2017年12月05日

映画『ペーパームーン』父と娘の珍道中・完全再現ストーリー/感想・ネタバレ・あらすじ・ラスト

映画『ペーパームーン』(ストーリー・あらすじ 編)

原題 Paper moon
製作国 アメリカ
製作年 1973年
上映時間 103分
監督 ピーター・ボグダノヴィッチ
脚本 アルヴィン・サージェント
原作 ジョー・デイヴィッド・ブラウン


評価:★★★   3.0点



白黒の画面といい、詐欺を働きながら金を稼いだりする所といい、チャップリンの名作コメディー「キッド」を思い出しました。
子供を連れた「ロード・ゴーイング・ムービー」として評論家、一般ユーザーの双方から、大変評価の高い作品です。

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映画『ペーパームーン』ストーリー・あらすじ



葬儀が営まれているところに、モーゼ(ライアン・オニール)はやって来た。
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彼と昔深い中にあった女性が、自動車事故で死んだのだ。

そこには、アディ(テイタム・オニール)という9つの娘がいた。
モーゼ(ライアン・オニール)は、牧師夫婦からアディの唯一の身寄り、ミズーリの叔母の家に届けるように頼まれた。

モーゼは同じ方向に旅立つと言ってしまった手前、いたしかたなく引き受けた。
まずモーゼは最初に、交通事故を起こした加害者側から、示談金200ドルを脅すように取り、その金で新車に買い替えた。
そして、アディに切符を買って、汽車でミズリーに向かえと言った。
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しかし、アディはモーゼが手にした200ドルは、私のお金だと主張する。

そして、その金を寄越さなければ汽車に乗らないと主張した。
アディーはモーゼが実の父だと疑っていたのだ。
モーゼは、身に覚えが無いと、父親であることを否定する。
Moon-.jpgすると、アディーは「父親でなければ200ドルを返せ、返さないなら警察に訴える」と脅す。
モーゼは、200ドルで車を買ってしまった手前、アディーを車にのせミズリーに向かい走り出した。



そんなモーゼの商売は、聖書を詐欺まがいの手で売りつける事だった。
やがて、それを見ていたアディも、片棒を担ぐようになり、非凡な詐欺の才能を見せる。
<詐欺の手口>

そして、ニセモノの父娘コンビの詐欺は、相手の警戒心を緩ませ、稼ぎも順調に増えて行った。
2人の間で喧嘩は絶えないが、それでも少しづつ心が通い合うようになった。

そんな2人がカーニバルへ寄り、アディは「ペーパー・ムーン=紙の月」に座って記念写真を撮る。
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モーゼに一緒に撮ろうと言ったのだが、彼は女性ストリッパーのミス・トリクシー・デライト(マデリーン・カーン)に夢中で、取り合わなかった。
そして、彼女と彼女の付き人イモジンという黒人少女が、旅の道連れになった。
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最初は我慢していたものの、ついに抑えきれなくなったアディは、トリクシーと一緒なら旅はしないと、ストライキをしてまで抵抗した。
そしてアディーは、ある日泊まったモーテルで、トリクシーが別の男と浮気するように画策した。
その現場を見たモーゼは、トリクシーと別れて、また2人きりの旅に戻った。

トリクーシ―と旅している間、ほとんど稼がなかったモーゼは、酒の密造屋を相手に詐欺行為を働く事を計画した。
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作戦は上手く行き、密造屋を出しぬき620ドルを巻き上げたかに思えたが、その騙した相手の弟が保安官で逮捕される。
保安官事務所で、さんざん殴られ、厳しい尋問を受けているモーゼを、アディーの機転で逃げ出すことができた。
moon-hit.jpg2人は途中車を乗り換えたりして、どうにかミズリー州にたどり着いた。
しかし、そこには保安官たちが待ち構えており、有り金全てを奪われてしまう。
傷つき落ち込むモーゼに、アディーはまた二人で聖書を売ろうと語りかける。

しかし、モーゼはある決心を固めていた・・・・・・・・・・

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映画『ペーパームーン』予告


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映画『ペーパームーン』出演者

モーゼ・プレイ(ライアン・オニール)/アディ・ロギンス(テータム・オニール)/トリクシー・デライト(マデリーン・カーン)/ハーディン保安官(ジョン・ヒラーマン)/ジェス・ハーディン( 島香裕)/イモジン(P・J・ジョンソン)/フロイド(バートン・ギリアム)/オリー(ジェシー・リー・フルトン)/牧師(ジェームズ・N・ハレル)/牧師の妻(リラ・ウォーターズ)/ロバートソン(ノーブル・ウィリンガム)/駅長(ジャック・ソーンダース)/ウェイトレス(ジョディ・ウィルバー)/パール・モーガン(リズ・ロス)/法執行官(エド・リード)/リボン店の店員(ドロシー・プライス)/エドナ(ドロシー・フォースター)
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映画『ペーパームーン』受賞歴

1974年開催・第46回アカデミー賞:助演女優賞テータム・オニール(史上最年少受賞)

プレゼンターはチャールズ・ブロンソンとその妻ジル・アイルランドで候補者を紹介
【意訳】私は私の監督ピーター・ボグダノビッチと私の父に全ての感謝を捧げます。ありがとう。
【祖父チャールズ・オニール・意訳】この子の祖父から感謝を、この子の父親からも感謝を、そしてもちろんテータムも感謝してます。
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以下の文章には

映画『ペーパームーン』ネタバレ

があります。

(あらすじから)
全ての金を奪われたモーゼ。
moon-house.jpg彼はアディを、ミズリーの叔母の家に届けることにした。
叔母の家は、小ぎれいで、アディの夢だったピアノもあった。
優しい叔母や叔父が、アディを暖かく迎えてくれる。

モーゼは1人、車に乗り込み煙草に火をつけた。
moon-photo.jpg放心したように煙草をふかすモーゼ。
その手には、フェスティバルで撮った「ペーパームーン」の写真。

そこには、アディーからモーゼへと記されていた。

煙草も吸い終わり、車を発進しようとしたモーゼ。
その眼が、バックミラーに吸い寄せられた。
白い道を走るアディーが徐々に大きくなってくる。

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映画『ペーパームーン』ラスト・シーン


車から降りたモーゼが、アディーを待ち構える。
moon-las.gifモーゼは帽子を叩きつけて怒った。
アディーは「モーゼ!まだ200ドル貸したままよ。」と返す。
その時、無人のトラックが動き出した。

それを見た2人は、慌てて車を追いかけた。
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2人が乗った車の前には、白い道がどこまでも続いていた。
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posted by ヒラヒ at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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