2021年07月24日

映画『48時間』エディ・マーフィとニック・ノルティの痛快アクション!/詳しいあらすじ・感想・解説・ネタバレ・ラスト・考察

48時間のオセロ



評価:★★★★   4.0点

監督ウォルター・ヒルが得意とする夜の街のロケーションにシビレます。

こういう、見ていて爽快なB級アクションを描いたらこの人は、決して期待を裏切りません。
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<目次>
映画『48時間』ストーリー
映画『48時間』予告・出演者
映画『48時間』感想
映画『48時間』考察・解説/ハリウッドと人権問題
映画『48時間』ネタバレ・結末

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映画『48時間』あらすじ

常習犯罪者のアルバート・ギャンズ(ジェームズ・レマー)は、刑務所に服役し屋外作業中、仲間のビリーベア(ソニー・ランダム)の助けを得て脱獄に成功した。
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看守を射殺すると、2人は車で逃亡した。

サンフランシスコ市警の刑事ジャック・ケイツ(ニック・ノルティ)はホテルで事件が発生したと聞き、ホテルの現場に向かった。
だが、そこには先に来た2人の刑事がおり、ジャックにロビーの見張りを命じ、刑事二人は盗難カード使用容疑犯の部屋に向かった。
しかし突然銃声が響く。
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部屋にいたのはガンツ達で、容赦なく銃弾を浴びせ、逃走を図る。
ジャックは犯人を追ったが、ギャンズは女性を人質に取り、ジャックの銃を奪うと、刑事2人を射殺し姿を消した。
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銃を奪われ、同僚を殺された屈辱を晴らそうと、ジャックはガンツの調査を開始する。
すると、ガンツの犯罪者仲間のレジー・ハモンド(エディ・マーフィ)という男が、刑務所にいると知る。
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レジーはもうすぐ保釈になるため、最初は協力を拒むが、ギャンズが脱獄したと知ると突然協力的になり、ジャックは書類を偽造し刑務所から48時間レジーを借り受けた。
レジーの情報で、ジャックはギャンズの仲間のルーサー(デヴィッド・パトリック・ケリー)を訪ね捕えたが、ルーサーは何も話さなかった。
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ジャックはルーサーを拳銃不法所持で逮捕した。
ジャックは恋人エレイン(アネット・オトゥール)と約束があったが、電話で会えないと伝えると、彼女に怒りを込めて電話を切られた。

ジャック達はビリーがかつてバーテンダーとして働いていたバーを訪れた。
レジーは自分に尋問させてくれと言って、ジャックから警察手帳を借り足を踏み入れるとると、白人ばかりのバーで黒人のレジーは反感を持った眼に囲まれる。
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レジーはバーテンダーにビリーの居場所を問い質すが、バーテンダーが口を開かなかったため、ボトルを投げ店の備品を壊しだした。たまらずバーテンダーは、ビリーに、中華街に住む女がいると教えた。
部屋には女2人がいて、警戒し銃を向けたが、ジャックが警官だと知ると、ビリーとはとっくに別れていて、何も知らないと答えた。

苛立つジャックは、ギャンズとレジーの関係を問い詰めた。言葉を左右するレジーに、ついにジャックは殴りかかった。すると、レジーは華麗なボクシングテクニックを見せ、ジャックを翻弄したが、最後はパワーに押され互角の戦いとなった。
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2人が殴り合いを続けていると、警官に見つかり逮捕されそうになり、ジャックは仕方なく警察手帳を見せた。
なおも追及するジャックに、レジーはしぶしぶ仲間と一緒に地下カジノを襲い、盗難届の出ない50万ドルを手に入れたと明かした。

そして、金を自分の車に隠したものの、ギャンズが裏切り刑務所で服役する事になったと語った。レジーは、ギャンズは脱獄した以上、その車に金を回収に行くはずだと語り、ジャックとレジーは金を隠した車を見張ることにした。
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すると、その駐車場に現れたのはルーサーだった。

ジャック達が尾行すると、ルーサーは金の入ったバックを持って地下鉄に向かい、ギャンズと合流した。ギャンズはルーサーの彼女を人質にして連れており、ルーサーは命令に逆らえなかった。
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ジャックがギャンズを逮捕しようとする前に、警備員がギャンズの銃に気づいた、するとギャンズの相棒ビリーが発砲し、ギャンズ達は逃げてしまう。

一方のレジーは金を追うと言い残し、ルーサーの後を追い姿を消した。
ジャックは署に戻ってレジーの電話を待つ間、彼女のイレインから電話があり、再び彼女を怒らせた。
その間に、レジーから電話があったことを教えられ、ジャックは急いでレジーに電話を掛けた。
するとレジーは金を追って、ルーサーの居るホテルの前のバーにいて、ジャックを待っていると伝えた。
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レジーはギャンズ逮捕に協力するため、ルーサーから金を奪うチャンスがあったのにそうしなかった。
ジャックはレジーに感謝すると、レジーはバーでキャンディという女性を誘惑したが、ホテル代が無いと打ち明け、彼に無心した。

レジーが正にホテルに入ろうとしたとき、ルーサーが外に出たため追跡に移らざるをえなくなった。
ルーサーは来たバスに乗り込んだが、運転手はビリーでギャンズがルーサーの恋人ロザリーに銃を向けていた。
金を渡したルーサーだったが、ギャンズに射殺された。
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ジャック達は車でバスを追うが、銃撃されショーウインドーに突っ込み、バスを見失ってしまう。

