2020年09月26日

映画『ゴッドファーザー』イタリア系マフィアを描いた傑作!再現ストーリー/詳しいあらすじ・ネタバレ・ラスト・解説・オスカー受賞式

映画『ゴッドファーザー』(ストーリー・ネタバレ 編)

原題 The Godfather
製作国 アメリカ
製作年 1972
上映時間 177分
監督 フランシス・フォード・コッポラ
脚本 フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ
原作 マリオ・プーゾ


評価:★★★★★ 5.0点



この映画は、すでに古典映画として評価が確立した一本だ。

当時タブーだったイタリアン・マフィアの姿を重厚に描いて、ある種の神話的風格を持った映画として今に残る。

商業的にも批評的にも成功を収めたこの作品は、当時オスカー3冠に輝き、公開後50年を経とうとする今となっては、古典として歴史に刻まれる映画となった。
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<目次>
映画『ゴッドファーザー』ストーリー
映画『ゴッドファーザー』予告・出演者
映画『ゴッドファーザー』解説・映画評価
映画『ゴッドファーザー』解説・アカデミー賞授賞式紹介
映画『ゴッドファーザー』ネタバレ
映画『ゴッドファーザー』結末

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映画『ゴッドファーザー』詳しいあらすじ

god1.png屋敷の暗い書斎、ニューヨーク・マフイアの一家のドン、ビトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)が、知り合いの困りごとを聞いている。そこには、長男のソニー(ジェームズ・カーン)、次男のフレド(ジョン・カザール)、そして孤児を養子とし弁護士となったトム・ハーゲン(ロバート・デュヴァル)が傍らに控えていた。
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ドンは、自分を頼る陳情者の願いを聞き入れ、金はいらないが、友情と敬意を払い、自分が必要とした時には協力すると約束させ、その頼みを聞き入れた。

その庭では縁者や、友人、ファミリーのメンバーが集り、華やかに彼の娘コニー(タリア・シャイア)の結婚パーティーが繰り広げられていた。そこに、ベトナム戦争から戻った三男のマイケル(アル・パチーノ)も、恋人のケイ(ダイアン・キートン)を連れて式に現れる。
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しかしケイはコルレオーネ家がマフィアだとは知らず驚く。

その参列者の1人に、ドンの名付け子の歌手ジョニー・フォンテーン(アル・マルティーノ)もいた。
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今は落ち目になっている彼は、映画の仕事を得て俳優として華々しくカムバックしたいと、ハリウッドで権力を持つプロデューサー、ウォルツ(ジョン・マーレイ)に働きかけてくれと泣きつきに来たのだ。

ドンはその頼みを聞き入れ、ウォルツにコンタクトを取るが、激しい拒絶にあった。
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すると、ある朝ウォルツのベッドに60万ドルのサラブレッドの首が転がっていた。
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そして、フォンテーンは映画の役を獲得した。

そんなドンの下に、麻薬を扱うギャング、ソロッツォ(アル・レッティエーリ)が政界や警察にコネのあるドンと、提携したいと面談に来た。
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ドンは麻薬を扱うことは出来ないと断る。

するとソロッツォは、街頭でドンを強襲し数発の銃弾を撃ち込んだ。
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ソロッツォの後ろにはタッタリア・ファミリーがおり、ニューヨークの五大ファミリーは激動を迎え、コルレオーネ・ファミリーはその挑戦の矢面に立った。

ドンは一命を取り止め病院に入ったものの、息子マイケルが見舞いに駈けつけた時、そこには警護の者がいず襲撃の危険があり、咄嗟の機転で父の命を守った。
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長男のソニーは部下を指揮し、臨戦態勢を整え、タッタリアの二代目を殺した。
顧問役のトムは、和平の道を模索していたが難しくなり、ソニーと激しい口論となる。
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しかし、ソロッツォが調停を申し込み、その交渉役としてマイケルを指名した。
マイケルはファミリーの仕事に手を染めていなかったが、父と一家の危難にソロッツォの暗殺を買って出た。
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彼は交渉の場であるレストラン『ルイズ』に赴き、この大役を果たすと、父の故郷シシリーへ身を隠した。

マイケルはシシリー島の娘アポロニア(シモネッタ・ステファネッリ)と恋に落ち妻とし、ひと時の安らぎを得たが、その妻を車に仕掛けられた爆弾で殺された。
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抗争は更に激しさを増し、結婚した妹・コニーの夫カルロ(ジャンニ・ルッソ)の罠に落ち、長男ソニーもタッタリアの手勢に殺される。
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そんななか退院したドンは、長男の死を嘆き、これ以上犠牲者を出すまいと、ニューヨークの各ファミリーのドンを集めた。
その場で、ドンにとっては大きな譲歩を提示し、和解を求め手打ちが成立した。
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ドンはマイケルの命を守るため、抗争を止めたのだった。
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映画『ゴッドファーザー』予告

