2017年11月09日

映画『許されざる者』(2013年)渡辺謙主演リメイク・再現ストーリー/あらすじ・ネタバレ・ラスト・結末感想

日本版『許されざる者』(ネタバレあらすじ・ストーリー 編)


製作国:日本
製作年2013年
上映時間135分
監督:李相日
アダプテーション脚本:李相日
オリジナル脚本:デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ

評価:★★☆   2.5点



この映画『許されざる者』は、クリントイーストウッド監督主演でアカデミー作品賞を獲得した1992年のハリウッド映画のリメイクです。
その設定を忠実に日本に置き換えて、セリフまで原典をなぞる位、誠実に再現していることに頭が下がります。
渡辺謙をはじめ実力派の俳優と、李相日監督の演出により重厚な一本に仕上がっていると感じました・・・・・・

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映画『許されざる者』出演者

yuru-cast.png釜田十兵衛(渡辺謙)/大石一蔵(佐藤浩市)/馬場金吾(柄本明)/沢田五郎(柳楽優弥)/なつめ(忽那汐里)/お梶(小池栄子)/北大路正春(國村隼)/堀田佐之助(小澤征悦)/堀田卯之助(三浦貴大)/姫路弥三郎(滝藤賢一)/秋山喜八(近藤芳正)

映画『許されざる者』予告


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映画『許されざる者』あらすじ



幕末、江戸から明治への過渡期、新政府による幕府残党狩りは蝦夷にまで及んでいた。
そんな過酷な追手から逃げる、"人切り十兵衛"と恐れられた釜田十兵衛(渡辺謙)は、時に敵に反撃を加えその兵糧を奪いその命を長らえていた。
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yuru-faceCut.jpg時は過ぎ、1880年(明治十三年)の北海道・鷲路村。
1階が飲み屋で2階が女郎宿になった店で、若い女郎・なつめ(忽那汐里)の顔に傷を負わせるという事件が起こった。

スクリーンショット 2017-11-08 14.58.49.png開拓民の堀田佐之助(小澤征悦)が、なつめに男性器を嘲笑され、怒り斬りつけたのだ。
そのあげく、今は弟・卯之助(三浦貴大)ともども捕縛され、店の土間に据えられていた。

警察署長を務める大石一蔵(佐藤浩市)は、お梶(小池栄子)を筆頭に女達がいきり立つのを沈め、馬6頭で女郎宿の主人・秋山喜八(近藤芳正)と示談とし、事件を収束させる。
納得がいかないお梶達は金を出し合って、卯之助と佐之助に1000円の懸賞金を賭けた。

幕末の動乱を乗り切った釜田十兵衛は、今は子どもたち2人と、細々と農業をして暮らしていた。
幕末には人斬り十兵衛≠ニ呼ばれた男も、北海道でアイヌ女性と結婚し、妻に先立たれてからは日々の困窮生活に四苦八苦していた。
そんな十兵衛を訪ねて来たのは、共に佐幕派として戦った馬場金吾(柄本明)だった。
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金吾は十兵衛に、1000円の懸賞金の話をし、2人で賞金首を獲ろうと持ちかける。
一度は断った十兵衛だが、背に腹は代えられず、賞金欲しさに息子と娘を残し旅立つ。
旅をする2人に、アイヌ出身の沢田五郎(柳楽優弥)という若者も加わり、3人は連れだって鷲路村に向かった。
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yuru-danmura.jpgその頃、鷲路村に懸賞金目当ての旧士族、北大路正春(國村隼)と名乗る、武士を誇りにする男が乗り込んできた。
警察署長の大石一蔵は、北大路から刀を取り上げ、何度も蹴り上げ全身傷だらけにしたあげく、村から追放した。

北大路に連れられて村に入った、物書きの姫路弥三郎(滝藤賢一)は、一蔵に興味を持ち村に残った。

十兵衛達3人は鷲路村へ到着し、馬場金吾と沢田五郎が女郎に話を聞きに行き、飲み屋に十兵衛一人残った。yuru-bar.jpg
それを見つけた一蔵は、十兵衛も容赦なく打ち据え、さらに"人切り十兵衛"だと知ると、割った瓶で十兵衛の頬に悪人だと知れるようにと、頬に長い傷を刻んだ。

十兵衛は這って外へ出るのがやっとの状態で、その後3日間意識が戻らなかった。
ようやく介抱していた女郎なつめの力もあって回復し、十兵衛達3人はついに復讐に乗り出す。

弟・卯之助が猟に出たところを、金吾が銃で撃つが止めを刺すことが、どうしてもできなかった。
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見かねた十兵衛が止めを刺した。
金吾はもう人殺しはできない自分を知り、猟銃を十兵衛に渡して二人のもとを去った。

yuru-kawaya.jpg残った2人は、残る賞金首、兄の佐之助を狙った。
厠で用を足そうと佐之助が入った所を、五郎が急襲し銃で佐之助を射殺した。


スクリーンショット 2017-11-08 14.16.47.pngしかし、その頃一足先に去った金吾が、警察署長・大石一蔵に捕まっていた。
金後は殴る蹴るの拷問を加えられたが、口を割らなかった。

一蔵は更に激しく責め立て、ついに金吾の命を奪った。

一方、十兵衛は懸賞金を待つ間に、五郎の初めての殺人だと聞かされた。
そこに、なつめが金を持って来て、さらに金吾の死と最期の様子を知らせた。
十兵衛は、金を五郎となつめに託すと、彼の2人の子の世話を頼んだ。
そして、十兵衛は女郎宿へと向かった・・・・・・

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以降の文章に

映画『許されざる者』ネタバレ

があります。

酒場兼女郎屋の門の柱に、金吾の遺体が吊るされて凍っていた。
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酒場では明日の山狩りの算段について、警察署長・大石一蔵を中心に沸き立っていた。
十兵衛が店に入ると、一転水を打ったような静けさに包まれた。
十兵衛は店主を探し出すと、その店主・喜八を殺した。
そして、大石一蔵と対峙した十兵衛は、激しく切り結びついに一蔵を倒した。
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現場にいた物書きの姫路に、十兵衛は「ありのまま書け。但し、女郎とアイヌのことは、もし書いたらどこまででも追いかけて殺す」と警告し外に出た。
酒場に火の手があがり燃え上がる中、女郎たちに囲まれた金吾の遺体に、十兵衛は「地獄で待ってろ」と言い去った。
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映画『許されざる者』ラスト・シーン


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五郎となつめは十兵衛の子の待つ家へと向かった。
そこで2人は、子供たちを育て、暮らした。


十兵衛は吹雪の中、1人歩き続ける。
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購えない罪を刻み込むように・・・・・
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映画『許されざる者』結末感想


実を言えば、オリジナル版と最も違うのはこのラストでしょう。
オリジナルはハッピーエンドと言って良いモノでしたが、この日本版のラストが描いたものは悲劇だと感じます。
やはり、この映画とイーストウッド版は、違うテーマ性を持った映画で、だとすればここまでオリジナル版に義理立てをする必要があったのかと疑問に思うのです・・・・・・・・・


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posted by ヒラヒ・S at 17:28| Comment(0) | 日本映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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