警察署に戻ると、ジャックは署長に激しく叱責され、それを見かねたレジーが言い過ぎだと署長に文句を言った。
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レジーを刑務所に戻すため、2人は出かけたが、最後に一杯やろうとバーに入った。
そこで、バスが中華街に乗り捨てられていたと連絡が入った−gozailla_4.png
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映画『48時間』予告

映画『48時間』出演者

ジャック・ケイツ(ニック・ノルティ)/レジー・ハモンド(エディ・マーフィ)/エレイン(アネット・オトゥール)/アルバート・ギャンズ(ジェームズ・レマー)/ルーサー(デヴィッド・パトリック・ケリー)/ヘイデン(フランク・マクレー)/ビリー・ベア(ソニー・ランダム)/ベン・キーホー(ブライオン・ジェームズ)

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映画『48時間』感想


この映画は、『ウォリアーズ』とか『ストリートファイター』なんて、このウォルター・ヒル監督の得意なアクション映画のキレの良さが際立ちます。

また、エディ・マーフィのキャラクターが際立ち、見ていて単純に楽しめる娯楽作品の秀作です。
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エディ・マーフィーはサタデーナイトライブで人気となり、映画界に進出し『大逆転』や『ビバリーヒルズコップ』と、そのキャラクターを活かし、スマッシュ・ヒットを飛ばし、ハリウッド映画界を代表する俳優の一人になりました。

ニック・ノルティも無骨な白人刑事を演じて、良い味を出しています。
そんな二人が、最初は反発しながらも、少しづつ互いの個性を尊重し、最後はお互いの力を合わせて、1+1を3にも4にもする「相棒物語バディストーリー」の秀作だと感じます。

この二人には、法の番人と犯罪者、黒人と白人、ナンパと硬派など、数々の相容れない対立があるにも関わらず、それを乗り越え友情を築く姿に感動を覚えます。
さらにこの作品には、アメリカ社会の現実を反映し、人種間の対立も含んだ物語だと思いました。

そんなストリーでありながらも、黒人も白人もどちらが見ても楽しめるメジャーハリウッド作品になっているのがミソで、黒人代表のエディ・マーフィーが鮮やかな印象で映画の美味しいところを持っていきます。
この作品で彼の役どころは、刑務所に入っている受刑者で、白人刑事(ニック・ノルティ)の捜査に強制的に協力させられます。

ここも黒人社会からすると、白人の警官=黒人の敵に協力なんてトンデモないところですが、受刑者じゃ協力させられるのもしょうがないと見えるでしょう。
また黒人側から見ると、エディ・マフィー演じるキャラクターがノロマな白人を手玉に取るようで、痛快に感じるのではないかと思います。

エディ・マフィーはアルマーニのスーツを着て、ポルシェに乗って、ホントにオシャレでスマートに見えます。
さらに口八丁・手八丁と来ては、ニック・ノルティーも力ずくで腕力に訴えるしかないのですが、そのケンカですら華麗なボクシング・テクニックで翻弄します。
映画館で歓声を上げる黒人たちの声が聞こえるようです。

つまりエディ・マーフィーはメジャー作品で初めて、白人より優位に立った黒人スターとして、成立したキャラクターではないかと思ったりします・・・・・・
白人側にしても、途中イライラする所もあるでしょうが、オセロのように黒と白が入れ替わりながら、ちゃんと双方に見せ場があります。

最終的には男気と正義を元にした決着がつき、紆余曲折があってもお互いを認め合うというバディ・ストーリーとしての王道にのっとり、最後は双方にとって満足できる爽快な一本です。

聞くところによると、アメリカの人種間の軋轢と言うのはまだまだ根深い物があり、黒人居住区と白人居住区が分かれていたり、見る映画、聴く音楽がぜんぜん違うと聞きます・・・・・

そんなアメリカ社会の人種間の格差による歪みは、2019年に警官の黒人死亡事故を発端とした、黒人の人権を守る世界的な運動「ブラックライブズマター」のように、定期的に噴出してしまいます。

そんな、そんなアメリカ社会の対立構造を踏まえつつこの映画を見ると、この二人の友情と言うのが本当に尊いものに思えたりします・・・・・
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映画『48時間』解説

ハリウッド映画の中の黒人問題

ハリウッド映画の歴史をみれば、人種問題など、微妙な問題を取り上げること自体1960年代まではありませんでした。

なぜなら、世界を相手に、万人が喜ぶコンテンツを制作し販売するという、ハリウッド黄金期のビジネスモデルからすれば、政治的な主張や、マイノリティーの権利の主張を語るのは得策ではありませんでした。

そんなシリアスなテーマを描くより、誰もが喜ぶ「自由と平等」、そして、それにもとづく「楽天的成功=ハッピーエンド」を発信することで、世界の映画工場としての地位を確立したのです。

そんなハリウッドの姿勢を明文化したともいえるのが、アメリカ映画界の倫理規定『ヘイズ・コード』です。
関連レビュー:ハリウッドの映画倫理とは?
『陽のあたる場所』
アメリカの光と影を描いて、第24回アカデミー賞6冠!!
ハリウッド古典映画と倫理規定ヘイズコードとの関係

