2019年05月14日

映画『愛する人』女性達の感動作!再現ストーリー/あらすじ・ネタバレ・ラスト・イニャリトゥ作品紹介

映画『愛する人』(あらすじ・ネタバレ 編)

原題 MOTHER AND CHILD
製作国 アメリカ、スペイン
製作年 2009
上映時間 125分
監督・脚本 ロドリゴ・ガルシア
製作総指揮 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ


評価:★★★★  4.0




この映画は、静謐に丹念に積み重ねられていく、静止画のようなカメラが美しい。
そこに定着される母と子の命のつながりのダイナミズム、その運命の過酷さには涙を禁じえないだろう。
しかしそれにも増して命が続くことに、喜び、救い、癒し、希望、そして生命の持つ可能性に感動を覚える。

これは、母と子の物語。
それは、全人類が紡いできた物語・・・・
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<目次>
映画『愛する人』ストーリー
映画『愛する人』予告・出演者
映画『愛する人』製作者アレハンドロ・G・イニャリトゥ作品紹介
映画『愛する人』ネタバレ・結末

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映画『愛する人』ストーリー


現在51歳のカレン(アネット・ベニング)は14歳の時、恋人の子供を身籠り出産した。しかし、母親の反対に会い生まれた娘を手放すことになる。
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36年後の今は、リハビリ療法士として働きながら、気難しい母の介護をしつつ日々を過ごしていた。
彼女は、他人との深い関係を避けるようになり、年老いた母に対しても距離を感じていた。

カレンの娘、エリザベス(ナオミ・ワッツ)は、弁護士としてキャリアを積み重ねた37歳。
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彼女は養父母に育てられ、今では優秀な人材として弁護士事務所で働く。
同じ会社の上司ポール(サミュエル・L・ジャクソン)と不倫関係にあった。

その頃、黒人女性のルーシー(ケリー・ワシントン)は、夫ジョゼフ(デヴィッド・ラムゼイ)を持ちながら子供を産めず、養子縁組を決意した。
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カレンに、職場の同僚パコ(ジミー・スミッツ)という男性が好意を示した。
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しかし彼女は、素直にその気持ちに応えられない。
カレンは、行方も知れないわが娘を忘れたことは無く、未だに日々送り先のない手紙を書き続けた。
そんな時、カレンの母親の容態が急変し死亡した。
moth8.pngカレンは母親が「娘の人生を台無しにした。申し訳ない」と言っていたと聞かされ泣き崩れた。

乳児院の仲介で、女子大生レイ(シャリーカ・エップス)が生む子を養子縁組する約束が成立し喜んでいた。
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カレンは職場の同僚のパコと再婚した。パコとその娘は、別れた子を探したらどうかとカレンに勧めた。
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そしてカレンは娘を預けた乳児院に足を踏み入れた。
しかしシスターは、彼女の行方は教えられないとカレンに告げた。
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ただ、手紙を乳児院に託すのであれば、娘が探しに来た時にその手紙を渡すと言ってくれ、カレンは書き上げた手紙をシスターに渡した。

一方のエリザベスと上司ポールの関係は、徐々に陰りが見えだしていた。
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そんな矢先に、エリザベスは自分が妊娠している事に気づく。
キャリアよりも生まれ来る命を選んだ彼女は、ポールの前から消えた。
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エリザベスは自らが母になることから、自分を生んだ母親に会ってみたいと思う。
そして写真と手紙を乳児院に送った・・・・・・・・・・
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映画『愛する人』予告

映画『愛する人』出演者

ナオミ・ワッツ(エリザベス)/アネット・ベニング(カレン)/アイリーン・ライアン(ノラ)/ケリー・ワシントン(ルーシー)/デヴィッド・ラムゼイ(ジョゼフ) /ジミー・スミッツ(パコ)/サミュエル・L・ジャクソン(ポール)/デヴィッド・モース(トム)
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アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ作品


この映画でプロデューサーを務めたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは、映画監督としても、製作者としても良質な作品を生み出していると思います。
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以下の文章には

映画『愛する人』ネタバレ

があります。
(あらすじから)
エリザベスは、赤ん坊の命と引き換えに、出産後命を落としてしまう。
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女子大生レイは生まれて来た子供を見ると、その子をルーシーに渡せなくなった。
ルーシーはショックで泣き叫んだ。
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その時エリザベスが産んだ子を養子にしてはどうかと問われ、その申し出をルーシーは受けた・・・・・

1年後、カレンの元に乳児院から連絡が入る。
乳児院の管理ミスで、エリザベスから預かっていた手紙を、カレンに渡していなかったとシスターは謝罪した。
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カレンは、エリザベスが娘を出産し亡くなったと聞き、茫然とする。
悲しむカレンにシスターは、エリザベスの娘はすぐ近く、養母ルーシーの手によって育てられていると語った。

映画『愛する人』結末・ラスト

土曜の午後、カレンは直接触れ合えなかった我が子エリザベスが残した娘に、会いに行った。
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そして夜、今はいない娘に手紙を書くと眠りについた。
その枕元にはエリザベスの写真が飾られていた。
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posted by ヒラヒ at 17:00| Comment(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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