映画『ゴッドファーザー』出演者

ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)/ マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)/ソニー・コルレオーネ(ジェームズ・カーン)/フレド・コルレオーネ(ジョン・カザール)/トム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)/ケイ・アダムス(ダイアン・キートン)/コニー・コルレオーネ(タリア・シャイア)/サル・テッシオ(エイブ・ヴィゴダ)/マクラウスキー警部(スターリング・ヘイドン)/アポロニア(シモネッタ・ステファネッリ)/カルロ・リッツィ(ジャンニ・ルッソ)

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映画『ゴッドファーザー』解説

映画の評価

映画『ゴッドファーザー』映画ランキング評価

世界各国で映画のベストを集計するランキングが企画されており、そこでは『ゴッドファーザー』がランクインしないのが不思議だと思えるほど、高く評価されています。

「映画史上最高の作品ベストテン」(英国映画協会『Sight & Sound』誌発表)※10年毎に選出
2002年:「映画批評家が選ぶベスト100」第4位
2002年:「映画監督が選ぶベスト100」第2位
2012年:「映画批評家が選ぶベスト100」第21位
2012年:「映画監督が選ぶベスト100」第7位
「AFIアメリカ映画100年シリーズ」(AFIアメリカ映画協会発表)
1998年:「アメリカ映画ベスト100」第3位
2001年:「スリルを感じる映画ベスト100」第11位
2005年:「映画音楽ベスト100」第5位
2005年:「アメリカ映画の名セリフベスト100」第2位
2007年:「アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)」第2位
その他のランキング
2000年:「20世紀の映画リスト」(米『ヴィレッジ・ヴォイス』紙発表)第11位
2008年:「歴代最高の映画ランキング500」(英『エンパイア』誌発表)第1位
2008年:「史上最高の映画100本」(仏『カイエ・デュ・シネマ』誌発表)第36位
2010年:「エッセンシャル100」(トロント国際映画祭発表)第4位
2013年:「オールタイムベスト100」(米『エンターテイメント・ウィークリー』誌発表)第2位
2015年:「100本の偉大なアメリカ映画」(英BBC選出)第2位
2019年:『史上最高の映画ベスト100』(『Time Out』誌発表)第2位
日本のランキング企画
1995年:「オールタイムベストテン・世界映画編」(キネマ旬報発表)第18位
1999年:「映画人が選ぶオールタイムベスト100・外国映画編(キネ旬創刊80周年記念)」(キネ旬発表)第7位
2009年:「映画人が選ぶオールタイムベスト100・外国映画編(キネ旬創刊90周年記念)」(キネ旬発表)第1位
関連レビュー:◎『映画ベスト100』企画を紹介!
世界各国で選ばれた『映画100本』のリストを紹介!!!
映画界、映画ファン、映画評論家など、選定方法もさまざま!
日本映画も各リストでランクイン!

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映画『ゴッドファーザー』映画祭・受賞歴
また各国で開催される、映画祭でも高い評価を獲得しています。

第74回ゴールデングローブ賞
作品賞 (ドラマ部門)/監督賞:フランシス・フォード・コッポラ/主演男優賞 (ドラマ部門):マーロン・ブランド/脚本賞:フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ/作曲賞:ニーノ・ロータ
英国アカデミー賞
アンソニー・アスキス賞:ニーノ・ロータ
ニューヨーク映画批評家協会賞
助演男優賞:ロバート・デュヴァル
アカデミー賞
作品賞/主演男優賞:マーロン・ブランド/脚色賞:マリオ・プーゾ、フランシス・フォード・コッポラ

第45回アカデミー賞・主演男優賞スピーチ


プレゼンターはリブ・ウルマンとロジャー・ムーア。
ノミネート者を紹介。
マーロン・ブランド(ゴッド・ファーザー)/マイケル・ケイン(探偵スルース)/ローレンス・オリヴィエ(探偵スルース)/ピーター・オトゥール(The Ruling Class)/ポール・ウィンフィールド(サウンダー)
受賞者はマーロン・ブランド。
代理出席サチーン・リトルフェザーにプレゼンターのロジャー・ムーアがオスカー像を差し出すが、受け取りを拒否した。
【マーロン・ブランド受賞スピーチ・意訳】
代理サチーン・リトルフェザー:こんにちは。私の名前はサチーン・リトルフェザーです。私はアパッチです。私は全米先住民族イメージ向上委員会の会長です。私は今夜マーロン・ブランドの代理です。彼の依頼は非常に長いスピーチを皆さんに伝えることです。それを今現在、限られた時間で私がここで共有することはできませんが、幸いなことにマスコミを通じ、後ほど皆さんにお伝えします。彼は非常に残念ながら、この寛大な賞を受け入れることができません。その理由は、今日の映画産業によるアメリカインディアンの扱いです。失礼ですが。テレビの映画再放送、および最近のウンデッド・ニー事件(白人によるインディアンへの残虐行為)です。私は今夜、その場に立たないことで、我々が将来、我等の心と我等の理解が愛と寛大さと出会うことを願っています。マーロン・ブランドに代わって感謝します。