そのルールには暴力や性的な表現の規制のみならず、政治的な主張も制限されていたのです。
そんなハリウッド映画界に変化が現れたと思わせるのが、1948年の映画『紳士協定』であり、そこではユダヤ人差別の問題が正面から語られていました。
関連レビュー:人種差別描くハリウッド
映画『紳士協定』
ユダヤ人差別問題を取り上げた問題作!
エリア・カザン監督の第20回アカデミー作品賞受賞作

それは、一説によれば、第二次世界大戦前ナチスドイツに遠慮して、ヒットラーとファシズムを非難する声をあげれず、結果的にユダヤ人大虐殺を生じさせたのではないかという、ハリウッド映画界の反省があったとも言います。
関連レビュー:ハリウッドとナチスドイツ
チャップリン『独裁者』
ヒットラーに見せたチャップリンの意地!
映画史上に残る古典!ラストの名演説は必見

当時のハリウッド・メジャーの映画産業とは、ユダヤ人が生み育て支配していた業種だったにもかかわらず、ナチスに宥和的だったために同胞の死を呼んでしまったのだという自己批判が、映画『新誌協定』には込められていると思います。

そんな人種問題をテーマとした映画の登場から、黒人の人権を語る映画の登場はさらに時代を下った、1962年の『アラバマ物語』まで待たねばなりません。
アメリカ映画:1962年
映画『アラバマ物語』

黒人差別問題を取り上げた問題作!
グレゴリー・ペックのアカデミー男優賞受賞作

そのころには、映画界ではヘイズコードの規制も弱くなり、同時にアメリカ社会では人種差別に反対する公民権運動が高まりを見せていました。

そして、黒人俳優として初めてアカデミー賞を獲得した、シドニー・ポワチエの登場により、その黒人差別問題をさらに正面から見据えた『招かれざる客』が発表されます。
アメリカ映画:1967年
映画『招かれざる客』
公民権運動が最盛期に取られた「反人種差別運動映画」
キャサリンヘップバーンのオスカー受賞作

それは、ハリウッドメジャースタジオが60年代の「公民権運動」の高まりに対して示した良心だったと思います。

しかし、それでも、その作品はあくまで「白人側=マジョリティー(多数派)側」から描いた作品であり、真に「黒人側=マイノリティー(少数派)側」からの声が、メジャーコンテンツとして流通したとは言えないものです。

1960年代以降、公民権運動が一定の成果を収め世間が落ち着きを取り戻すと、人権問題はむしろ潜在化していく中で、映画における「黒人(マイノリティー)」の扱いは、黒人側から言わせると「白人に都合の良い黒人像」だと非難されます。

事実1970年代には、黒人の俳優と黒人のスタッフによる映画製作も成されており、その「ブラック・プロティション(黒人キワモノ)映画」と呼ばれるジャンルは、黒人達が悪役白人キャラクターと対決し勝利を収めるという、黒人観客のための映画も作られていたのですが、それは僅かの例外を除いて黒人コミュニティーから出ることはありませんでした。
関連レビュー:ブラック・プロティション映画とは?
『星の王子 ニューヨークへ行く』
エディ・マーフィが1人4役でマシンガン・トーク
『ブルース・ブラザース』のジョン・ランディス監督作品

しかし、黒人の俳優や歌手など、ショービジネスの世界で真にメジャーな存在として認知されるためには、白人社会で認められなければならず、アメリカのショービジネスで活躍する黒人俳優やエンターティナーにとっては非常に厳しい状況にあったのです。

たとえば、黒人俳優のパイオニア、シドニー・ポワチエも黒人社会からは白人だと言われ、キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンですら白人に魂を売ったと非難されたといいます。
関連レビュー:マイケル・ジャクソン
マイケル・ジャクソン『ムーン・ウォーカー』
マイケル・ジャクソンが歌って踊る!
マイケル・ジャクソンが原案・製作総指揮・主演

メジャーなショービジネスは白人が支配している以上、白人の意向に適った存在でなければ起用されません。

この映画『48時間』のエディー・マーフィーにしても、さらに例を挙げれば『天使にラブソングを』のウーピー・ゴールドバーグにしても、ハリウッド・メジャー作品に出演する黒人俳優達は、難しい対応を求められるでしょう。
関連レビュー:ウーピー・ゴールドバーグのヒット作!
『天使にラブソングを』
ウーピー・ゴールドバーグ主演の痛快ゴスペル映画!
黒人白人の分断を埋める讃美歌の響き

よしんばそれでメジャーな存在になったとしても、黒人社会の誹謗中傷に耐えねばならない、悲しい現実が待ち受けるのです・・・・・

その不条理は間違いなく、アメリカ社会の根深い人種間格差によって生み出されたものだったはずです。

実を言えば、そんな人種差別的状況に、現実的な方法で風穴を開けようとした俳優こそ、この映画のエディー・マーフィーだと思っています。

彼は、順調にハリウッド映画界でヒットを飛ばすと、ハリウッド・メジャー作品でありながらほぼ黒人キャストの映画、まるで黒人向けブラックムービー『星の王子ニューヨークに行く』を撮り、黒人主体の映画であっても世界的ヒットを生めるのだと証明したのです。
関連レビュー:エディー・マーフィーの闘い
『星の王子 ニューヨークへ行く』
エディ・マーフィのブラック・ムービー
黒人映画の歴史

