌い方に胸が熱くなる。
つづいても、ジャズ界からハリウッドスターでもあったディーン・マーチン、ベリースゥゥウゥイィイィィト。
ちょっとテーストを変えて、映画『恋愛適齢期』からジャック・ニコルソンの『La Vie En Rose』
オヤジがクダを巻いているような、一曲。でも、セリフのような言葉に味があります・・・・
ザーズ・・・・・オシャレなフランステースト。
レディーガガ、歌は上手い・・・・
私の好みはコチラ Laura & Anton - "La Vie En Rose" 切ない・・・・・バラ色の夢・・・・
ということで、あ〜すっきりした。
あ!そういえば、このブログのタイトルは、この曲から頂きましたm(__)m
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『ローマの休日』 オードリーデビュー作 ロマンチックコメディーの不朽の名作 | |
『昼下がりの情事』 パリのオードリーの恋 ビリーワイルダー監督作品 | |
『ティファニーで朝食を』 都会のおとぎ話 妖精オードリーの代表作 | |
『いつも二人で』 オードリーの結婚倦怠期 運命の恋の行方 | |
『許されざる者』 オードーリーの西部劇 バート・ランカスター主演、 ジョン・ヒューストン監督 |
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どーもありがとうございます(^^)名曲だと思います。
聞いていただいて有り難うございます。(⌒‐⌒)
なるほど〜
いらっしゃ〜い。
すいませんm(__)m時々コメントって送ったかどうかわからなくなること有りますねスミマセンスミマセンスミマセンスミマセン
ありがとうございます。
古い歌ですけド・・・ドッかしらで聞いてますよね(心配になってきた)
しかし、Youtube貼りすぎか・・・貼り始めたら見栄えがするのでつい・・・・