第89回アカデミー賞・脚色賞スピーチ


プレゼンターはジャック・レモン。
【大意】この世を去った、記憶に残り、時代を反映した、我々に多くのギフトと才能を与えてくれた、この場の全ての者が感謝すべき作家がいる。比すべき者のないノエル・カワード氏だと語り拍手を浴びた(授賞式前日ノエル・カワードは死去)
ノミネート者を紹介。
ジェイ・プレッソン・アレン(キャバレー)/ ベント・フォルスランド、ヤン・トロエル(移民者たち)/ フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ(ゴッドファーザー)/ ジュリアス・J・エプスタイン(おかしな結婚)/ ロン・エルダー三世(サウンダー)
受賞者はマーロン・ブランド。

【マーロン・ブランド受賞スピーチ・意訳】
ドロシー・アンプーゾ:私の父は、この素晴らしい名誉を、アカデミー協会に感謝していると思います。
私は父に感謝したいと思います。そして、私は彼がこの場に居れて、彼自身がこの名誉を完全に受けとれたら良かったと思っています。どうもありがとうございました。

フランシス・フォード・コッポラ:
私がここに到着したとき、私がここに来ても何も言う準備をしてなかったので、とても神経質になりました。そして約40分後に何か言うことを考えたのですが、しかし、ここに来てそれを言えなくなってしまったので、私の緊張が始まってます。そして、それが何だったにしても、私はそれを忘れてしまいました。
最初に、ピーター・バートに感謝したいと思います。私のこの仕事の最初から助けてくれ、サンフランシスコの素晴らしい、ロマンチックな資金獲得の冒険から救ってくれ、生き延びさせてくれた。それから信頼を込めて、私はマーロンとアル・パチーノの非常に美しい庭のシーンを書いたボブ・タウンに感謝したいと思います。それがボブ・タウンのシーンでした。そして最後に、ボブ・フォスを祝意を表したいと思います。また、監督が獲得できる最高の賞は、彼の一番の友、親愛なる仲間、俳優である3人、ジミー・カーン、アル・パチーノ、ボビー・デュバルが同じカテゴリで、ノミネートされたことです。どうもありがとうございました。

第89回アカデミー賞・作品賞スピーチ


プレゼンターはクリント・イーストウッド。
ジョン・ウェインの映画で撃たれた全てのカウボーイになり代わってプレゼンターを務める。全ての候補作を見たが、どれも素晴らしく、違いが際立っていたと、各作品に言及し素晴らしい映画だとして、ノミネート者を紹介。
キャバレー/脱出/移民者たち/ゴッドファーザー/サウンダー
受賞作はゴッドファーザー。

【ゴッドファーザー受賞スピーチ・意訳】
アルバート・S・ルーディー:
今、失敗しないように!少し緊張しています。ニューヨークは真夜中過ぎで、親戚の何人かが寝たがってるので、この2つをすばやく行います。
他の皆と同じように、感謝に値する人がたくさんいます。ボブ・エヴァンス、時間と創造性の中でスタジオ所長より多を与えてくれた。この映画を売って母を金持ちにする勇気と想像力を持っていたフランク・ヤブランス。映画に資金を提供する勇気があったチャーリー・ブラドルン、私は狂気との境界線だと推測します。そしてずっと友達だったピーター・バート。
そして、最後に、何百万人もの人々がそこにいて、映画を愛し、映画を作りたいと願い、これを見たい人たちがいるのは不思議なことです。アメリカには映画ビジネスが必要であり、映画ビジネスにはアメリカが必要です。良い映画には良い視聴者が必要なので、良い視聴者には良い映画が必要です。私たち全員が、少なくとも私が望んでいるアメリカンドリームは、これに代表されます(オスカーを上げる)。もし我々が働こうと思い、夢を持って、これを手に入れようとするなら、それは誰でも可能です。大変感謝しています。
関連レビュー:アメリカ映画界の歴史アカデミー賞紹介
『アカデミー賞・歴代受賞年表』
栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞
授賞式の動画と作品解説のリンクがあります。
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以下の文章には