これは、ハリウッド映画界にあって、黒人が主体となった作品作りを可能にしたという点で、真に歴史的な功績だというべきでしょう。

個人的にエディー・マーフィーは、シドニー・ポワチエと同様、白人社会の壁を突破した俳優として歴史に名を残すべきだと思います。

更に言えば、公民権運動で人種差別の撤廃を「非暴力」で訴えたキング牧師のように、白人社会に対する地歩を静かに実力で獲得した事実は、黒人社会にとっても重要な意味を持つのではないでしょうか・・・・
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以下の文章には

映画『48時間』ネタバレ

があります。
(あらすじから)中華街と聞き、前にも訪ねたビリーの彼女の家に居ると確信し、その部屋へ向かう。
ジャックは恋人に銃を突きつけ、ビリー達が中にいると白状させた。中に踏み込むとビリーがナイフで襲いかかり、レジーは発砲し射殺した。その音に、ギャンズが部屋を飛び出したのを、ジャックとレジーは追跡する。

しかしギャンズが逆襲し、レジーを人質に取ると銃をレジーの頭に向け、ジャックに銃を捨てろと言った。
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レジーは俺に構わず撃てとジャックに言うと、本当にジャックは発砲しギャンズを撃ち倒した。
レジーが本当に撃つ奴があるかと文句をいうのを尻目に、ジャックはギャンズにトドメを刺した。
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ギャンズを倒し刑務所に戻る期限の僅かの時間で、レジーはバーで仲良くなったキャンディとベッドを共にし、キャンディに出所する半年後に会おうと別れた。
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映画『48時間』結末

刑事ジャックは金をレジーのポルシェに入れて、俺の分け前は要らないが車を買うから2000ドル貸せと言った。
ジャックがタバコを咥えるとレジーはジャックのライターで、タバコに火をつけた。
【意訳】ジャック:もし、車の金を出すとしても、お前が一線を越えたと聞いたら、その尻をふっとばすからな。/レジー:なあジャック、今や俺達お互い、俺がまっとうな人間になるって分かってるだろ。/ジャック:いいね。/レジー:でも、仮におれが泥棒をすると決心したとして、俺を捕まえられると思うか?/ジャック:俺のライターを返せ。(レジー笑って返す)
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2人が乗った車が、夜の町に走り出した。





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米サイト「エンパイア」
『最も偉大な映画キャラクター・ベスト100』リスト

という事で、いよいよベスト100をご紹介!

当ブログで記事にしている映画にはリンクが貼ってありますので、良かったらお読みください。
○映画リストに合わせてBGMに『マンマ・ミーア』のこの曲はいかが?

