評価:★★★ 3.0点
映画技術は文句なし、キャスティングも完璧、演技もニコラス・ケイジとティオ・レオーニも過不足ない演技でサスガです。
ということで、取りあえず楽しい映画でス。☆3・0というとこでいかがでしょうか?
ここから無い物ねだりのナンクセです・・・・・
このところ多いんですが、どこか昔ながらの伝統的なテーマを、相も変わらず使いまわしているというか・・・・・・
例えば、この映画で語られるテーマは「お金よりも大事な物とは?」というお話です。
答えはモチロン原題「FAMILY MAN」で明らかなように、「家庭」です。
正直言って「お金」と「家庭」って両立しないんですか?
さらに言っちゃえば、「お金」を取ってもいいんじゃないんですか?
そもそも、「家族」だろうと「お金」を取ろうと個人の自由ですよね・・・・これ?
現代に限って言えば「家族」が幸せともナカナカ・・・・
まぁ〜いずれにしても、「金」と「愛」が対立項として存在するという考え方は「ベニスの商人」ではないですが、肉体労働によって日々の糧を得るマットウな人々と、その人たちのお金を掠め取って金で金を産む、ワルイ高利貸というイメージです。
イマドキ、コレハイカガナモノカト、オモイマセンカ・・・・
金融工学を駆使してでも、経済力をつける事が現代社会の要請です。
みもふたもない話ですが、金儲け競争に負けた国から奈落の底です。
そういう現代社会において、最も相応しいテーマとは、「お金持なればこんなに幸せ」というものでしょう。
そういう意味で残念ながら、この映画の脚本は50年前なら良かったんでしょうが・・・・・
でも、こんな「カネ儲けろ」なんて現代的テーマを説く「天使」をアナタは信じられます?
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