2017年11月24日

映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』再現ストーリー/あらすじ・ネタバレ・ラスト・結末

リップヴァンウィンクルの花嫁(ストーリー・あらすじ編)



製作国 日本
製作年 2016
上映時間 180分
監督 岩井俊二
脚本 岩井俊二


評価:★★★☆  3.5点



この日本映画は岩井俊二監督の、リリシズムに、一片の苦味を足した物語のように感じます。
インターネット空間でつながった関係が、現実空間で痛みと変わる、そんなヒロインを黒木華が透明感を持って演じています・・・・・・

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映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』あらすじ



皆川 七海(黒木華)は、都会の街角でインターネットサイトで知り合った相手・鶴岡 鉄也(地曵豪)と、初めての待ち合わせをしていた。
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そして、出会った二人は、恋人同士になった。

七海はSNSに書き込む。
ワンクリックで買い物をするように、あっさり手に入った彼氏で、彼からしても簡単な女なのだろうと。

七海は正式採用を目指して中学校の臨時教師をし、コンビニや、ネットで授業をするバイトもしていた。
ある日学校で、生徒たちが七海の声が小さいと、マイクで授業をして欲しいと言った。
本当にマイクで授業をした七海は、それがきっかけで臨時教師をクビになった。

そんな七海は、彼との結納の日を迎える。
鶴岡 鉄也の母・カヤ子(原日出子)と七海の父・皆川 博徳(金田明夫)と母・晴海(毬谷友子)も顔を揃えた。
無事に両家の挨拶もすんだが、実は七海の両親はすでに離婚していることは秘密にしていた。
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七海は結婚を機に教師を止め、結婚し主婦になる道を選んだ。
しかしネット授業の登校拒否の女生徒だけは七海に教えて欲しいと、ネットを介しての授業を続けることになった。

rip-ayano.jpg結婚式では、七海側の親族友人が少なく、披露宴の席が釣り合わない。
そこで七海はSNSで聞いた「なんでも屋」の安室に、結婚式の代理出席サービスを依頼する。

何とか式は終わり、2人の新婚生活が始まった。
しかし部屋の掃除中、女物のピアスを見つけた七海は、夫の浮気を疑い「なんでも屋」の安室に会い調査を依頼する。


そんなある日、自分の彼女と夫鶴岡が浮気しているという男性が、部屋に押しかけてくる。rip-uwaki.png
その日は帰ったものの、その男からホテルに呼び出された七海は、浮気の腹いせに肉体関係を求められた。

七海はホテルのバスルームに入ると、携帯から安室に助けを求めた。
七海がシャワーを浴びると時間稼ぎをする中、安室がホテルにやって来た。
だが、安室と男は共謀して七海をワナにはめたのだった。
そうとは知らない七海は、安室に助けられたと信じ、感謝した。

そんな時、夫・鶴岡家の実家に法事で行った。
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そこで七海は、両親の離婚、式の代理出席、更にはホテルで男と会っているカメラ映像まで持ち出され、義理の母から厳しく問い詰められる。

そして七海は抗弁するものの、夫の浮気の証拠もいつの間にか消えており、自らの潔白を証明できず、離婚を言い渡された。
翌日、七海は東京の結婚生活を送る新居から追い出された。
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ひとまずホテルに投宿した七海は、そのホテルでルームメイクのパートの職を得た。
rip-hara.pngそこに安室が訪ねて来て、夫の浮気調査報告を受けたが、七海はもう離婚したと話した。
それを聞いた安室は、鶴岡の母が仕組んだ「別れさせ屋」の仕事に違いないと言った。
夫鶴岡の調査で、マザコンで、母と豪華な食事をし、七海不在時に部屋を訪れていた事実を知らされる。

そんな安室から、七海は結婚式の代理出席のバイトを紹介された。
そこで、女優だという里中真白と出会い、2人は意気投合し酒を飲み、カラオケを歌った。
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また安室がやって来て、七海が「住込みメイド」として豪邸を毎日掃除をするだけで、月100万貰えるというバイトを紹介する。
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七海は有り得ないと警戒するが、安室は依頼主の意向だから何も問題ないと説得し、七海も承諾した。

屋敷の広間は、パーティーが終わった後の乱雑な状態で、部屋の上階にはオーナーの趣味の有毒生物がいた。
部屋を掃除し有毒生物の世話を、メイド服を着て日々家事をこなす七海。
そこに里中真白も加わって、2人は姉妹のようにお揃いのメイド服を着て、共に邸の家事をして、夜は同じベッドで寝た。
時には自転車で買い物をし、花火を2人楽しんだ。
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そんな真白は、女優の仕事だと言って外出することが多かった。

rip-sick.pngしかしある朝、真白に電話がかかって来たが、出ることもできないほどの熱で苦しんでいた。
その電話の相手は恒吉冴子(夏目ナナ)という女性で、駆け付けた彼女と真白を車に乗せ病院に連れて行こうとするが、仕事に行くと何度も言う真白は撮影現場で車を降りた。