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100. エドナ・モード/インクレディブル (2004)
99. ランドル・マクマーフィー/カッコーの巣の上で (1975)
98. コンボイ: トランスフォーマー(2007〜)
97. ノーマン・ベイツ:サイコ (1960)
96. ミニオンズ:ミニオンズ (2010-2013)
95.マクシムス: グラディエーター(2000)
94. レゴラス:ロード・オブ・ザ・リング (2001-2014)
93. ウェンズデー・アダムス:アダムス・ファミリー(1991-1993)
92. クルーゾー警部: ピンク・パンサー・シリーズ (1963-2009)
91. イニゴ・モントーヤ : プリンセス・ブライド・ストーリー (1987)
90. HAL: 2001年宇宙の旅(1968)
89. グルート: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)
88. グルミット:ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! (2005)
87. イーサン・ハント:ミッション:インポッシブルシリーズ(1996〜)
86. レッド: ショーシャンクの空に (1994)
85. ウォーカー: 殺しの分け前/ポイント・ブランク(1967)
84. ドウェイン・ヒックス:エイリアン2 (1986)
83. ベイン: バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲 (1997), ダークナイト ライジング (2012)
82. ウッディ・プライド: トイ・​ストーリー(1995〜)
81. ウィズネイル:ウィズネイルと僕 (1987)
80. V: Vフォー・ヴェンデッタ (2005)
79. ロイ・バッティ: ブレード​ランナー (1982)
78. マーティン・ブランク: ポイント・ブランク(1997)
77. サムワイズ・ギャムジー: ロード・オブ・ザ・リング(2001-2003)
76. ウィリアム・ハドソン二等兵: エイリアン2 (1986)
75. リスベット・サランデル: ミレニアム・シリーズ (2009-2011)
74. フランク・ドレビン: 裸の銃を持つ男・シリーズ (1988-1994)
73. ドニー・ダーコ: ドニー・ダーコ (2001)
72. キャプテン・カーク: スター・トレック・シリーズ (1966〜)
71. スター・ロード: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)
70. トニー・モンタナ: スカーフェイス (1983)
69. マージ・ガンダーソン: ファーゴ (1996)
68. ネオ: マトリックス3部作 (1999-2003)
67. ハリー・ポッター: ハリー・ポッターシリーズ (2001-2011)
66. ゴクリ: ロード・オブ・ザ・リング・シリーズ他 (2001-2014)
65. ハンス・ランダ: イングロリアス・バスターズ (2009)
64. ジョージ・ベイリー: 素晴らしき哉、人生! (1946)
63. ウルヴァリン: X-MENシリーズ (2000〜)
62. E.T.:E.T.(1982)
61. ビルボ・バギンズ: ロード・オブ・ザ・リング・シリーズ他 (2001-2014)
60. ドクター・キング・シュルツ: ジャンゴ 繋がれざる者 (2012)
59. エース・ベンチュラ: エース・ベンチュラ (1994),ジム・キャリーのエースにおまかせ(1995)
58. サラ・コナー:ターミネーター・シリーズ (1984〜)
57. カットニス・エヴァディーン: ハンガーゲーム三部作(2012-2015)
56. ジャック・バートン: ゴーストハンターズ (1986)
55. アクセル・フォーリー: ビバリーヒルズ・コップ・シリーズ (1984-1994)
54. アメリ・プーラン: アメリ (2001)
53.ヴィトー・コルレオーネ: ゴッドファーザー (1972), ゴッドファーザー PART II(1974)
52. ショーン: ショーン・オブ・ザ・デッド (2004)
51. オビ=ワン・ケノービ: スター・ウォーズ・シリーズ (1977-2005)
50. ルーク・スカイウォーカー: スター・ウォーズ・シリーズ (1977-2015)
49. ハリー・キャラハン: ダーティー・ハリー・シリーズ (1971-1988)
48. レスター・バーナム: アメリカンビューティー (1999)
47. リック・デッカード: ブレードランナー
46. キャプテン・アメリカ:キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー (2011〜)
45. トーマス・デヴィート: グッドフェローズ (1990)
44. アントン・シガー:ノーカントリー (2007)
43. エイミー・エリオット・ダン: ゴーン・ガール (2014)
42. ルイス・ブルーム: ナイト・クローラー(2014)
41. ヴァーバル・キント: ユージュアル・サスペクツ(1955)
40. フェリス・ビューラー: フェリスはある朝突然に (1986)
39. ドライバー: ドライバー (2011)
38. ヨーダ: スター・ウォーズ・シリーズ (1977-2015)
37. ウォルター・サプチャーク: ビッグ・リボウスキー (1998)
36. ロッキー・バルボア: ロッキー・シリーズ (1976-2015)
35. アティカス・フィンチ: アラバマ物語 (1962)
34. マルコム・レイノルズ: Serenity (2005)
33. 名無しの男:荒野の用心棒 (1964)他
32. ジュールス・ウィンフィールド:パルプ・フィクション (1994)
31. ピーター・ヴェンクマン博士:ゴーストバスターズ (1984), ゴーストバスターズ II (1989)
30. ガンダルフ: ロード・オブ・ザ・リング・シリーズ (2001-2014)
29. スネーク・プリスキン: ニューヨーク1997 (1981), エスケープ・フロム・L.A. (1996)
28. ターミネーター(T-800): ターミネーター (1984〜)
27. フォレスト・ガンプ: フォレスト・ガンプ/一期一会 (1994)
26. パトリック・ベイトマン: アメリカンサイコ (2000)
25. アッシュ: 死霊のはらわた・シリーズ(1981-1992)
24. ダニエル・プレインビュー: ゼア・ウイル・ビー・ブラッド (2007)
23. ザ・ブライド: キル・ビル: Vol. 1 (2003), キル・ビル: Vol. 2 (2004)
22. トラヴィス・ヴィックル: タクシー・ドライバー (1976)
21. ハンニバル・レクター: 羊たちの沈黙 (1986)他
20. ドク: バック・トゥ・ザ・フューチャー・シリーズ(1985-1990)
19. ロキ: マーベル・ヒーロー・シリーズ (2011〜)
18. リック・ブレイン: カサブランカ (1942)
17. ムッシュ・グスタヴ・H: グランド・ブダペスト・ホテル (2014)
16. ロン・バーガンディ: 俺たちニュースキャスター (2004), 俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク (2013)
15. アラゴン: ロード・オブ・ザ・リング・シリーズ (2001-2014)
14. ジャック・スパロウ: パイレーツ・オブ・カリビアン・シリーズ (2003?)
13.アイアンマン: マーベル・ヒーロー・シリーズ(2008〜)
12. マーティ・マクフライ: バック・トゥ・ザ・フューチャー・シリーズ(1985-1990)
11. マイケル・コルレオーネ: ゴッドファーザー ・シリーズ(1972-1990)
10. ジェフリー・“デュード”・リボウスキ: ビッグ・リボウスキ (1998)
9. ダース・ベイダー: スター・ウォーズ・シリーズ (1977-2005)
8. タイラー・ダーデン: ファイトクラブ (1999)
7. ジョン・マクレーン:ダイ・ハード・シリーズ (1988-2013)他
6. ジョーカー: バットマン (1989)他
4. バットマン: バットマン (1989)他
3. ハン・ソロ: スター・ウォーズ・シリーズ (1977〜2015)
2. ジェームズ・ボンド: 007映画シリーズ (1962?)
1. インディ・ジョーンズ:インディ・ジョーンズ シリーズ (1981-2008)

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米サイト「エンパイア」『最も偉大な映画キャラクター・ベスト100』リストの感想


映画の登場人物のランキングです。

エンパイア読者からの投票を元にしているということで、その読者層、英語圏の映画ファンの声が多く反映されていると感じます。

このキャラクター・ランキングは、アメリカ映画協会の企画した「100年〜100本シリーズ」でも発表されていますので、見比べてみるのも面白いかと思います。

しかし、「映画のキャラクターとして、これはぜひお薦めしたい!」と、個人的に思うキャラクターを何が何でも紹介せずにはいられません。

そこで、蛇足は承知で発表させていただきます。

私的『史上最高のキャラクター』リスト


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放浪紳士チャーリー
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世界初の映画キャラクターにして、世界中で愛されたチャ―ルズ・チャップリンの生んだ”ザ・キャラクター”
アメリカ映画:2004年
映画『キッド』
チャップリンのサイレント喜劇の革命!!
喜劇と人情話の融合の生まれたわけとは?