映画『ゴッドファーザー』ネタバレ

があります。
(あらすじから)
マイケルはアメリカに戻ると、ドンの下ファミリーの仕事に手を染めつつ、恋人ケイにプロポーズをし彼女は受けいれた。
そして、マイケルはドンの跡を継ぐと、徐々にその勢力を伸ばして行った。
引退したビトー・コルレオーネは、孫アンソニーと遊び、マイケルの相談者として日々を過ごす。
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ビトーは、マイケルに、お前は議員のような表の人間になって欲しかったと、複雑な胸中は吐露し詫びた。
ある日曜日の朝、ビトー・コルレオーネは、緑に茂った畑で孫と遊ぶ中、その人生を終えた。
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葬儀の場では、早速ニューヨーク五大ファミリーが不穏な動きをみせていた。
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しかしマイケルも、それまで実行を控えていた復讐を決行する。

妹コニーの息子の洗礼式の日。マイケルは子供の名付け親(ゴッドファーザー)と成った。

その同時刻タッタリアを初め、ニューヨークの五大ファミリーのドンを抹殺した。
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そして、組織の裏切り者を粛清し、長兄ソニーを罠に陥れたコニーの夫カルロも殺した。
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映画『ゴッドファーザー』結末

妹コニーはマイケルを訪れ、カルロを殺したことを責めた。
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それを聞いたマイケルの妻ケイは、眼に涙を浮かべ夫にカルロを本当に殺したのかと問うた。
マイケルは怒りを見せ、「仕事に口を出すな」と声を荒げたが、妻の顔を見て「今回だけ答えてやる」と質問を受けた。
妻ケイは「本当にカルロを殺したの?」とマイケルに問う。
マイケルは「ノー」と答えた。
【意訳】マイケル:ヒステリーだ。/ケイ:本当なの?/マイケル:おれに仕事のことは聞かないでくれ。/ケイ:いやよ!/マイケル:もういい!(机を叩く)分かった、これ一度きりだ。この一度だけ君の質問に答える。/ケイ:本当なの?/マイケル:いいや。/ケイ:私達飲み物が必要ね。/手下:ドン・コルレオーネ。

安堵するケイの背後で、マイケルを取り囲んだ手下たちが“ドン・コルネオーレ”と彼に臣従を誓う声が聞こえた。
そして、その書斎のドアが閉じられた。
THE END。




posted by ヒラヒ・S at 17:00| Comment(0) | アメリカ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月24日

映画『ジャスト・ア・ジゴロ』最も美しいデヴィッド・ボウイの記録/簡単あらすじ・感想・解説

アイドル!!デヴィッド・ボウイ降臨

原題 Just a Gigolo
製作国 西ドイツ
製作年 1978年
上映時間 100分
監督 デイヴィッド・ヘミングス
脚本 ジョシュア・シンクレア


デヴィッド・ボウイ評価:★★★★★  5.0点
       映画評価:★★     2.0点




2017年1月10日、デヴィッド・ボウイが、地球上から姿を消した。

もう、動いている、息をしている、鼓動を打つ、生命体としての彼はいない。

彼は真のアーティストであり、世界一のペテン師であり、最低の娼婦であり、至高の美だった。

そんな万華鏡のような彼の、最も美しい姿を永遠にとどめた映画こそ、この作品であると信じている・・・・・・

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<目次>
映画『ジャスト・ア・ジゴロ』ネタバレなし簡潔あらすじ
映画『ジャスト・ア・ジゴロ』予告・出演者
映画『ジャスト・ア・ジゴロ』感想
映画『ジャスト・ア・ジゴロ』解説・考察

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映画『ジャスト・ア・ジゴロ』簡単あらすじ

ポール(デイヴィッド・ボウイ)は第一次大戦で負傷し、子豚を抱えて故郷ベルリンに帰って来る。ヒットラーのナチスの力が、敗戦後で混乱するドイツを、覆い出した。母ミュッティ(マリア・シェル)や伯母ヒンダ(ヒルデ・ウェイスナー)が日々働くなか、ポールは所在無く日々を過ごす。幼なじみのシリー(シドニー・ローム)は、場末の踊子からハリウッドの人気女優となった。以前の連隊長ヘルマン・クラフト(デイヴィッド・ヘミングス)は、ポールを自分の政治結社に誘う。しかしポールはベルリンの街をさまよううち、ホスト・クラブ“エデン”の経営者セマリング少佐(M・ディートリッヒ)に出会い、スカウトされ、金持ちの中年女ヘルガ(キム・ノヴァク)のジゴロになった。一方の、シリーはハリウッドから帰国すると年老いた貴族(クルト・ユルゲンス)の妻に迎えられ、ポールとシリーは再び出合った―
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映画『ジャスト・ア・ジゴロ』予告

映画『ジャスト・ア・ジゴロ』出演者

ポール(デイヴィッド・ボウイ)/シリー(シドニー・ローム)/母ミュッティ(マリア・シェル)/伯母ヒンダ(ヒルデ・ウェイスナー)/ヘルマン・クラフト(デイヴィッド・ヘミングス)/ヘルガ(キム・ノヴァク)/セマリング少佐(マレーネ・ディートリッヒ)/老貴族(クルト・ユルゲンス)

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映画『ジャスト・ア・ジゴロ』感想


デヴィッド・ボウイ、彼はカメレオンのように姿とスタイルを変えながら、時に超然と、時に下卑て、大笑いしたかと思えば怒りだし、悲しんだかと思えば、踊りだす、そんな道化師で、トリックスターで、それでも、いつもエレガントでセクシーだった。

だから彼から、眼を逸らせなかった。

彼は、ロック・スターとして人々の前に、姿を現した。
しかしその表現は、たとえ歌を歌っているときでも、そもそも演技をしていたと感じる。
けっきょく彼自身にとって表現すべきモノがあり、どれは歌だろうと、演技だろうと、同じ事なのだろう

ここには、そんな俳優としてのボウイがいる。
彼の出演作でいえば、最もそのキャラクターに近いのが『地球に落ちてきた男』だったろう。

この映画はエイリアンとしてのデヴィッド・ボウイを描いた、ニコラス・ローグ監督のシュールなSF映像詩とも言うべき作品で、チープさはあるものの、その「異世界」感覚は一見の価値があると思う。

それ以外にも、デヴィッド・リンチ『ツイン・ピークス』や ロック・ミュージカル『ビギナーズ』、 ジム・ヘンソン監督の『ラビリンス/魔王の迷宮』大島渚『戦場のメリークリスマス』、 マーティン・スコセッシ監督の『最後の誘惑』 などが、著名な出演作品として知られているだろう。



しかし、デヴィッド・ボウイの映画として、たぶんこの作品『ジャスト・ア・ジゴロ』に言及される事はまず無いう。

この映画は、俳優でもあった デイヴィッド・ヘミングスが監督を務め、ドイツはベルリンの第一次世界大戦の終わりから第二次世界大戦の混乱期に、ボウイ演ずる主人公がジゴロとして生きる姿を描いたものだ。

例えば上のように「あらすじ」を要約してみた所で、この映画にとってストーリーは有って無いようなもので、ベルリンの世紀末の雰囲気と、イギリス的なアイロニーやシニカルな笑いを楽しむ映画だと思う。

さらにブッチャケ正直に言えば、映画としての出来は星2つでもサービスしすぎという気がする。
しかし、私がこの映画を見る目的は、デヴィッド・ボウイただ一点だ。

さきにいろいろボウイの出演映画を上げ連ねたが、デヴィッド・ボウイが最も輝いている映画としては、この作品にトドメをさす。

確かに『地球に落ちてきた男』は魅力的だ、しかし映画世界が確立されすぎて、あまりにも「宇宙人ボウイ」のイメージに乗っかりすぎている。

しかしこの『ジャスト・ア・ジゴロ』は人間デヴィッド・ボウイとして、軍服、タキシード、スーツなど、絢爛豪華なコスチューム・プレーを繰り広げ、さらに魅力的なのは、人間ボウイが日常の等身大に近い姿で動いているのが映画全編を通して見られることなのだ。

やはり、この作品以外の、俳優ボウイとして役になりきっている彼は、映画の中のパーツでしかないと感じる。
それは、映画としての完成度として、彼の出た『戦場のメリークリスマス』の方がずっと完成度が高い。
関連レビュー:俳優ボウイの証明
映画『戦場のメリークリスマス』
第二次世界大戦の東西文明の相克
大島渚監督、デヴィッド・ボウイ, 坂本龍一, ビートたけし出演

しかし、そこにいるデヴィッド・ボウイは、他の役者でも充分代替が可能だ。

つまり、この映画以外のデヴィッド・ボウイは映画に奉仕する存在として、使役されている。

しかしこの『ジャスト・ア・ジゴロ』は、デヴィッド・ボウイに映画が奉仕してる。デヴィッド・ボウイのために映画がひれ伏しているのだと言いたい。

なにせ、映画界の伝説マレーネ・ディトリッヒすら、背景程度の盛り上げ役なのだ―
<マレーネ・ディトリッヒの歌う『ジャスト・ア・ジゴロ』>

あ!今、気が着いたが、これはアイドルのプロモーションビデオと同じ撮り方ではないか。
いってみれば、アイドルがいろいろ服着て、食事したり、町をブラついて見たりという、アイドルの魅力を唯一の表現目的とする、映像と同じ作りではないか。

だから、この映画のボウイはファンにとってベスト作品なのである。
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映画『ジャスト・ア・ジゴロ』解説・考察


あくまで想像だが、この監督はデヴィッド・ボウイの妖しい魅力に憑りつかれた一人だと、疑っている。

デヴィッド・ボウイの名誉の為に言っておくが、デヴィッド・ボウイは男とか女とかにはこだわらない博愛主義者だ。
若くして、アンジーという女性と結婚していたが、ある日そのアンジーが帰ってくると、ベッドにボウイともう一人の男がいた。
その男とはザ・ローリング・ストーンズのボーカル「ミック・ジャガー」だったという。
更に奇奇怪怪なのはストーンズ・ナンバーとして珠玉の名曲、「アンジー」とはこのボウイの妻に対する愛を謳ったものなのである。
つまりこの人達は、ナンデモアリナノダ・・・・

さすがに芸術家、細かいモラルにコダワらないのである。

つまりこの監督もデヴィッド・ボウイ愛ゆえに、デヴィッド・ボウイが最も映えるシチュエーションで、気が済むまで着せ替え遊びをしたのかもしれない。

決して冗談ではない。
イタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティーの映画などは、自分の好きな「お稚児さん」のために、撮ったと言っても過言ではない。
関連レビュー:巨匠の愛する男達
『地獄に堕ちた勇者ども』
名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督のドイツ三部作
ナチスが覇権を握り出したドイツの男爵家の運命

また、オードリー・ヘップバーンの代表作として挙げられる『ティファニーで朝食を』などは、実は原作者のトールマン・カポティーがマリリン・モンロー演じさせたかった作品だったりする。
アメリカ映画:1961年
『ティファニーで朝食を』
オードリー・ヘップバーンを代表する名作
実はマリリン・モンローの演じる役だった!?


そんな、個人的な偏愛が込められた作品は、しばしば妖しい光を放つものだ―

いずれにしても、そう考えればこの映画が、デビッド・ボウイのための映画として成立している理由も判りやすい・・・・・

ま〜そんなこんなで、確かにこの映画はデヴィッド・ボウイ以外見るべきものもない凡作だといわざるを得ない。
しかし、たとえ、ダレが、何と言おうと、私はこのアイドル映画を愛する。

最も美しい『アイドル』ボウイがこの映画で永遠に息づいているからだ。

ま〜ど〜でもイインですけど、この映画のほかの出演者を書いときましょうか。

キム・ノヴァク、マリア・シェル、クルト・ユルゲンス、マルレーネ・ディートリッヒ、デイヴィッド・ヘミングスという何気にスゴイ人たちでしたが、たぶんちょっとしか出ていないと思う、あんまり覚えてないから。



posted by ヒラヒ・S at 17:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ドイツ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月22日

「カ行」タイトル一覧表

*過去のレビューから、カ行で始まるタイトルです。


日本・ロック音楽:1988年
RCサクセション『COVERS』
RCサクセション『COVERS』発売中止事件!!
ジャパニーズ・ロックの名盤

日本・ポップス音楽:1994年
原田知世『カコ』
女優原田知世の透明感あふれる名盤!
鈴木慶一プロデュースの、海外の60年代名曲カバー

アメリカ映画:1942年
映画『カサブランカ』
映画史に輝くハリウッドスターの古典的作品!
この脚本は何でこんなにメチャクチャなのか?

イタリア映画:1976年
映画『カサノバ』
名匠フェデリコ・フェリーニが描く、世紀のナンパ師の一生
ドロドロコテコテの高カロリー映像!!

日本映画:2000年
黒澤清監督『カリスマ』
森を破壊する木「カリスマ」をめぐる争いに巻き込まれた刑事の運命
監督は『CURE/キュア』『東京ソナタ』の黒沢清

イタリア映画:1972年
映画『ルードヴィヒ神々の黄昏』
貴族監督ルキノ・ヴィスコンティの描く王の黄昏
ルートヴィヒ二世悲劇を通し現代に訴えるものとは?