七海は恒吉から、真白がAV女優で、あの屋敷も撮影に使って気に入った彼女が借りているのだと、初めて聞かされた。

安室に真相を訪ねると、真白が七海の雇い主で、友達がほしかったのだと明かした。
その夜、仕事を終え真白を迎えて、七海は「この仕事を止める。お金を大事にして、体を気遣って。」と真白に語りかける。
そして真白に、安い部屋を借りて2人で暮らそうと提案した・・・・・・・

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映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』予告

映画『リップヴァンウインクルの花嫁』出演者

皆川 七海(黒木華)/安室 行舛(綾野剛)/里中 真白(Cocco)/鶴岡 カヤ子(原日出子)/鶴岡 鉄也(地曵豪)/高嶋 優人(和田聰宏)/滑(佐生有語)/皆川 博徳(金田明夫)/皆川 晴海(毬谷友子)/恒吉 冴子(夏目ナナ)/里中 珠代(りりィ)
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以降の文章には

映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』ネタバレ

があります。ご注意ください。


2人は町に出てアパートを捜し、部屋を決めた。
そして、見かけたブライダルショップでウェディングドレスを試着して、2人とも購入した。
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そして、そのまま記念写真を撮影できると聞き、2人で並んで写真に収まる。
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更にはチャペルに入り、眼に見えない指輪の交換をする。

2人はウェディングドレスのまま邸に帰り、心ゆくまでパーティーを楽しんだ。
そして、ベッドに入り言葉を交わした。
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真白は「世界に優しさが満ちている」「なぜそれをお金を払って買えないの」かと七海に語りかけた。
「お金で買わなければ耐えられない」と言った。
そして七海に口づけをして、真白は「一緒に死んでくれる」とたずねた。
七海は「それでいい」と答えた。
そして、何度も「愛している」と言い交しながら眠りについた。


翌朝、安室が葬儀屋と共に、邸の前に来た。
Rip-sucide.png真白の安室に対する真の依頼とは、共に死んでくれる相手を見つけ、2人の葬儀を終える事だった。
しかし、真白は有毒生物イモガイを握りしめ自殺していたが、七海は生きていた。

2人が死んでいるものと信じていた安室は、七海が動いたので、驚き、狼狽した。
安室は、真白から自殺のメッセージが入り、急ぎ駆け付けたとその場を取り繕った。
七海は真白の死が信じられず、何度も何度も呼びかけた。

真白の葬儀が執り行われ、彼女が末期癌に侵されていて、余命わずかだったと仕事仲間から語られた。
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真白の遺骨は引き取り手がなく、七海と安室は真白の母のもとへ向かう。

rip-riri.jpg真白の母は2人にコップ酒を勧め、自らも流し込んだ。
安室は葬儀の諸費用の清算を、事務的に進めていく。
真白の母は、彼女はもう自分の娘ではない、縁を切ったと言う。

そして飲むほどに乱れだし、こんな顔に産んだ覚えはない、AV譲という仕事をどうやったらできるのかと愚痴り出した。
そして、自ら服を脱ぎ、裸になり泣きながら「恥ずかしい」「恥ずかしい」と口にした。Rip-naked.png

見ていた安室も泣きながら、服を脱ぎだし「本当だ。恥ずかしい」と言いながら、酒をがぶ飲みした。
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七海は裸で泣きながら飲む2人の様子を見ながらに、自らも泣き笑いをしながら酒を飲んだ。


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映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』ラスト



一人暮らしを始めた七海は、インターネットの授業をした。
引きこもりの教え子は、東京に行ってみたいと口にした。
七海は来たら案内してあげると返す。
そんな時、安室が訪ねてきて、粗大ゴミだが使える家具を選べと言う。
そして最後の給料を七海に渡した。

安室を見送った七海は、光の溢れる部屋の中一人座り、そしてベランダへ出た。

真白が見えない指輪を嵌めてくれた薬指を見つめた。
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そこには都会が広がっていた・・・・・・・・


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posted by ヒラヒ・S at 17:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。
そういえばレビュアンさんどうしたろう?と思い来ました。
相変わらず濃厚な記事を書いてるようで良かったです。
この映画長いっすよね!最後まで観て素晴らしいレビュー!
流石っすね(^^♪
Posted by いごっそう612 at 2017年11月24日 21:27
ど〜も(^^)お久しぶりです。コメントありがとうございますm(__)m
いごっそうさんのブログは、日々進化していますね〜圧倒されます。そろそろブログで生活が可能になったのではないデスか?

しかし、ともちんさんを含め懐かしいですね〜
ホントに遮二無二毎日アップして・・・・・・やはりあの時期が有って、いごっそうさんのお陰で、鍛えていただいたと個人的には思っています。
今は楽しみながら、地道にやっております。
私も、今度お邪魔しますので、又いろいろ教えてください(^^)
Posted by ヒラヒ・S at 2017年11月24日 22:37
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