アメリカ映画:1931年
映画『街の灯』
チャリー・チャップリンの渾身の傑作!!
放浪紳士チャーリーの愛の源とは?


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吸血鬼
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映画史上、最も愛された悪役キャラクターといえば「ヴァンパイア=吸血鬼」にトドメをさす!
関連レビュー:バンパイア伝説とポルフィリン症の関係
映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』
映画史に残る、ホラー映画の名作!!
バンパイア伝説の起源

悪役、破壊神といえば、日本代表のこのキャラクター『ゴジラ』
日本映画:1954
映画『ゴジラ』
その祟り神の現れた理由と、日本の戦後
日本特撮映画のエポックメイキングとなった元祖怪獣映画


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リー
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カンフー・ヒーローで世界を熱狂させた、ブルース・リーの代表作!『燃えよドラゴン』の主人公。
アメリカ・香港合作映画:1973年
映画『燃えよドラゴン』
ブルース・リー主演による、カンフー映画の傑作
アクション映画の歴史を変えた、古典的名作
も〜〜、存在自体が
カリスマ!カンフーアクションの元祖。

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ハートマン軍曹
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これぞ鬼軍曹!軍隊を描いた映画は数々あれど、ここまで強烈な存在は唯一無二!
キューブリック監督『フルメタルジャケット』F○○K連発のトラウマもの軍曹!!
アメリカ映画:1987年
『フルメタル・ジャケット』
天才スタンリー・キューブリック監督の、ベトナム戦争映画
人間を破壊して武器に変える訓練のリアリティー

スタンリー・キュブリック監督では、ジャック・ニコルソン演じた『シャイニング』のジャックも見逃せない!

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ミランダ・プリーストリー
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メリル・ストリープ演じるファッション誌の女帝は、女性セレブリティーの傲慢と誇り悲哀を演じ、しかしそれ以上に堂々たる尊厳を見せつける。
アメリカ映画:2006年
『プラダを着た悪魔』
メリル・ストリープとアン・ハサウェイで贈る大ヒット映画!
女性にとって真に大切なキャリアとは!?

女性セレブで言えば、この人『ローマの休日』のアン王女を演じたのは映画界の伝説オードリーヘップバーン。
アメリカ映画:1953年
『ローマの休日』
オードリー・ヘップバーンのデビュー作
プリンセスの一夜の恋を描く古典的名作



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車寅次郎
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日本映画最強のキャラクターと言えば、ギネス最長映画シリーズに輝く、山田洋次監督『男はつらいよ』の渥美清演じる主人公は、昭和日本を代表する国民的人気者。
日本映画:1969年
映画『男はつらいよ』
正月の聖なる笑いの意味と戦後日本
山田洋次監督の描く日本映画史に残る傑作喜劇シリーズ

日本映画の黄金期は、「鞍馬天狗」や「丹下左膳」のチャンバラヒーローや、高倉健の「網走番外地」「唐獅子牡丹」シリーズなど、加山雄三の「若大将」シリーズなど、人気のキャラクターに事欠きません。

上のリストでもアニメヒーローが登場していますが、この点では日本アニメのキャラクターは、エヴァンゲリオン、ポケモン、コナン、セーラームーン、プリキュアなど、枚挙に暇がありません。
新しいところでは『鬼滅の刃』や、「呪術廻戦」の映画も控え、ハリウッド映画のアメコミヒーローに匹敵する世界的キャラクターとして愛されています。

という事で、皆さんの好きな映画キャラクターは登場したでしょうか?
いろいろな映画ランキングを見ると、映画の様々な切り口を発見し楽しいです。
◎いろいろな『映画ベスト100』企画紹介
世界各国で選ばれた『映画100本』のリストを紹介!!!
映画界、映画ファン、映画評論家など、選定方法もさまざま!
日本映画も各リストでランクイン!


また映画の歴史に興味があれば、アメリカのアカデミー賞の歴代作品のリストはいかがでしょうか?
関連レビュー:オスカー受賞一覧
『アカデミー賞・歴代受賞年表』
栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞
授賞式の動画と作品解説のリンクがあります。
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posted by ヒラヒ・S at 17:00| Comment(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月05日

映画『17歳のカルテ』痛みと苦悩のガールズ・ムービー!再現ストーリー/詳しいあらすじ・感想・解説・ネタバレ・ラスト

映画『17歳のカルテ』あらすじ・ネタバレ 編

原題 Girl, Interrupted
製作年 2000年
上映時間 127分
監督 ジェームズ・マンゴールド
脚本 ジェームズ・マンゴールド、リサ・ルーマー、アンナ・ハミルトン=フェラン
原作 スザンナ・ケイセン『思春期病棟の少女たち』