日本映画:1986年
映画『火宅の人』
無頼派の小説家・檀一雄の同名小説を深作欣二監督が映画化!!
『仁義無き戦い』の深作欣二が人間の業を描いた秀作

フランス映画:1985年
『華氏451度』
フランス映画の巨匠、フランソワ・トリフォーのSF映画
どうしたトリフォー!?不完全燃焼の理由を追及

英国・ロック音楽:1977年
セックス・ピストルズ『勝手にしやがれ!!』
パンクロック見参!「金玉ヤローなんか、気にすんな!」
パンクのパワーが炸裂する歴史的傑作!

フランス映画:1959年
映画『勝手にしやがれ』
世界を熱狂させた、ヌーヴェルヴァーグ宣言
ジャン・リュック・ゴダール監督の歴史的デビュー作

関連レビュー:サイレントのホラー
映画『カリガリ博士』
ホラー映画の歴史に名を刻む古典
ドイツ表現主義の代表作

アメリカ映画:1974年
映画『華麗なるギャツビー』
米文学の代表作をロバートレッドフォード主演で描く
アメリカ社会の夢と挫折を描く

日本映画:2010年
『川の底からこんにちは』
満島ひかり 主演の、平成『スポコン』娘!!
がんばる元気をくれる傑作人間コメディ

フランス映画:1990年
映画『髪結いの亭主』
パトリス・ルコント監督のフランス式官能人生の感想・解説
ラストのヒロインの行動はなぜ?に回答

フランス映画:2009年
映画『風にそよぐ草』
巨匠アラン・レネの描く不思議な三角関係の行方!!
何を言っているのか分からない作品を解説

関連レビュー:昭和の団塊世界の家庭崩壊
森田芳光『家族ゲーム』
核家族の崩壊を描いた昭和の真実
松田優作主演、森田芳光監督の難解映画を解説!

香港映画:2000年
『花様年華』
香港を舞台に描く不倫の恋に揺れる男女
世界各国で映画賞に輝く、恋愛劇の傑作!

イタリア映画:2013年
映画『鑑定士と顔のない依頼人』
謎が謎を呼ぶ、鑑定士と依頼人の恋の行方
ジェフリー・ラッシュ主演、ジュゼッペ・トルナトーレ監督作品

フランス映画:1965年
『気狂いピエロ』
監督ジャン=リュック・ゴダールの代表作。
ヌーヴェル・ヴァーグの反米宣言!感想・解説・あらすじ・意味

アメリカ映画:2004年
映画『キッド』
チャップリンのサイレント喜劇の革命!!
喜劇と人情話の融合の生まれたわけとは?

関連レビュー:ラース・フォン・トリアー監督の鬱映画
映画『奇跡の海』
世界中の映画賞を獲得した感動作
現実にのたうつ人間に訪れた奇跡とは?

アメリカ・イギリス合作映画:2010年
『キック・アス』
舞い降りたリアル・アニメ・ヒーロー
オーロラ姫と魔女の物語

アメリカ映画:2004年
『きみに読む物語』
実話を元にした「恋の奇跡、愛の永遠」の物語
ニック・カサヴェテス監督によるライアン・ゴズリング出世作

日本映画:2012年
『桐島、部活やめるってよ』
スクールカーストのリアリティーを描いた名作
平成時代の青春群像

アメリカ映画:2004年
『キャスト・アウェイ』
トム・ハンクスの壮絶サバイバル・アドベンチャー
1人芝居の行方と日本の社会との関係

アメリカ映画:1981年
『キャット・ピープル』
ナスターシャ・キンスキーの猫族の娘
映画とラストソングの組み合わせの力

アメリカ映画:2008年
『キャデラックレコード』
伝説のチェス・レコード社長とブルースシンガーの相克
ブルースの歴史と名演紹介

アメリカ映画:1993年
『ギルバート・グレープ』
ジョニー・デップ&レオナルド・ディカプリオ共演
自己犠牲は人を幸福にするのかを問う映画

イギリス映画:2004年
『キング・アーサー』
イングランド伝説アーサー王を新たな視点で語る!
クライブ・オーウェンとキーラ・ナイトレー主演

日本映画:2013年
『清洲会議』
三谷幸喜監督の描く織田家の跡取り騒動!
オールスターキャストで贈る、秀吉の天下取り

アメリカ映画:1973年
『北国の帝王』
大恐慌時代のオヤジ達のガチンコ・プライド祭!!
監督ロバート・アルドリッチの描く男達の死闘

アメリカ映画:1990年
『グッド・フェローズ』
マーティン・スコセッジ監督の実話マフィア・ゲス映画!?
ロバート・デ・ニーロ, ジョー・ペシなど個性派の演技

アメリカ映画:2004年
映画『クラッシュ』
アメリカ合衆国の人種対立の悲劇と希望
2005年度アカデミー作品賞、脚本賞、編集賞に輝く作品

日本映画:2002年
映画『グラン・ブルー』
実話を元にしたフリーダイビングに魅せられた男達
監督リュック・ベッソンと俳優ジャン・レノの出世作!

イギリス・ドイツ合作映画:2013年
映画『グランド・ブタペスト・ホテル』
技巧を凝らした欧州レトロ・ファンタジー
監督ウェス・アンダーソンとマニエリスム批判

アメリカ映画:1932年
映画『グランドホテル』
大恐慌時代に撮られた映画史に残る古典映画!
脚本「グランドホテル様式」を生んだオールスター映画

アメリカ映画:1999年
『グリーンマイル』
フランク・ダラボン監督&スティーブン・キング原作&トム・ハンクス
刑務所の死刑囚舎房で起きた奇跡とは?

ジャズ音楽:2004年
『グリニッジ・ヴィレッジのアルバート・アイラー』
ニューヨーク派フリー・ジャズの魂の慟哭のライヴ!
34歳の若さで夭逝した天才アルバート・アイラーの名盤

アメリカ映画:2017年
映画『グレイテスト・ショーマン』
ヒュー・ジャックマン主演の感動ミュージカル
実在のPTバーナムとそのサーカス団員の姿とは?

イギリス映画:2000年
『クレアモントホテル』
ロンドンの街角で老婦人と青年が出会うとき・・・・
老いることへ前向きになれる、ハートウォーミングムービー

フランス映画:1959年
『黒いオルフェ』
ブラジル・カーニバルの魔術的な夜!
少女キキの魔女見習い成長スト―リー

日本映画:2004年
『クローズゼロ』
伝説の漫画「クローズ」オリジナルストーリーで映画化!
小栗旬、黒木メイサ、桐谷健太、山田孝之などオールスターけんか映画!

アメリカ映画:1980年
『グロリア』
元祖ハンサム・ウーマンの子連れ旅
監督ジョン・カサベテス主演ジーナ・ローランズ

関連レビュー:ゴダール監督の共産主義思想
映画『軽蔑』
ヌーベル・バーグの旗手が掲げた反資本主義!
ハリウッド映画の新たなビジネスモデルとは?

アメリカ映画:1972年
『激突!』
スピルバーグ監督の映画でデビュー作
あおり運転の恐怖!巨大トラックの正体とは?

ジャズ音楽:1975年
『ザ・ケルン・コンサート』
天才ジャズ・ピアニスト、キースジャレットの名盤
究極の美に満たされた完全即興ソロ・コンサート

日本映画:2002年
ヒース・レジャーの『恋のからさわぎ』
アメリカ高校生「リア充」物語!あらすじ・感想・解説
ヒース・レジャー主演の底抜けに明るい恋愛ドラマ

クラッシク音楽:2014年
『交響曲第1番《HIROSHIMA》』

盗作?佐村河内事件を巡る芸術論
鑑賞行為と評価の個人的責任の立脚点とは?

アメリカ映画:2014年
『告発の行方』
レイプ被害者の戦いの真実!ミートゥー運動のさきがけ!
ジョディ・フォスターのアカデミー賞に輝く渾身の演技

日本文学:2002年
夏目漱石『こころ』
明治日本の近代の「心」を描いた古典
文豪・夏目漱石の名作を徹底解説

日本映画:1954
映画『ゴジラ』
その祟り神の現れた理由と、日本の戦後
日本特撮映画のエポックメイキングとなった元祖怪獣映画

アメリカ映画:2001年
『50回目のファースト・キス』
短期記憶喪失障害を抱えているルーシーのラブ・ストリー
ハワイを舞台にした、ハートフル恋愛ドラマ

アメリカ映画: 2017年
実写版『ゴースト・イン・ザシェル』
日本アニメ「ゴースト・イン・ザ・シェル」のハリウッド実写作品!!
スカーレット・ヨハンソン 、 ビートたけし出演

ロック音楽:2001年
『ゴッデス・イン・ザ・ドアウェイ』
豪華ゲストと歌うミック・ジャガーのソロアルバム
ソロアルバムが示すストーンズというバンドの魔力

イタリア映画:1282年
映画『ゴッドファーザー』
イタリア・マフィアの闘いを描く古典的傑作!
イタリア系移民の苦闘と家長の行方とは?

日本映画:2002年
映画『御法度』
『戦場のメリークリスマス』の大島渚監督作品
新撰組の男色事件を描く、松田龍平のデビュー作

日本アニメ:2013年
映画『言の葉の庭』
クリントイーストウッド監督が描く3人の少年
小さな事件が起こす大きな波紋

 


posted by ヒラヒ・S at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | カ行タイトル索引表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする