2018年11月20日

英BBCが『100本の偉大なアメリカ映画』を発表!世界の評論家が選んだベスト・ハリウッド映画

イギリスBBCが『100本の偉大なアメリカ映画』を100本選出!!!

BBCは定期的に映画に対する深い洞察と敬意に満ちた記事を載せてくれて、一映画ファンとして心打たれるものがあります。
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今回は、ハリウッドなどアメリカ製映画のベスト100の発表と言うことで、映画の歴史を担って来たハリウッド製作品がリストに並んでいます。

まずはBBCの、当プロジェクトを総括した文章を以下に紹介します。
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『100本の偉大なアメリカ映画』
BBC文化部(カルチャー)は、これまでに作られた最高のアメリカ映画を決定するために世界中の映画批評家に投票を依頼しました。結果は驚くべきことでした―『風と共に去りぬ』は97番目に登場します。

2015年7月20日

アメリカの映画は、ずっと素晴らしいの輸出品の一つでした。トーマス・エジソンの1980年中ごろの革新以来、米国はハリウッドの大衆的な娯楽作品から、独立系の前衛的な映画まで、常に映画発展に強大な役割を果たしてきました。米国に多大の影響を受けてきた、その世界的に最も人気のある芸術作品という認識に基づき、BBCカルチャーは、62人の国際映画批評家を対象に、偉大な100本のアメリカ映画を決定しました。

これは全世界の映画制作に影響を与えた1国民の映画の伝統であるため、我々はアメリカ映画に関して世界的な視点を得ることも重要だと思いました。
私たちが投票依頼をしたのは世界中で居住し働く、ヨーロッパや南米、オーストラリア、インド、中東に至る、もちろんアメリカも含む批評家達です。他の出版社や団体が行ってきたこれまでの映画調査では、アメリカの映画のみに限定していなかったり、あるいは批評の意見に関わりなく、米国の映画産業の貢献者による投票でした。私たちが依頼した批評家の何人かは、新聞や雑誌、または放送局や書籍による映画評論家です。
しかし、なにをアメリカの映画として定義すべきでしょうか?このアンケートの目的に従えば、それは米国資本から資金提供を受けたあらゆる映画です。それらの映画の監督は、米国生まれである必要はありません。実際、リストの32本の映画は、他国で生まれた映画制作者によって監督されました。
参加した各評論家は10本の映画リストを上げます。1位の映画に選ばれたら10点、それ以外は順位毎に1点を減らされます。全ポイントが加算され、最終的なリストが作成されました。批評家は、エモーショナルな層で感じる、彼らの感覚で10の映画のリストを提出することが奨励されました。これが結果です。

以上、大幅に意訳してます。原文はこちら⇒「The 100 greatest american-films」

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英BBC『100本の偉大なアメリカ映画』リスト



という事で、いよいよベスト100をご紹介!
当ブログで記事にした映画にはリンクが貼ってありますので、良かったらお読みください。

○映画リストに合わせてBGMに『ライムライト / テリーのテーマ 』はいかが?

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100.地獄の英雄(ビリー・ワイルダー、1951年)
99.それでも夜は明ける(スティーブ・マックイーン、2013年)
98.天国の門(マイケル・チミノ、1980年)
97. 風と共に去りぬ(ヴィクター・フレミング、1939年)
96.ダークナイト(クリストファー・ノーラン、2008年)
95.我輩はカモである(レオ・マッケリー、1933年)
94 25時(スパイク・リー、2002年)
93.ミーン・ストリート(マーティン・スコセッシ、1973年)
92.狩人の夜(チャールズ・ロートン、1955年)
91. E.T.(スティーブン・スピルバーグ、1982年)
90.地獄の黙示録(フランシス・フォード・コッポラ、1979年)
89.孤独な場所で(ニコラス・レイ、1950年)
88.ウエスト・サイド物語(ロバート・ワイズとジェローム・ロビンズ、1961年)
87.エターナル・サンシャイン(ミシェル・ゴンドリー、2004年)
86.ライオンキング(ロジャー・アレーズ 、ロブ・ミンコフ、1994年)
85.ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(ジョージ・A・ロメロ、1968年)
84.脱出(ジョン・ブアマン、1972年)
83.赤ちゃん教育(ハワード・ホークス、1938年)
82.レイダース/失われたアーク《聖櫃》(スティーブン・スピルバーグ、1981年)
81.テルマ&ルイーズ(リドリー・スコット、1991年)
80.若草の頃(ヴィンセント・ミネリ、1944年)
79.ツリー・オブ・ライフ(テレンス・マリック、2011年)
78シンドラーのリスト(スティーブン・スピルバーグ、1993年)
77.駅馬車(ジョン・フォード、1939)
76.スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(アーヴィン・カーシュナー、1980年)
75.未知との遭遇(スティーブン・スピルバーグ、1977年)
74.フォレスト・ガンプ/一期一会(ロバート・ゼメキス、 1994年)
73.ネットワーク(シドニー・ルメット、1976年)
72.上海ジェスチャー(ジョセフ・フォン・スタンバーグ、1941年)
71.恋はデジャ・ブ(ハロルド・ライミス、1993年)
70.バンドワゴン(ヴィンセント・ミネリ、1953年)
69.コヤニスカッツィ/平衡を失った世界(ゴッドフリー・レッジョ、1982年)
68.汚名(アルフレッド・ヒッチコック、1946年)
67.モダン・タイムス(チャーリー・チャップリン、1936年)
66.赤い河(ハワード・ホークス、1948年)
65.ライトスタッフ(フィリップ・カウフマン、1983年)
64.大砂塵(ニコラス・レイ、1954年)
63.ラヴ・ストリームス(ジョン・カサヴェテス、 1984年)
62.シャイニング(スタンリー・キューブリック、1980年)
61.アイズワイドシャット(スタンリー・キューブリック、1999年)
60.ブルーベルベット(デヴィッド・リンチ、1986年)
59.カッコーの巣の上で(ミロス・フォアマン、1975年)
58.桃色の店(エルンスト・ルビッチ、1940年)
57.ウディ・アレンの重罪と軽罪(ウディ・アレン、1989年)
56.バック・トゥ・ザ・フューチャー(ロバート・ゼメキス、1985年)
55.卒業(マイク・ニコルズ、1967年)
54.サンセット大通り(ビリー・ワイルダー、1950年)
53.グレイ・ガーデンズ(メイスルズ兄弟、1975年)
52.ワイルドバンチ(サム・ペキンパー、1969年)
51.黒い罠(オーソン・ウェルズ、1958年)
50.ヒズ・ガール・フライデー(ハワード・ホークス、1940年)
49天国の日々(テレンス・マリック、1978年)
48. 陽のあたる場所(ジョージ・スティーヴンス、1951年)
47.マーニー(アルフレッド・ヒッチコック、1964年)
46.素晴らしき哉、人生!(フランク・キャプラ、1946年)
45.リバティ・バランスを射った男(ジョン・フォード、1962年)
44.キートンの探偵学入門(バスター・キートン、1924年)
43. 忘れじの面影(マックス・オフュルス、1948年)
42. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(スタンリー・キューブリック、1964年)
41.リオ・ブラボー(ハワード・ホークス、1959年)
40.午後のメッシュ(マヤ・デレンとアレクサンド・ハミッド、1943年)
39.國民の創生(D.W.グリフィス、1915年)
38.ジョーズ(スティーブン・スピルバーグ、1975年)
37.悲しみは空の彼方に(ダグラス・サーク、1959年)
36.スター・ウォーズ(ジョージ・ルーカス、1977年)
35.深夜の告白(ビリー・ワイルダー、1944 年)
34. オズの魔法使い(ビクター・フレミング、1939年)
33.カンバセーション…盗聴(フランシスフォード・コッポラ、1974年)
32.レディ・イブ(プレストン・シュタージュ、1941年)
31.こわれゆく女(ジョン・カサヴェテス、1974年)
30. お熱いのがお好き(ビリー・ワイルダー、1959年)
29.レイジング・ブル(マーティン・スコセッシ、1980年)
28.パルプ・フィクション(クエンティン・タランティーノ、1994年)
27.バリー・リンドン(スタンリー・キューブリック、1975年)
26. Killer of Sheep(チャールズ・バーネット、1978年、日本未公開)
25.ドゥ・ザ・ライト・シング(スパイク・リー、1989年)
24.アパートの鍵貸します(ビリー・ワイルダー、1960年)
23.アニー・ホール(ウディ・アレン、1977年)
22.グリード(エリッヒ・フォン・シュトロハイム、1924年)
21.マルホランド・ドライブ(デヴィッド・リンチ、2001年)
20.グッドフェローズ(マーティン・スコセッシ、 1990年)
19.タクシードライバー(マーティンスコセッシ、1976年)
18.街の灯(チャーリーチャップリン、1931年)
17.黄金狂時代(チャーリーチャップリン、1925年)
16.ギャンブラー(ロバートアルトマン、1971年)
15.我等の生涯の最良の年(ウィリアム・ワイラー、1946年)
14.ナッシュビル(ロバート・アルトマン、1975年)
13.北北西に進路を取れ(アルフレッド・ヒッチコック、1959年)
12.チャイナタウン(ローマ・ポランスキー、1974年)
11.偉大なるアンバーソン家の人々(オーソン・ウェルズ、1942年)
10.ゴッドファーザー・パートII(フランシス・フォード・コッポラ、1974年)
9.カサブランカ(マイケル・カーティス、1942年)
8.サイコ(アルフレッド・ヒッチコック、1960年)
7.雨に唄えば(スタンリー・ドーネンとジーン・ケリー、1952年)
6.サンライズ(F・W・ムルナウ、1927年)
5. 捜索者(ジョン・フォード、1956年)
4.2001年宇宙の旅(スタンリー・キューブリック、1968年)
3.めまい(アルフレッド・ヒッチコック、1958年)
2.ゴッドファーザー(フランシス・フォード・コッポラ、1972年)
1.市民ケーン(オーソン・ウェルズ、1941年)


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英BBC『100本の偉大なアメリカ映画』リストの感想


このリストを見ると、1位に輝いた『市民ケーン』を始め「古典作品」が並んでいる印象があります。

このリスト作成に参加した評論家の仕事とは、いろいろな側面があるにせよ、ある映画の価値を「歴史=映画史」的な文脈で位置づける事だとすれば、古典とは往々にして映画史上に新たな「意匠=デザイン」を加えた作品であるため、必然的に選ばれる率が高くなるのでしょう。

そういう意味では、このリストにある作品は、現代映画の礎になった作品群だと感じます。

ここにある映画を見ておくと、現代で新たに封切られる映画の「祖先=オリジン」も、このリストの中のある作品だったと発見する喜びが生まれるかもしれません。

関連レビュー:オスカー受賞一覧
『アカデミー賞・歴代受賞年表』
栄光のアカデミー賞:作品賞・監督賞・男優賞・女優賞
授賞式の動画と作品解説のリンクがあります。
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posted by ヒラヒ・S at 16:36| Comment(0) | 映画情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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