評価:★★★☆  3.5



原題の『Girl, Interrupted』は、「休止した少女」という意味かと思います。

原作者スザンナ・ケイセンが、10代に過ごした精神病棟の体験を綴った原作を、当時人気スターだったウィノナ・ライダーが主演で製作された少女達の青春映画です。

この映画の少女達の、精神的苦悩の闇と、それでも抑えられない命の光りに、同年代の少女達だけではなく、多くの年代に訴えかける作品だと感じました。

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<目次>
映画『17歳のカルテ』詳しいあらすじ
映画『17歳のカルテ』予告・出演者
映画『17歳のカルテ』感想
映画『17歳のカルテ』ネタバレ
映画『17歳のカルテ』結末

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映画『17歳のカルテ』あらすじ


girl_1.png1967年アメリカ合衆国、ニュー・イングランド、18歳のスザンナ・ケイセン(ウィノナ・ライダー)はアスピリンとアルコールの過剰摂取で、緊急搬送され命の危機を迎える。一命を取り留めたが、地元の精神病院クレイモアに隔離された。

それまでに、彼女は英語教授のギルクレスト教授(ブルース・アルトマン)や、トビー・ジェイコブス(ジャレッド・レト)というボーイフレンドとも性的関係持っていた。少女病棟には、看護士長ヴァレリー・オーウェンス(ウーピー・ゴールドバーグ)が待ち構え、収容患者を日々管理していた。
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その病棟には、同年代の少女達が加療を受けており、自らの体を焼いた統合失調症のポリー・クラーク(エリザベス・モス)、病的な嘘つきでスザンナのルームメイトのジョージーナ・タスキン(クレア・デュヴァル)。自傷行為をし、強迫性障害を患っているデイジー・ランドン(ブリタニー・マーフィ)。拒食症の皮肉屋のジャネット・ウェバー(アンジェラ・ベティス)が居た。

そんな中スザンナは、病院を脱走し連れ戻された、リサ・ロウと出会う。
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その反抗心に満ちたカリスマ性に惹かれる。リサはスザンナに薬の服用をやめるよう勧める。クレイモアに8年間入院しているリサは、病院の内部を知リつくし、地下トンネルを通じて夜徘徊し、医師の部屋にも自由に潜り込む術を知っていた。少女達を扇動し、病院内に騒ぎを起こすリサの存在は看護師長ヴァレリーを含め、病院スタッフの頭痛の種だった。しかし、スザンナとリサを始め、少女達は閉ざされた環境内で、お互いに友情を深めて行った。

スザンナはメルヴィン・ポッツ医師(ジェフリー・タンバー)との定期的な問診を受けるが、彼女を境界性人格障害と診断した。スザンナの母アネット・ケイセン(ジョアンナ・カーンズ)と父カール・ケイセン(レイ・ベイカー)がクリスマスは世間体があるから帰してほしいと求めても、当分入院加療加療が必要だと認めなかった。

その一方、友達のデイジーが退院する事になり、スザンナ達一行は町のバーラーでの、さよならパーティーが許された。しかしそこで、スザンナはギルクレスト教授の妻であるバーバラとその娘ボニーと出くわす。
バーバラはスザンナに2度と外に出るなと、辛辣な言葉を投げつける。その攻撃に、リサと他の少女達はバーバラとその娘に反撃し、スザンナを助けた。看護師のヴァレリーはリサ達を叱責しバーバラに詫びその場を収めたが、スザンナは自分を助けてくれたリサ達と、さらに深くつながるようになる。

そんなある日、ベトナム戦争に徴兵されたかつての恋人トビーが、スザンナに面会を求め一緒にカナダに逃ようと彼女を誘った。
彼女は病院に友達がいるから、まだ彼女達からは離れられないと彼に言伝えた。

その夜に、ポリーは興奮し暴れ出し、看護師達に取り押さえられ隔離病室に入れられた。スザンナとリサは夜警の看護師に睡眠薬を飲ませ、ポリーを慰めるため彼女の病室の前で歌を歌った。
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スザンナは、彼女に思いを寄せる病院の男性スタッフのジョン(トラヴィス・ファイン)と抱き合って夜を過ごし、その傍らでリサも寝ていた。
朝、それを発見した看護師長ヴァレリーは、廊下で眠っているスザンナ達を見つけると、激怒した。
問題児のリサは電気ショック療法と独房の罰を課された。

その夜遅く、リサは独房から抜け出すと、スザンナの部屋に行き一緒に逃げようと説得した。病院を脱走した2人は、一足先に退院していたディジーの家を訪ねた。デイジーは精神安定剤と引き換えに2人を迎え入れた。リサはデイジーが精神病から立ち直ったと言うのに対し、皮肉な顔を見せ、デイジーの手首を掴むとリストカットの痕を露にした。さらにリサはデイジーに向かい、父親と寝ているくせにと責めた。
たまらず2階に逃げたディジーは、階下に下りてこなかった。

翌朝、スザンナは、デイジーがバスルームで手首を切り、首を吊っているのを見つけた・・・・・・・・・・
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映画『17歳のカルテ』予告

映画『17歳のカルテ』出演者

スザンナ・ケイセン(ウィノナ・ライダー)/ジョージーナ・タスキン(クレア・デュヴァル)/デイジー・ランドン(ブリタニー・マーフィ)/ポリー・クラーク(エリザベス・モス)/ジャネット・ウェバー(アンジェラ・ベティス)/シンシア・クロウリー(ジリアン・アルメナンテ)/ジョン(トラヴィス・ファイン)/クランブル医師(カートウッド・スミス)/メルヴィン・ポッツ医師(ジェフリー・タンバー)/アネット・ケイセン(ジョアンナ・カーンズ)/カール・ケイセン(レイ・ベイカー)/トビー・ジェイコブス(ジャレッド・レト)/ソニア・ウィック医師(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)/ヴァレリー・オーウェンス(ウーピー・ゴールドバーグ)/ギルクレスト教授(ブルース・アルトマン)/バーバラ・ギルクレスト(メアリー・ケイ・プレイス)/ボニー・ギルクレスト(ケイディー・ストリックランド)/テレサ・マカリアン(ロビン・レック)/トニー(ミーシャ・コリンズ)

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映画『17歳のカルテ』感想


この映画の少女達を見て胸が熱くなる。

10代後半とは、本来生命力に最も満ちた時代であるのに、なぜこうも心が痛むのだろう・・・・

親の言葉を受け入れられず、大人を嫌いになり、自分の事すら嫌いになる。

同年代の少女達の輝きを見て、自分の影が重く大きくなる。

その影から逃れようとして ― 命すら危うくする。

でも心のそこから、とりあえず20歳まで生きてみて欲しいと願う。

毎日苦しくて、辛くて、疲れて、怠くて、ただ休みたい、早く楽になりたい、そう思う毎日だとしても、とりあえず20まで生きてみて欲しい。

10代後半は危険な時期だ。

それは親や周囲の大人の言いつけを守れば良かった子供時代を終えて、自分1人で、自分の意思で、世界と向き合う時期なのだ。

その心の自立のためには、親を、大人を、世界中のルールを疑い、それに抵抗しなければ自分と世界の関わりを生み出せない。

生まれた子供が歩むのに時間がかかるように、たった一人で世界に居場所をつけるのは、失敗と痛みと恐怖を伴う。

世界に立ち向かい、それに打ち負かされ、とても立ち上がれないと思ったとしても・・・・・・

この映画の少女達が、その後も生き続けたように、世界が敵ではなく味方になる日がきっと来ると信じて欲しい。

信じるのは、難しい事かもしれないが、証拠は在るのだ。

あなたが10代後半まで、生きて成長してきた、その背後に、あなたに愛を注いだ世界が間違いなく存在した。

嬰児は、話しかけられ、抱きしめられなければ、その成長率は低くなり、まるっきり人間の関与を加えなければ死んでしまうという実験結果が残っている。

だから今、生きて、成長してきた背後には、そう思えないとしても親なり周囲なりからの愛が存在し、それを愛として受け入れた分だけ成長をして来たのだと信じて欲しい。

愛を受け伸びてきたあなたは、愛を感じ取れる心も、愛を力に代える能力も備わっていると、信じて欲しい。

だから、過去の世界があなたに愛を送ったように、一人で立ち向かう、次の世界にも愛が存在すると信じて欲しい。

そう信じて歩む先に、愛を贈れる大人へと成長し微笑むあなたの未来を、心から信じ、幸あれと祈っている。
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以下の文章には

映画『17歳のカルテ』ネタバレ

があります。
(あらすじから)
リサはデイジーの部屋で現金を漁り、スザンナに逃げようと促す。しかし、スザンナはディジーの死の衝撃に、リサと共に行動することを拒否した。スザンナは、デイジーが飼っていた猫を連れてクレイモアに戻り、リサは1人フロリダへと逃げた。

病院に戻った夜、看護師ヴァレリーにスザンナは、ディジーを救えなかった後悔を、自分の気持ちを、正直に語った。
そんなスザンナに真摯に応えるヴァレリー。
スザンナはリサが、病気が真実を見る「贈り物」だと語ったと言う。
ヴァレリーはリサは8年もここにいる。ここに根を張っちゃダメと諭すと、スザンナも素直に受け入れた。

その後、スザンナは治癒に向けて日々を過ごすことに専念し、主治医のソニア・ウィック医師(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)もスゼンナが改善していると認め、ついに退院の日が決まった。

スザンナが病院を去る直前に、リサは警官に連れられ、クレイモアに戻された。そしてスザンナが退院するのを知ったリサは、ある夜スザンナの日記を盗み、地下トンネル内でジョージーナと猫を抱いたポリーを前に、その内容を読み上げた。

そのスザンナの日記には友達に対する、スザンナの冷静な分析が記され、リサはその文章からスザンナを攻撃し、友人達もスザンナに非難の眼を向けた。リサは逃げるスザンナをなおも追い詰め攻撃する。

たまらず、責められたスザンナはリサに対し、彼女がすでに精神的に死んでいて、クレイモアに依存し、外の世界を恐れていると反撃した。
その言葉は、リサの心を抉り彼女は自殺を図るが、取り押さえられベッドに拘束された。
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映画『17歳のカルテ』結末

スザンナは、翌日の退院の時を迎え、ジョージーナに日記の文章を謝り、ポリーには猫の世話を頼み、それぞれ和解した。
そして最後に、看護師ヴァレリーの温情で、隔離されたリサを訪ねた。
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スザンナは彼女が退院し、外で会える日を待っていると告げ、爪にマニュキアを塗った。
そしてスザンナはクレイモアを去り、残った少女達はそれをそれぞれの思いを噛みしめながら、見送るのだった。
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そして映画は、スザンナの友人達が、その後ほとんど退院したと語り終わる。




posted by ヒラヒ・S at 17:00| Comment(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする